擬宝珠

デジタル大辞泉

ぎ‐ぼうし【擬宝^▽珠】

読み方：ぎぼうし

《「ぎぼうしゅ」の音変化》

１ 「ぎぼし（擬宝珠）1」に同じ。

２ キジカクシ科ギボウシ属の多年草の総称。山地に生え、葉は根際から群がり出る。夏、花茎の上部に紫色または白色の漏斗状の花を総状につける。日本から中国にかけて分布。オオバギボウシ・コバギボウシなどがあり、園芸品種は多い。ぎぼし。《季 夏》

コバギボウシ

植物のギボウシ

ぎ‐ぼうしゅ【擬宝珠】

読み方：ぎぼうしゅ

⇒ぎぼし（擬宝珠）1

ぎ‐ぼし【擬^▽宝^▽珠】

読み方：ぎぼし

《「ぎぼうしゅ」の音変化》

１ 欄干などの柱の上端につける宝珠形の装飾。青銅製が多い。宝珠頭(ほうじゅがしら)。ぎぼうし。ぎぼうしゅ。

２ ネギの花。ねぎぼうず。

３ 「ぎぼうし（擬宝珠）2」に同じ。

難読語辞典

擬宝珠

読み方：ギボウシ（ｇｉｂｏｕｓｈｉ），　ギボウシュ（ｇｉｂｏｕｓｈｕ），　ギボシ（ｇｉｂｏｓｈｉ），　ギボシュ（ｇｉｂｏｓｈｕ）

ユリ科の多年草、園芸植物

歴史民俗用語辞典

擬宝珠

読み方：ギボシ（ｇｉｂｏｓｈｉ），　キボウシュ（ｋｉｂｏｕｓｈｕ）

主として橋や縁の高欄、親柱上端などにかぶせてある覆い。

世界宗教用語大事典

きぼし 【擬宝珠】

→ 宝珠

短編小説作品名辞典

擬宝珠

作者都筑道夫

収載図書きまぐれ砂絵―なめくじ長屋捕物さわぎ
出版社光文社
刊行年月1996.4
シリーズ名光文社時代小説文庫

擬宝珠

作者越広子

収載図書山襞
出版社日本民主主義文学会
刊行年月2008.6
シリーズ名民主文学館

植物図鑑

ぎぼうし (擬宝珠)

●ギボウシ属はわが国を中心に東アジアに分布しています。「ギボウシ」はそれを改良した園芸品種の総称です。わが国では古くから植栽され、改良されてきました。シーボルトがヨーロッパへ持ち帰って以来、ヨーロッパやアメリカでも品種改良が進みました。現在では、いろいろな葉色のものや斑入り種などが多数あります。夏から秋にかけて、白色から藤色、紫色などの花を咲かせます。別名で、「ホスタ」とも呼ばれます。
●ユリ科ギボウシ属の常緑多年草で、学名は Hosta cv.。英名は Plantain lily, Hosta。

ユリのほかの用語一覧

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植物名辞典

擬宝珠

読み方：ギボウシ（ｇｉｂｏｕｓｈｉ），　ギボウシュ（ｇｉｂｏｕｓｈｕ），　ギボシ（ｇｉｂｏｓｈｉ），　ギボシュ（ｇｉｂｏｓｈｕ）

ユリ科の多年草、園芸植物

学名 Hosta undulata var.erromena

季語・季題辞典

擬宝珠

読み方：ギボウシ（ｇｉｂｏｕｓｈｉ）

ユリ科ギボウシ属の総称

季節 夏

分類 植物

近代文学作品名辞典

擬宝珠

読み方：ギホウジュ（ｇｉｈｏｕｊｕ）

作者 上林暁

初出 昭和17年

ジャンル 小説

ウィキペディア

擬宝珠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/02/19 09:07 UTC 版)

擬宝珠（ぎぼし、ぎぼうしゅ）は、伝統的な建築物の装飾で橋や神社、寺院の階段、廻縁の高欄（手すり、欄干）の柱の上に設けられている飾りである。ネギの花に似ていることから「葱台（そうだい）」とも呼ばれる。

Weblio日本語例文用例辞書

「擬宝珠」の例文・使い方・用例・文例

• 擬宝珠という,欄干の柱頭などにかぶせる飾り金物
• 擬宝珠虫という動物
• 擬宝珠という植物