柱頭
柱頭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/30 23:54 UTC 版)
「コインブラの旧大聖堂」の記事における「柱頭」の解説
ロマネスク様式の特徴が最もよく表れているのは柱頭に施されたおびただしい数の彫刻である。その数約380にのぼる彫刻群はポルトガル国内でも有数の規模である。彫刻群はロマネスク以前の様式やアラブ的性格の影響を受けており、モチーフとなっているの野菜や幾何学紋様が主であるが、中には対面するケンタウルスや四足獣、鳥類の彫刻もある。人や聖書をモチーフとしたものはない。人物像の彫刻が存在しないのは、大聖堂の工事に関わっていた美術工の大半が12世紀にコインブラへ移住してきたモサラベであったためと思われる。モサラベの芸術家たちは、イスラム教の禁忌である偶像崇拝を避けて人間の姿を芸術に用いなかった。
※この「柱頭」の解説は、「コインブラの旧大聖堂」の解説の一部です。
「柱頭」を含む「コインブラの旧大聖堂」の記事については、「コインブラの旧大聖堂」の概要を参照ください。
「柱頭」の例文・使い方・用例・文例
- 台輪を支えるための、円柱頭に水平に置かれた頂板
- 伝統的な寺の、柱頭と屋根の間にある柱の上部から成る建築様式
- 花粉を植物の葯から柱頭まで運ぶ
- ある花の葯から花粉を別な花の柱頭に移した受精
- 同じ花の葯からの花粉を柱頭に移した受精
- 東半球産のサフランの辛い柱頭を乾燥させたもの
- 胚珠をつくる花の雌性の部分で、子房と花柱と柱頭で構成される
- 雌しべの、子房と柱頭の間の、細長い部分
- 開花のために柱頭の上に堆積したときの花粉粒から細長く管状になって伸びたもの
- 食物に風味を添えるのに使われる香りのよいとがったオレンジ色の柱頭がある紫または白の花を持つ、旧世界のクロッカス
- 擬宝珠という,欄干の柱頭などにかぶせる飾り金物
- >> 「柱頭」を含む用語の索引
- 柱頭のページへのリンク