宝珠とは? わかりやすく解説

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ほう‐じゅ【宝珠】

読み方:ほうじゅ

《「ほうしゅ」とも》

宝玉

宝珠の玉」に同じ。

如意宝珠」に同じ。

塔の相輪一部で、水煙の上にのせる飾り

宝珠の画像
炎に包まれた宝珠を模した紋所「焔玉(ほむらだま)」
宝珠の画像
宝珠(4)

ほうじゅ 【宝珠】

仏教説く宝の玉。ホウシュとも。梵名マニmani摩尼・末尼と音写)の漢訳音写と訳とを重ねて摩尼宝・摩尼珠とも。宝珠は災難除き濁水清くする徳があるとされ(ために浄摩尼とも)、とくに種々の物を意の如くに出すので如意宝珠ともいう。竜王摩竭魚脳中にあるとか、仏舎利変じたものなどともいわれる兜率天にある弥勒菩薩宮殿摩尼飾られているとして摩尼宝殿と呼ぶ。→ 摩竭魚

宝珠(ほうじゅ)

龍王脳中より出た上部先端尖って火焔を伴う玉のことで、仏法ではこれを得ることによりいかなる願い適うといわれている。刀身彫刻では、龍神がこの宝珠を追う図が採られることが多く、これを玉追龍と称している。

宝珠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 07:28 UTC 版)

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アウグスト3世のレガリアの宝珠

宝珠(ほうじゅ、ほうしゅ,ラテン語: globus cruciger英語: orbドイツ語: Reichsapfel)とは、十字架が上に付いた球体のことである。

名称

他の和訳については、十字聖球帝国宝玉などがある。

使い場

中世を通して、そして今日でも、キリスト教権威として、硬貨図像学レガリア・王権の象徴などで使われる。また、世界を象徴する球体に対し、キリストの印である十字架の支配権を象徴する。地上の統治者や天使のような天界的な存在は、文字通り手で持つことで自らの支配権を表す。キリスト自身が宝珠を持つ場合は、西洋美術の図像学では「世界の救世主」(en:Salvator Mundi)として知られている。王笏と組み合わせて描写されることが多い。

歴史

東ローマ帝国皇帝レオンティオスの硬貨にみられる宝珠
宝珠を持つキリスト「Salvator Mundi」

知られている最古の宝珠は、最も確かなものは423年の東ローマ帝国テオドシウス2世の硬貨の裏側であるが、395年と408年の間のアルカディウスの硬貨の裏側の可能性もある。

世界を人の手で持つ、あるいは世界を人の足の下に置く、あるいは世界に座ることの視覚的象徴性は、古代から非キリスト教徒の間でも使われたイメージだった。ローマ市民は、世界または宇宙、そして皇帝のそれに対する支配と保護の表現としての球体に親しんでいた。例えば、4世紀の皇帝コンスタンティヌス1世の時代のコインは、手に球体を持っている。また、2世紀の皇帝ハドリアヌスの時代のコインは、ローマの神サルースが球体に足を乗せている。

5世紀のキリスト教の発展に伴い、世界に対するキリスト教の神の支配権の象徴として、球体の上に十字架が付けられた。キリスト教徒にとっては、皇帝が神に代わって世界を手で持つことが象徴的であった。中世の図像では、物の大きさが、周囲の他の物と比べたその物の重要性を示した。そのため、世界は小さく、統治者または天使は大きくされた。球体は全世界の象徴だったが、その使用(王権を示すレガリアや紋章)は、世界の小部分の統治者たちの間に増殖した。

宝珠は、強力な統治者と天界の存在によって使われた。宝珠は、大天使と同様に、皇帝と王の肖像を飾った。王冠の宝珠は、デンマークスウェーデンベルギーオランダイタリアスペインポルトガルハンガリールーマニアユーゴスラビアドイツ帝国など、ヨーロッパ中で、実際の王冠や紋章の王冠の頂部装飾として使われた。宝珠はまだ、今も残るヨーロッパの君主国国章で、見られる。現代のイングランドでも、君主の宝珠(en:Sovereign's Orb)は、王冠の庇護と支配の下にある国家英国国教会の両方を象徴する。

参考文献

関連項目

  • 玉座
  • ナビスコ - 日本では「赤い三角マーク」と呼ばれているが、アメリカでは三角の中の楕円とロレーヌ十字による宝珠マークと呼ばれている。

宝珠(ほうじゅ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 09:22 UTC 版)

麒麟町ぼうえいぐみ」の記事における「宝珠(ほうじゅ)」の解説

ぼうえいぐみが変身する為に使用するツール青龍、白虎、朱雀、玄武4つがあり、資格者渡される前に調整が行われる。強化服ダメージ一定量超える壊れる。修復は可能。ともみが密かにバージョンアップ版(玄武を除く)を作っていた。

※この「宝珠(ほうじゅ)」の解説は、「麒麟町ぼうえいぐみ」の解説の一部です。
「宝珠(ほうじゅ)」を含む「麒麟町ぼうえいぐみ」の記事については、「麒麟町ぼうえいぐみ」の概要を参照ください。

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