宝珠寺 (奈良市)とは? わかりやすく解説

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宝珠寺 (奈良市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/22 01:54 UTC 版)

宝珠寺
宝珠寺
所在地 奈良県奈良市紀寺町663-2
位置 北緯34度40分19.24秒 東経135度49分59.91秒 / 北緯34.6720111度 東経135.8333083度 / 34.6720111; 135.8333083座標: 北緯34度40分19.24秒 東経135度49分59.91秒 / 北緯34.6720111度 東経135.8333083度 / 34.6720111; 135.8333083
山号 梅香山
宗派 浄土真宗本願寺派
本尊 阿弥陀如来立像
創建年 (伝)永禄12年(1569年
開基 (伝)松下右京
正式名 寳珠寺
法人番号 2150005000367
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宝珠寺(ほうじゅじ)は、奈良市にある浄土真宗本願寺派寺院。現在、檀信徒による念仏講や仏教婦人会が組織されている[1]

歴史

沿革については明確な記録は残されていないが、一説に開基は永禄12年(1569年)、この地の松下右京が浄土真宗に帰依し、阿弥陀如来を祀る道場としたことに始まるとも伝わっている[1]安政2年(1855年)の「紀寺村御定帳」では紀寺村内字梅園(この地名は、紀寺元興寺の梅園があったことに由来するという[2])に、耕地とこの道場があったとの記録が残っている[3]。 そのまま道場として継続し、寺号を公称したのは1902年明治35年)以降である[1]

往時は現在地よりやや南に位置し、1954年昭和29年)4月に現在地へと新築移転された[1]。その際、門は移築されたと伝わる[1]

境内

本堂は外陣十八畳敷、内陣中心に本尊阿弥陀如来立像が安置され、その右に親鸞聖人画像と聖徳太子像、左に蓮如上人画像と七高僧画像が祀られている[1]明如上人画像も伝わっている[1]

親鸞聖人画像には「文久二戌年(1862年)八月廿七日、願主松下信教」とあり、1939年昭和14年)に改装されたとの裏書が見られる[1]

競売とゲストハウス開業

2017年寺が競売にかけられ、奈良市の一般人が落札。寺の関係者や地域の人らと「共存共栄していきたい」と説明を重ねて理解を得た上で、敷地内の住職の住居だった旧・庫裡(くり)を改装。格子戸や欄間は残し、13.5畳の和室やトイレ、月見台、土間にキッチンと改装してゲストハウスを開業した[4]

出典

参考文献

  • 奈良市史編集審議会 編『奈良市史 社寺編』吉川弘文館、1985年。 
  • 角川地名大百科辞典編纂委員会 編『角川日本地名大辞典29 奈良県』角川書店、1990年。ISBN 4040012909 
  • 山田熊夫『奈良町風土記』豊住書店、1976年。 ISBN 4886170056 

関連項目

外部リンク




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