しち‐こうそう〔‐カウソウ〕【七高僧】
七高僧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/05 23:00 UTC 版)
七高僧(しちこうそう)とは、浄土真宗の宗祖親鸞が選定したインド(天竺)の龍樹・天親、中国(震旦)の曇鸞・道綽・善導、日本(和朝)の源信・源空の7人の高僧のこと。「正信念仏偈」の依釈段や、『高僧和讃』に示してある。
注釈
- ^ 南天 - (北インド(北天竺)に対する南の意で)南天竺の出身であることにちなむ。
- ^ 『十住毘婆沙論』全17巻三十五品の内、浄土真宗の依拠聖典として用いられるのは、巻第五「易行品第九」のみである。『十住毘婆沙論』「易行品」と呼称する。
- ^ 北天 - 北天竺の出身であることにちなむ。
- ^ 雁門(がんもん) - 曇鸞の出生地名。
- ^ 西河(さいが) - 居住した玄中寺の所在地名。西河汶水。
- ^ 終南 - 居住した終南山悟真寺の山号。
- ^ 『観無量寿経疏』の各巻題は、『観経玄義分 巻第一』・『観経序分義 巻第二』・『観経正宗分定善義 巻第三』・『観経正宗分散善義 巻第四』である。
- ^ 『法事讃』…上巻の首題は、『転経行道願往生浄土法事讃』、尾題は『西方浄土法事讃』で、下巻は首題・尾題ともに『安楽行道転経願生浄土法事讃』である。
- ^ 『般舟讃』…首題は『依観経等明般舟三昧行道往生讃』、尾題は『般舟三昧行道往生讃』である。
- ^ 『観念法門』…首題は『観念阿弥陀仏相海三昧功徳法門』、尾題は『観念阿弥陀仏相海三昧功徳法門経』である。
- ^ 横川(よかわ) - 居住した比叡山延暦寺内の地名。
- ^ 吉水の功 - 「きっすいのこう」と読む。[4]
- ^ 吉水 - 居住した京都洛東の東山吉水より。
出典
七高僧と同じ種類の言葉
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