災難
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災難
災難
収載図書チェーホフ・ユモレスカ 3
出版社新潮社
刊行年月2008.6
災難
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/11 02:01 UTC 版)
災難(さいなん)、災い(わざわい)
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関連項目
災難
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 08:23 UTC 版)
「ツァボの人食いライオン」の記事における「災難」の解説
多くの労働者が引き上げる少し前に、パターソンは地方官のホワイトヘッドに手紙を書いて救援を要請していた。ホワイトヘッドはその要請に応えて、12月2日(労働者が引き上げた翌日)の夕食時に待っていてくれと回答してきた。ホワイトヘッドを乗せた列車は、2日の夕方6時ごろにツァボ駅に到着する予定だった。 パターソンは使用人に、ホワイトヘッドを駅まで迎えに行くように命じた。しかし、使用人は怯えきった状態で間もなく戻ってきた。その報告では、駅には汽車も駅員も全く見当たらず、その代わりに1頭の大きなライオンがプラットホームに立っていたということであった。最初のうちパターソンはその報告を信じなかったが、翌日になってそれは事実であることが判明した。駅長を始め全員が、ライオンを避けて駅舎の中に閉じこもる事態に陥っていたのであった。 パターソンはホワイトヘッドを待っていたが、結局12月2日のうちに会うことはできなかった。日程を1日延ばしたのだろうと考えたパターソンは、1人で食事を済ませた。食事中に2回銃声が聞こえたが、特段珍しいことでもないため、パターソンは気にもとめなかった。 その日の夜更けに、パターソンは日課の見張りに出かけた。見張りについて間もなく、パターソンは60メートルほど離れたところでライオンが「食事」をしているのに気づいた。周囲のキャンプからは騒ぎが聞こえてこなかったため、パターソンは労働者の誰かではなく現地人がこの夜の犠牲になったのであろうと結論づけた。 翌朝、パターソンはライオンがいた付近の様子を確かめに出かけた。その途中で、パターソンはホワイトヘッドに出会った。ホワイトヘッドは疲労困憊の様子で顔色が悪く、服装も乱れていた。ホワイトヘッドは「きみのところのあのひどいライオンが、ゆうべもう少しでぼくを殺すところだったよ」と言い、驚愕するパターソンに自分の背中を見せた。ホワイトヘッドの着衣は襟首から下へ大きく引き裂かれた状態で、背中には4つの爪痕が赤く腫れているのが見て取れた。パターソンは取り急ぎホワイトヘッドを自分のテントに連れ帰り、傷の手当などを行った。ホワイトヘッドの具合がよくなったところで、パターソンは昨日以来彼の身に起こったできごとを聞き取った。 ホワイトヘッドを乗せた汽車は定刻を大幅に過ぎてツァボ駅に到着したため、あたりは暗くなっていた。ホワイトヘッドはアブドゥラという名の現地人の軍曹を伴って、パターソンのキャンプへの道を歩み始めた。キャンプまでのトロッコ道は、途中狭くなった切り通しの部分を通っていた。ホワイトヘッドが先に歩き、アブドゥラはランプを持ってその後ろを歩いていた。途中までは何事もなかったが、切り通し部分の中ほどまで来たとき突然土手の上から1頭のライオンが2人をめがけて飛びかかってきた。ホワイトヘッドの背中の傷は、このときつけられたものであった。カービン銃を持っていたホワイトヘッドはすぐさま発砲し、銃声と閃光がライオンをひるませた。しかし次の瞬間、ライオンはアブドゥラに飛びかかって彼をくわえて逃走した。「おお、ブワナ(だんな様)、シンバ!(ライオンだ!)」というのがアブドゥラの最期の言葉になった。ライオンが土手の上にアブドゥラを引きずり上げているときにホワイトヘッドは再度発砲したが、これも徒労に終わった。 ホワイトヘッドの話を聞いたパターソンは、昨夜見たあの「食事」はアブドゥラだったのかと合点がいった。ホワイトヘッドの負傷は軽度だったため、後遺症もほとんどなく回復した。
※この「災難」の解説は、「ツァボの人食いライオン」の解説の一部です。
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「災難」の例文・使い方・用例・文例
- 災難にあう
- その大雨は登山者たちには災難だった
- 災難は続くもの;泣きっ面にハチ
- その日彼にはもう1つの災難が待っていた
- 再び災難が襲った
- 国の災難を心に留める
- 今までの私の人生は災難続きだった。
- あなたはパソコンが壊れて災難でしたね。
- それは災難だ。
- 彼らは災難に遭っても冷静であった。
- 彼はかろうじて災難を免れた。
- 彼はかろうじて災難をのがれた。
- 戦時に起こったとしたなら、これは災難になるだろう。
- 人生に災難は付き物。
- もし彼がその日家にいたら、災難にはあわなかっただろう。
- まずその災難の原因を確かめよう。
- それはあなたの家に災難をもたらすでしょう。
- あれ以後は災難続きです。
- 災難に打ち勝つ.
- うまくだまして災難を切り抜ける.
災難と同じ種類の言葉
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