平城京とは? わかりやすく解説

へいじょう‐きょう〔ヘイジヤウキヤウ〕【平城京】

読み方:へいじょうきょう

《「へいぜいきょう」とも》元明天皇和銅3年710藤原京から遷都し、桓武天皇延暦3年784長岡京遷都するまでの間の都。現在の奈良市市街から西南方にあたる。東西4.3キロ南北約4.8キロ。唐の都長安モデルしたもので、中央南北に走る朱雀大路(すざくおおじ)によって左京右京二分し、さらに南北東西大路・小路によって碁盤の目のように整然と区画した。ならのみやこ


へいぜい‐きょう〔‐キヤウ〕【平城京】

読み方:へいぜいきょう

へいじょうきょう(平城京)


平城京 (へいじょうきょう)


平城京

読み方:ヘイジョウキョウ(heijoukyou), ヘイゼイキョウ(heizeikyou)

奈良時代都城


平城京

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/03 16:53 UTC 版)

平城京(へいじょうきょう/へいぜいきょう/ならのみやこ)は、奈良時代日本首都710年藤原京から遷都するにあたり、長安城模倣して大和国建造された都城現在奈良県奈良市大和郡山市存在する。


注釈

  1. ^ 平城宮の施設が遷都の時点でどの程度整備されたかについては、その直前の和銅3年の元旦の儀式が工事中の平城宮の大極殿で開かれたか、現時点の宮殿である藤原宮で開かれたかの論争がある[1]
  2. ^ 歴史学者の坂本太郎も「ヘイゼイ」が古来の読み方であることを強調している[5]
  3. ^ 1992年時点での回復率は61.8% [23]

出典

  1. ^ 市大樹「平安遷都直前の元旦朝賀と賜宴」吉村武彦 編『日本古代の国家と王権・社会』塙書房、2014年 ISBN 978-4-8273-1268-3
  2. ^ 坂上康俊著、『平城京の時代』、岩波書店、2011年。
  3. ^ コトバンク - 平城京”. 2019年9月6日閲覧。
  4. ^ a b c d e 「平城京の読み方って「へいぜいきょう」だったっけ?」(東京書籍株式会社の話) Excite Bit コネタ 2010年1月22日(ただし小学校では、学習上の混乱を避け、「へいじょうきょう」だけになっているものもある)。
  5. ^ 『史書を読む』中公文庫、1987年、15頁。
  6. ^ 『国史大辞典』(吉川弘文館、第12巻、1991)。
  7. ^ “遷都当初から「奈良」でした 平城京跡で記載木簡”. 47NEWS (共同通信社). (2015年4月30日). オリジナルの2015年4月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150430145636/http://www.47news.jp/CN/201504/CN2015043001001595.html 
  8. ^ 外京は現在の奈良県庁周辺に相当する。
  9. ^ 奈良・平城京跡の邸宅 有力貴族の屋敷か 敷地6万1000平方メートル”. 毎日新聞 (2019年7月19日). 2019年7月20日閲覧。
  10. ^ 日本人名大辞典+Plus,世界大百科事典内言及, 精選版 日本国語大辞典,デジタル大辞泉,山川 日本史小辞典 改訂新版,デジタル版. “羅城(らじょう)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2023年9月22日閲覧。
  11. ^ 北浦定政『平城宮大内裏跡坪割之図 (写)』嘉永5年考正の写https://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/ru11/ru11_01175/index.html2017年10月13日閲覧 黒川家旧蔵。黒川真道蔵書、表装に黒川真前の印。軸装、彩色、一部朱書きあり。101.0×68.8cm (外装150.0×74.0cm)。
  12. ^ a b 河田羆他 1897.
  13. ^ 関野貞「平城宮及大内裏考」『東京帝国大学紀要 ; 工科第3冊』、東京帝国大学、1907年、2017年10月13日閲覧 
  14. ^ 奈良文化財研究所・編著、『木簡 古代からの便り』、岩波書店、2020年、27頁。
  15. ^ a b c 国指定 史跡・名勝・天然記念物一覧”. 奈良市. 2017年10月13日閲覧。
  16. ^ 平城京左京三条二坊宮跡庭園”. 奈良市. 2017年10月13日閲覧。
  17. ^ 奈良文化財研究所(編)「平城京左京二条二坊・三条二坊発掘調査報告―長屋王邸・藤原麻呂邸の調査(本文編)(図版編)」『奈良国立文化財研究所学報』第54号、1995年。 
  18. ^ 奈良文化財研究所(編)「平城京木簡一―長屋王家木簡一」『奈良国立文化財研究所史料』第41号、1995年。 
  19. ^ 木簡ひろば・遺構”. 奈良文化財研究所. 2017年10月13日閲覧。
  20. ^ 北村優季「長岡平城遷都の史的背景」(初出:『国立歴史民俗博物館研究報告』134集(2007年)/所収:北村『平城京成立史論』(吉川弘文館、2013年) ISBN 978-4-642-04610-7
  21. ^ 砂防のれきし |水のめぐみ館「アクア琵琶」 2017年4月13日閲覧
  22. ^ 大戸川ダム工事事務所【大戸川の歴史】 2017年4月13日閲覧
  23. ^ 安田勇次 田上山における山腹工の施工による植生の復元と土砂流出抑制 砂防学会誌, Vol.63, No.4 pp.44-50 (2010年)



平城京

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 10:31 UTC 版)

応天門」の記事における「平城京」の解説

現在基壇のみが残る。朝堂院正門朱雀門真北にあり、そこから会昌門跡、大極殿見える。規模朱雀門より小さく平安神宮神宮応天門同じくらいである。(旧跡を示すの碑などは無い。)

※この「平城京」の解説は、「応天門」の解説の一部です。
「平城京」を含む「応天門」の記事については、「応天門」の概要を参照ください。

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