連合国軍占領下の日本とは?

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連合国軍占領下の日本

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/06 17:21 UTC 版)

連合国軍占領下の日本(れんごうこくぐんせんりょうかのにほん)は、第二次世界大戦における日本の敗戦からサンフランシスコ講和条約締結までの約7年間、連合国軍最高司令官総司令部 (GHQ/SCAP) の占領下に置かれた日本である。


注釈

  1. ^ 日章旗は占領初期に掲揚が禁止された。詳細は#国旗の節を参照。
  2. ^ 永井和によれば、重光の具申により方針を撤回させたことは重要であり、無条件降伏があくまで日本軍に対するものであって国に対するものではないことに基づくとする。
  3. ^ 降伏文書調印式後に連合国軍が要請した統治案で、いわゆる、三布告の内容に相当。
  4. ^ 皇室財産の大部を占めたのは山林であり、これは農林省(現:農林水産省)に下賜され国有化された。帝室博物館などの皇室財産は関連省庁に移管され、すべての皇族の財産は宮内省(現:宮内庁)から各皇族に私的財産として返還され、伝世財産・伝世御陵(伝承された財産:山林・宮殿敷地・農地・建物敷地など)については一回限りの特別税を用いて国有化した。日本政府はGHQによる皇室財産の処分を懸念し、すでに1945年(昭和20年)11月の時点から日本政府と一部の地方自治体に下賜し始めており、具体的には11月3日に箱根・桂・武庫の3離宮を地方自治体に、11月5日に那須金丸ケ原・富士山麓大野ケ原・岡崎郊外高師ケ原の土地や、42万7000石の木材を日本政府に下賜した。そのほか皇室の宝石類を海外に売却して国民のための食糧輸入に当てたい意向をもちその方途を模索していたが、すでに日銀や日本政府、交易営団などの貴金属はESSにより接収されていたため適わず、ESSからの報告を受けたマッカーサーは天皇や皇室による国民への人気取りに繋がると懸念をみせたため実現しなかった。なお桂離宮については1947年(昭和22年)に再び皇室財産とされている。またそのほかについては皇室財産の項も参照。
  5. ^ それまでは、食糧難をカバーするため、国会議事堂前をサツマイモ畑にしたり、不忍池が水田に、日本橋周辺に麦畑、銀座にはとうもろこし畑が出現する状態となっていた。
  6. ^ またテヘラン会談ヤルタ会談によって数十年間連合国の信託統治下に置かれることになっていたが、信託統治プランについても冷戦の影響で決裂した。またソ連は朝鮮半島の統一を望まず、アメリカも朝鮮半島の分断を容認した。
  7. ^ 真相はこうだ -NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス
  8. ^ 英語会話 -NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス
  9. ^ ただし、これはGHQが電化計画自体に理解がなかったことが原因となっていたようである。オーストラリアでは鉄道はほとんど使用されていなかったし、イギリスやアメリカではまだディーゼル機関車が主流だった。
  10. ^ なお、戦時中に富山地方鉄道から国鉄によって買収された国鉄富山港線(旧・富山地方鉄道富岩線)については、その後富山ライトレール富山港線を経て、2020年2月22日に買収前の富山地方鉄道の路線(富山地方鉄道富山港線)に復帰した[64][65]
  11. ^ これに対して旧ソ連、ロシア連邦政府は「降伏文書が調印された9月3日までは戦争中であり、その過程において占領したのだから何ら不当ではない。」と主張している

出典

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  9. ^ 国務・陸軍・海軍調整委員会(SWNCC)によるSWNCC228の原文は、『Memorandum by the State–War–Navy Coordinating Committee to the Secretary of State』(H. Freeman Matthews, 1946年1月7日)の付属書1であり、またこの付属書2は、ポツダム宣言ポツダム会談)(the Three Power Proclamation issued from Berlin)や言論の自由に言及している。GHQが日本で発表し高柳賢三が部分的に訳したものは発信者が異なり、国立国会図書館『日本の統治体制の改革(SWNCC228)』(A. D. Reid, B. L. Austin, R. E. Cox、1946年1月7日)に掲載。
  10. ^ 憲法調査会事務局『帝国弁護士会の憲法改正案』第12条、『帝国憲法改正諸案及び関係文書(二)』、p.p.50(29コマ目)。国立公文書館。「(君民一体に淵源する)統治権の発動として行ふ戦争及び武力による威嚇及び武力の行使を他国との間の紛争解決の具とすることは永久にこれを放棄す 陸海空軍其の他の戦力は之を保持せず国の交戦権は之を行わず」との草案がある。
  11. ^ 『終戦直後の日本 教科書には載っていない占領下の日本』(2020年8月20日、彩図社発行)p152 - 155『解体された巨大財閥』より。
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  16. ^ 『終戦直後の日本 教科書には載っていない占領下の日本』(2020年8月20日、彩図社発行)p82 - 85『国会議事堂前でのサツマイモづくり』より。
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  21. ^ 山口県史 資料編 現代2
  22. ^ 李承晩政権 韓国戦争勃発直後に日本への亡命を打診か|KBS WORLD RADIO
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  31. ^ 『終戦直後の日本 教科書には載っていない占領下の日本』(2020年8月20日、彩図社発行)p158 - 159『子供たちが教科書を黒く塗りつぶす』より。
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  35. ^ ダワー著『敗北を抱きしめて』参照
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  76. ^ 連邦議会での離任演説(1951年)(在日米国大使館ウェブサイト-About the USA)
  77. ^ 連合軍最高司令部訓令(SCAPIN)第677号 独立行政法人 北方領土問題対策協会


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