協定世界時とは? わかりやすく解説

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きょうてい‐せかいじ〔ケフテイ‐〕【協定世界時】

読み方:きょうていせかいじ

セシウム原子時計の示す国際原子時と、太陽の南中基準とする世界時との差が0.9秒以内になるように調整した時刻系国際度量衡局管理する世界時速度一定はないため、常に一定である原子時との差が生じたときに、1秒を追加または削除して調整する。この1秒を閏秒(うるうびょう)という。UTCuniversal time coordinated)。

[補説] 日本標準時JST)は協定世界時より9時進んでいるところから「+0900(JST)」と表す。


協定世界時

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/19 01:41 UTC 版)

協定世界時(きょうていせかいじ、kkakakkahgudl,wlu, 英語: Coordinated Universal Time, ドイツ語: Koordinierte Weltzeit, フランス語: Temps Universel Coordonné[1][注釈 1])とは、国際原子時 (TAI) に由来する原子時系の時刻で、UT1世界時に同調するべく調整された基準時刻を指す[2][注釈 2]


注釈

  1. ^ 本来は「調整された世界時」の意だが、多数の国で法定常用時の基礎に採られており、日本語では協定と意訳する。
  2. ^ 国際原子時に調整を加えて作られた世界時で、国際協定に基づき人為的に維持されている時刻系である。
  3. ^ 秒の間隔。
  4. ^ SI秒は「基底状態にある2つのセシウム133原子超微細準位遷移に対応する放射周期9192631770倍に等しい時間」との定義1967年国際度量衡総会で議決された。
  5. ^ 1975年改訂。
  6. ^ 現国際地球回転・基準系事業。
  7. ^ URSI の決定。

出典

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「協定世界時」の続きの解説一覧

協定世界時(UTC)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 05:51 UTC 版)

時刻系」の記事における「協定世界時(UTC)」の解説

協定世界時(UTC)はTAIから整数秒だけずれている。UTC閏秒という1秒を必要に応じて導入することで、UT1との差が0.9秒以内になるように保たれている今日まで挿入され閏秒は常に正のであった

※この「協定世界時(UTC)」の解説は、「時刻系」の解説の一部です。
「協定世界時(UTC)」を含む「時刻系」の記事については、「時刻系」の概要を参照ください。

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