年とは?

ねん【年】

【一】[名]

1年。とし。「年に一度祭り

年季」の略。「年が明ける

【二】接尾助数詞

年号年数を表すのに用いる。「平成七年」「西暦一九九五年」

年齢学年を表すのに用いる。「人生五〇年」「五年に進級


ねん【年】

[音]ネン(呉) [訓]とし とせ

学習漢字1年

[一]ネン

一二か月単位とする時間。とし。「年間年月年始・年度・年表年俸永年越年学年去年(きょねん)・光年新年先年多年平年本年毎年来年例年

人が生まれてから一年ごとに経過する時間。よわい。「年長年配年齢享年少年成年青年壮年中年定年晩年幼年老年

穀物成熟すること。実り。「豊年祈年祭

[二]〈とし(どし)〉「年月年端閏年(うるうどし)・今年(ことし)・毎年厄年

名のり]かず・すすむ・ちか・みのる

難読年魚(あゆ)・一昨年(おととし)・去年(こぞ)・年増(としま)・一年(ひととせ)


とし【年/歳】

時の単位1月1日始まり12月31日に終わる12か月間。陽暦では、地球太陽周囲を1周する時間、365.2422日を1年とする。陰暦では、月が地球12周する時間1年とする。

多く歳月年月。「—を経た神木

年齢。「—を取る」「—のわりには元気だ」

人生の盛りを過ぎた年齢老齢。「—を感じる」

穀物、特に稲。また、稲が実ること。

我が欲(ほ)りし降り来(き)ぬかくしあらば言挙(ことあ)げせずとも—は栄えむ」〈・四一二四

季節時節

今年はあやしく—急ぎて(=早ク春ガ来テ)」〈宇津保・春日詣

[補説] 「とし」は元来穀物を意味し、1回の収穫1年かかるので「年」を意味するようになったという。

[下接語] 明くる年・好(い)い年大年一昨(おと)年・騎竹の年来る年犬馬の年・今(こ)年・半年・旧(ふる)年・毎年・耳順(みみしたが)う年行く年翌年(どし)相(あい)年・当たり年いけ年生まれ年裏年・閏(うるう)年・御陰(おかげ)年・同い年数え年困窮年年年・生(な)り年・貰(もら)い年・厄(やく)年


とせ【年/歳】

接尾助数詞年数数えるのに用いる。「五(いつ)—」「百(もも)—」


とし【年・歳】

〔名〕

時の単位現行の太陽暦グレゴリオ暦)では、地球太陽のまわり一周する時間平均三六五・二四二二日)を一年とし、平年三六五日、四年ごと閏年(うるうどし)を設け三六六日として補正する。日本では明治六年一八七三太陽暦改められるまで、中国伝来太陰暦用いた。太陰暦では、新月から次の新月まで、または満月から次の満月までの朔望月(さくぼうげつ)(=平均二九五三〇五九日)を基準とし、一二朔望月平均三五四・三六七〇日)を一年とするため、大の月(三〇日)と小の月二九日)とを適当に組み合わせ、かつ一九年間七回閏月設けて暦と季節とのずれを補正した。したがって暦の上での一年日数一定でない。暦年

(イ) 一年間単位とする歳月一二か月

古事記(712)中・歌謡「あらたまの 登斯(トシ)が来(き)経(ふ)れば あらたまの 月は来経(へ)ゆく」

俳諧奥の細道(1693‐94頃)旅立月日百代過客にして、行かふ年も又旅人也」

(ロ) 年次その年当年

万葉(8C後)二・一八〇「み立たしの島をも家と住む荒びな行きそ年(とし)かはるまで」

源氏100114頃)桐壺「この御子三つになり給年、御袴着のこと〈略〉いみじうせさせ給ふ

(ハ) 今まで経過した年数年代時世

源氏100114頃)若紫「としのかさなるに添へて、御心隔てもまさるを、いとくるしくおもはすに」

時候移り変わり季節の区分節季、特に年末。→とし(年)遅し

(イ) 生まれてからの年数年齢。齢(よわい)。

古事記(712)中「凡そ此の神倭伊波礼毘古天皇御年(とし)、壱佰参拾漆歳」

土左(935頃)承平五年一月二日「としここのつばかりなる男(を)のわらは、としよりはをさなくぞある」

(ロ) 特に、老い感じられる年齢老齢また、より年取った年齢

風と死者1969)〈加賀乙彦〉「いや体がガタガタだ。年だね」

④ (上代農事由来する語で、穀物一回実る期間が一年に相当するところから) 五穀、特に稲。また、その耕作収穫作柄など。

万葉(8C後)一八・四一二四「わが欲りし降り来ぬかくしあらば言挙げせずとも登思(トシ)は栄えむ」

拾遺(1005‐07頃か)神楽歌六一四「年もよしこかひも得たりおほくにの里たのもしおもほゆる哉〈平兼盛〉」

(5) 数詞の四をいう関西木綿商の符丁

[補注]助数詞として用いられる時は「とせ」と音変化する。


とせ【年・歳】

接尾数詞に付いて、年数をかぞえるのに用いる。

万葉(8C後)五・八八〇「天離る鄙(ひな)に五(いつ)等世(トセ)住まひつつ都のてぶり忘らえにけり」

伊勢物語(10C前)六三「百(もも)とせに一とせ足らぬつくも髪我を恋ふらし面影見ゆ


ねん【年】

1 〔名〕

元日から大みそかまでの間。一年

彼の歩んだ道(1965)〈末川博〉一「旅役者による小屋がけ芝居年に一度二度見られる程度であったのだから」

② 「ねんき(年季)」の略。

評判記秘伝書(1655頃)男のこころしりやうの事「ねんきれて、わか身がままにならば、御めにかかる事もあるまい

2接尾

年号年数を示すのに用い助数詞。「今年平成一八年」「西暦〇〇六年」

年齢を示すのに用い助数詞。「人生五十年


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/27 07:43 UTC 版)

(ねん、とし、: year)は、時間単位の一つであり、春・夏・秋・冬、あるいは雨季・乾季という季節のめぐりが1年である[1]。元来は春分点を基準に太陽天球を一巡する周期であり、平均して約365.242 189(2015年時点)である(太陽年)。


注釈

  1. ^ 日本においてグレゴリオ暦導入前に使用されていた天保暦などは太陰太陽暦のため、1年は12か月または(閏月を含む)13か月と一定ではない。
  2. ^ 古代バビロニアでは6か月を1年としていたという。そのため人の年齢は現在の倍以上で数えられた。聖書の登場人物が非常に長寿なのは、この習慣が反映したという説がある。(岡田ら (1994)、pp.300-301、太陰太陽暦、バビロニア暦
  3. ^ この改暦のために90日もの閏日を設け、1年が445日となった。この年はアヌス・コンフシオニス(「乱年」の意味)と呼ばれた。(2005年の歴史/公益財団法人 国際文化交友会
  4. ^ 日本では旧暦の明治5年12月3日を新暦の明治6年1月1日とし、これは明治改暦と呼ばれる。大隈重信の回顧録によると、これは月給制だった役人給与を、改暦で1か月を端折ることができ、当時逼迫していた財政を節約する狙いがあったという。(佐藤 (2009)、pp.55-56) また、旧暦の明治6年は閏年で13か月あったため、「2日間しかないために端折った明治5年12月分と、準備しないで良くなった明治6年の閏月分の、合わせて2か月分(の給与)を浮かした」とも言われる。(ブルーバックス「暦の科学」山崎昭、久保良雄 (1984)) なお、明治6年を西暦1873年とした改暦の置閏法の記述は、当時既に西洋で広まっていたグレゴリオ暦ではなくユリウス暦のものだったため(4年に1度の閏日を設けるのみ)、両者で食い違いが生じる西暦1900年を2年後に控えた1898年、明治政府は再度改暦を行い、グレゴリオ暦の置閏法に改めた (ブルーバックス「暦の科学」山崎昭、久保良雄 (1984))。従って、日本がグレゴリオ暦を採用したのは1898年ということになる。

出典

  1. ^ 1年とは? 国立天文台 > 暦計算室 > 暦Wiki > 要素
  2. ^ a b 佐藤 (2009)、pp.77-81、世界統一暦の試み
  3. ^ 小山真人. “ユリウス暦における地球公転軌道上のずれ(季節のずれ)の累積と、それを改善するグレゴリオ暦(現行暦)”. 静岡大学防災総合センター. 2011年5月20日閲覧。
  4. ^ 【年】”. Webio百科事典/三省堂大辞林. 2011年5月20日閲覧。
  5. ^ a b 【year】”. Webio英和和英事典/研究社, JST科学技術用語日英対訳辞書, ライフサイエンス辞書, 日本語WordNet, 他. 2011年5月20日閲覧。
  6. ^ 佐藤 (2009)、pp.33-36、独自の紀年があってこその世界共通紀年
  7. ^ 佐藤 (2009)、pp.31-33、日本の年月日表示
  8. ^ 佐藤 (2009)、pp.29-31、朝鮮の年月日表示
  9. ^ 佐藤 (2009)、pp.23-26、イスラーム諸国の年月日表示
  10. ^ a b 矢野宏『単位の世界をさぐる』講談社、1997年、第1刷。ISBN 4-06-257183-8
  11. ^ 日本標準時プロジェクトの業務紹介” (日本語). 独立行政法人情報通信研究機構 日本標準時プロジェクト. 2010年11月13日閲覧。
  12. ^ 【年・歳】”. 語源由来辞典. 2011年5月20日閲覧。
  13. ^ a b 青木 (1982)、第4章 単位と天体暦、pp.156-157、三 一年の長さ 季節
  14. ^ 質問3-2 春分の日はなぜ年によって違うの?”. 国立天文台. 2011年5月20日閲覧。
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  16. ^ a b 親松和浩. “時空の科学としての暦の歴史 (PDF)”. 愛知淑徳大学. 2011年5月20日閲覧。
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  20. ^ 青木 (1982)、第4章 単位と天体暦、pp.159-161、三 一年の長さ 摂動
  21. ^ 青木 (1982)、第4章 単位と天体暦、pp.161-162、三 一年の長さ ニューカムの太陽表
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  23. ^ 青木 (1982)、第4章 単位と天体暦、p.165、三 一年の長さ 一年の日数
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  32. ^ a b 岡田ら (1994)、pp.310-311、太陽暦、エチオピア暦
  33. ^ a b 岡田ら (1994)、p.311、太陽暦、パーシ暦
  34. ^ a b c 岡田ら (1994)、pp.311-312、太陽暦、ユリウス暦
  35. ^ 岡田ら (1994)、pp.312-315、太陽暦、グレゴリオ暦
  36. ^ 岡田ら (1994)、pp.315-317、太陽暦、マヤ暦
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  41. ^ 「【半年】」『日本語大辞典』講談社、1989年、第一刷、1613頁。ISBN 4-06-121057-2
  42. ^ 「【上半期】」『日本語大辞典』講談社、1989年、第一刷、388頁。ISBN 4-06-121057-2
  43. ^ 「【下半期】」『日本語大辞典』講談社、1989年、第一刷、883頁。ISBN 4-06-121057-2
  44. ^ 「【四半】」『日本語大辞典』講談社、1989年、第一刷、872頁。ISBN 4-06-121057-2
  45. ^ a b c d 佐藤 (2009)、pp.052-056、一年のはじめを固定したこと
  46. ^ 池内 (1999)、3 俺は北極星のように不動だ、pp.42-43、ローマの暦
  47. ^ 池内 (1999)、3.俺は北極星のように不動だ、pp.44-47、改暦の歴史
  48. ^ 「文明の誕生」p66-67 小林登志子 中公新書 2015年6月25日発行
  49. ^ 「文明の誕生」p71-72 小林登志子 中公新書 2015年6月25日発行
  50. ^ 岡田ら (1994)、pp.296-298、原始的な暦
  51. ^ 岡崎勝世『世界史とヨーロッパ』講談社現代新書、2003年、218-219頁。ISBN 4-06-149687-5
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出典:『Wiktionary』 (2019/05/23 22:43 UTC 版)

発音

名詞

  1. ネンとし地球太陽周り一周する時間
  2. ネン 古語「年(ねん)が明ける」等で用いる)年季奉公における期限
  3. とし年齢
    • 年がばれる

接尾辞

  1. 期間年次をあらわす助数詞

訳語

熟語



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