数え年
数え年とは、数え年の意味
数え年とは、生まれた年を1歳とし、以後正月になると一歳を加えて数える年齢のことである。正月に訪れる歳神様から1つ年を戴くという意味がある。数え年の計算は、誕生日前は満年齢に2を、誕生日以後は満年齢に1を加える。英語表記はeast Asian age reckoningである。また、a person's ~ calendar yearという表現もある。数え年で61歳は、a person's sixty first calendar year と表現する。ちなみに厄年は、満年齢ではなく数え年である。厄年とは、人の一生のうち、厄に遭うおそれが多いから忌み慎まねばならないとする年のことである。
数え年の生まれた年を1歳とする理由は、胎内にいる期間を0歳とする仏教の考え方に基づく。命をとても大切にしている考えがある。人が亡くなって2年目の法要を、三回忌というのも数え年に由来する。
本来は数え年で行われる七五三や年祝いは、現在では満年齢でも行われている。満年齢とは、誕生日ごとに1歳ふえる年齢の数え方である。正確には、誕生日の前日の日付が変わる瞬間に年齢が増える数え方が正しい数え方である。つまり、誕生日の前日の午後12時に1歳増える。これは、4年に一度の閏日である2月29日に生まれた者を考慮している。
早生まれは、1月1日から4月1日までに生まれた者である。学校教育法において、小学1年生になるには6歳になった翌日以降に4月1日を迎える必要があるためである。同学年において、遅く生まれているにもかかわらず、早生まれと呼ばれる。早生まれという言葉は、数え年齢に由来する。4月2日以降に生まれた児童が数え年8歳で小学校に入学する。しかし、1月1日から4月1日までに生まれた児童は、それより早い数え年7歳で入学するためである。
数え年
数え年
年齢 1は人口構造のもう一つの基本的特性である。これは一般的に年数かあるいは年数と月数で表すが、ごく小さな子供の場合は月数と日数あるいは年数とその少数で表す。人口学者は通常、年齢をある人がこれまで生きた満年数 2で切り捨てることがあり、これを満年齢 3という。人口統計では時に、年内に到達する年齢 4が問題になる。人がこれまで生きた最後の年の端数を切り上げて、一年と数えることが保険統計上あるが、これは数え年 5という。人口センサスまたは人口動態登録では、申告年齢 6または記載年齢 6を次の整数に切り上げることがしばしば見受けられ、これは特に次の誕生日が近い時に行われることがある。誕生日年齢 7なる語は、特に生命表の計算で個人が誕生日を迎える時点を指すのに用いられる。人口センサスでの設問は、出生の年月日、満年齢、または細かく規定しないで単に年齢を問う。年齢が分からない時は、歴史年表 8を使って年齢を推定する。この年表は、回答者が生きている間に起こった周知の出来事のリストである。
数え年
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 14:24 UTC 版)
数え年とは、生まれた年を「1歳」とし、元日を迎えるごとに年を重ねる表現方法。
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