元号
読み方:げんごう
年を数え示す方法(紀年法)のうち、東アジア文化に半ば特有の、おおむね君主の治世に呼応するような形で改められる呼び名(号)のこと。「年号」ともいう。ただし法的には「元号」が正式な呼称と位置づけられる。今日における元号の扱いは1979年に制定された「元号法」に依拠する。
元号の発祥は古代中国、漢の武帝の治世を「建元」と称したことに始まるとされる。中国における元号の使用は最後の王朝である清と共に滅んだ。日本へは飛鳥時代には元号が伝来しており、645年にはじまる「大化」が日本最古の元号とされる。21世紀の今日、元号が公に存続している国家は日本のみである。
元号は、紀年法の一種であるという点においては西暦、皇紀、あるいは干支などと対照できるが、「改元」の仕組みがあるという点において西暦や干支とは決定的に異なる。元号は君主の交代に伴い改められ、時には瑞兆・凶兆・天変地異などの大きな時代の節目に伴う形で改められた。時間的概念としての治世を切り替えるという思想が根底にあることが窺え、景気づけのような側面があったことも推察し得る。
今日の日本の元号は「一世一元」、すなわち、天皇の在位中は改元せず、皇位継承に伴う改元のみ行われ、天皇と元号が1対1で対応するようになっている。
今日の日本の元号に関する法的根拠である「元号法」は、全2項(元号は政令で定めること、皇位の継承があった場合に限り改めること)ならびに附則2項のみで構成されている。
元号の選定に関しては、1979年10月の閣議報告(「元号選定手続について」)に詳しくまとめられている。新元号の候補については、書きやすく、読みやすく、良い意味を持つ字であり、世間一般に使用されているような字ではなく、さらに「漢字2字である」ことが基本条件として挙げられている。
さらに元号は伝統的に古代中国の古典文献(漢籍)に依拠した字が用いられている。「平成」も、「史記」ならびに「書経」の記述に準じている。
年を数え示す方法(紀年法)のうち、東アジア文化に半ば特有の、おおむね君主の治世に呼応するような形で改められる呼び名(号)のこと。「年号」ともいう。ただし法的には「元号」が正式な呼称と位置づけられる。今日における元号の扱いは1979年に制定された「元号法」に依拠する。
元号の発祥は古代中国、漢の武帝の治世を「建元」と称したことに始まるとされる。中国における元号の使用は最後の王朝である清と共に滅んだ。日本へは飛鳥時代には元号が伝来しており、645年にはじまる「大化」が日本最古の元号とされる。21世紀の今日、元号が公に存続している国家は日本のみである。
元号は、紀年法の一種であるという点においては西暦、皇紀、あるいは干支などと対照できるが、「改元」の仕組みがあるという点において西暦や干支とは決定的に異なる。元号は君主の交代に伴い改められ、時には瑞兆・凶兆・天変地異などの大きな時代の節目に伴う形で改められた。時間的概念としての治世を切り替えるという思想が根底にあることが窺え、景気づけのような側面があったことも推察し得る。
今日の日本の元号は「一世一元」、すなわち、天皇の在位中は改元せず、皇位継承に伴う改元のみ行われ、天皇と元号が1対1で対応するようになっている。
今日の日本の元号に関する法的根拠である「元号法」は、全2項(元号は政令で定めること、皇位の継承があった場合に限り改めること)ならびに附則2項のみで構成されている。
元号の選定に関しては、1979年10月の閣議報告(「元号選定手続について」)に詳しくまとめられている。新元号の候補については、書きやすく、読みやすく、良い意味を持つ字であり、世間一般に使用されているような字ではなく、さらに「漢字2字である」ことが基本条件として挙げられている。
さらに元号は伝統的に古代中国の古典文献(漢籍)に依拠した字が用いられている。「平成」も、「史記」ならびに「書経」の記述に準じている。
げん‐ごう〔‐ガウ〕【元号】
読み方:げんごう
「年号」に同じ。「—が改まる」
元号
元号
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