単位の換算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/16 23:30 UTC 版)
単位の換算(たんいのかんさん、Conversion of units)とは、ある大きさの量 Q をある単位 u1 で表した数値 q1 から、別の単位 u2 で表した数値 q2 を求めることである。この操作を、単位 u1 から単位 u2 への換算という。単位の換算のことを「単位換算」、「単位変換」、「単位の変換」ともいう。本項目では主に物理単位の換算を例に取って述べる。
注釈
- ^ ここで km/h⋅s(キロメートル毎時毎秒)は、物理学の教科書ではあまりみかけないかもしれないが、現実の測定データとしてはよくありえる。例えば自動車、エレベータ等の速度の生データは km/h であり、数十秒程度のスケールで所定速度に達するので、これらの、起動加速度の生データとしては直感的に相応しいであろう。そのため採用した。
出典
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単位の換算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 05:37 UTC 版)
0 dBmの電力レベルは1 mWの電力に相当する。出力レベルの10 dB(dBmまたはdbW)の増加は、電力が10倍になったことを意味し、3 dBの増加は、電力が約2倍になったことを意味する。すなわち、3 dBmは約2 mWである。逆に、3 dBの減少は、電力が約半分になったことを意味する。すなわち、−3 dBmは約0.5 mWに相当する。 電力P(単位:mW)と電力レベルx(単位:dBm)の換算は、以下のようになる。 x = 10 log 10 P 1 m W {\displaystyle {\begin{aligned}x&=10\log _{10}{\frac {P}{1\mathrm {mW} }}\end{aligned}}} Pの単位をワットにすると、以下のようになる x = 30 + 10 log 10 P 1 W {\displaystyle {\begin{aligned}x&=30+10\log _{10}{\frac {P}{1\mathrm {W} }}\end{aligned}}} P = 1 mW ⋅ 10 x 10 P = 1 W ⋅ 10 x − 30 10 {\displaystyle {\begin{aligned}P&=1{\text{mW}}\cdot 10^{\frac {x}{10}}\\P&=1{\text{W}}\cdot 10^{\frac {x-30}{10}}\end{aligned}}} 詳細は「仕事率の比較」を参照 電力レベル電力備考80 dBm 100 kW サービスエリアが50km程度のFMラジオ局の送信出力 60 dBm 1 kW = 1,000 W 電子レンジの素子の放射出力 55 dBm ~300 W Kuバンド静止衛星の1チャンネルの送信出力 50 dBm 100 W 人体から放出される熱放射の合計。31.5 THz(9.5 µm)にピークがある。一般的なアマチュア無線の短波無線機の最大送信出力 40 dBm 10 W 一般的な電力線搬送通信(PLC)の送信出力 37 dBm 5 W 一般的なアマチュア無線のVHF/UHF携帯無線機の最大送信出力 36 dBm 4 W 多くの国における市民バンド無線局(27 MHz帯)の最大送信出力 33 dBm 2 W UMTS/3G携帯電話(出力クラス1)の最大送信出力GSM850/900携帯電話の最大送信出力 30 dBm 1 W = 1,000 mW DCS・GSMの1800/1900 MHz帯携帯電話 29 dBm 794 mW 28 dBm 631 mW 27 dBm 500 mW 一般的な携帯電話の送信出力UMTS/3G携帯電話(出力クラス2)の最大送信出力 26 dBm 400 mW 25 dBm 316 mW 24 dBm 251 mW UMTS/3G携帯電話(出力クラス3)の最大送信出力1880–1900 MHz DECT(250 mW/チャンネル幅1728 kHz)IEEE 802.11jの実効等方輻射電力(EIRP) 23 dBm 200 mW IEEE 802.11n・IEEE 802.11a・IEEE 802.11hの実効等方輻射電力(EIRP) 22 dBm 158 mW 21 dBm 125 mW UMTS/3G携帯電話(出力クラス4)の最大送信出力 20 dBm 100 mW IEEE 802.11b/gの実効等方輻射電力(EIRP)Bluetooth クラス 1(到達距離 100 m) 19 dBm 79 mW 18 dBm 63 mW 17 dBm 50 mW 15 dBm 32 mW 一般的なノートPCの無線LANの送信出力 10 dBm 10 mW 7 dBm 5.0 mW AM受信機の自動利得制御(AGC)回路をテストするのに必要な電力レベル 6 dBm 4.0 mW 5 dBm 3.2 mW 4 dBm 2.5 mW Bluetooth クラス 2(到達距離 10 m) 3 dBm 2.0 mW 2 dBm 1.6 mW 1 dBm 1.3 mW 0 dBm 1.0 mW = 1,000 µW Bluetooth クラス 3(到達距離 1 m) −1 dBm 794 µW −3 dBm 501 µW −5 dBm 316 µW −10 dBm 100 µW −20 dBm 10 µW −30 dBm 1.0 µW = 1,000 nW −40 dBm 100 nW −50 dBm 10 nW −60 dBm 1.0 nW = 1,000 pW 地球は視等級+3.5の恒星から1平方メートルあたり1ナノワットを受け取る。 −70 dBm 100 pW −73 dBm 50.12 pW 一般的な短波無線機のSメーター(英語版)における"S9"の信号の強さ −80 dBm 10 pW −100 dBm 0.1 pW −111 dBm 0.008 pW = 8 fW 商用GPSの単一チャネル単一帯域(2 MHz)の熱雑音 −127.5 dBm 0.178 fW = 178 aW GPS衛星の単一チャネルの受信電力 −174 dBm 0.004 aW = 4 zW 室温(20 °C)における1 Hz帯域の熱雑音 −192.5 dBm 0.056 zW = 56 yW 宇宙空間(4ケルビン)における1 Hz帯域の熱雑音 −∞ dBm 0 W 出力ゼロは、dBmで表現しようとすると負の無限大となる。 信号密度(単位面積あたりの電力)は、受信電力に波長の自乗を掛け、 4π で割ることで求められる(自由空間伝搬損失(英語版)を参照)。 特定の分野では回路が一定のインピーダンスで整合されていることがある。高周波回路では 50 Ω, 75 Ωなどで整合されている。また古典的な業務用音響機器では 600 Ωで整合されていた。この場合、電圧を計測すれば電力がわかる。 50 Ωでは約 0.224 V, 75 Ωでは約 0.274 V, 600 Ωでは約 0.775 V が 0 dBm (= 1 mW) に相当する。ただし 0 dBm はあくまで電力のことなので、インピーダンスが変わればこの関係は崩れる。業務用音響機器は後に 600 Ωで整合されなくなったため、上記の約 0.775 V のことを 0 dBu と呼ぶようになった。 dBmは国際単位系(SI)の一部ではないため、国際単位系に準拠した文書や体系での使用は推奨されない。対応するSI単位はワットである。ただし、2つの数字の単なる比であるデシベル(dB)ならば、使用可能である。 dBm単位での表現は、通常、光学的な出力や電力の測定に使用され、他の種類の仕事率(熱など)では使用されない。仕事率の比較には、電気的・光学的な仕事率以外の例が含まれている。 dBmが業界標準として最初に提案されたのは、"A New Standard Volume Indicator and Reference Level"(新しい標準音量指数と参照レベル)という論文である。
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単位の換算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 08:28 UTC 版)
1チェーンは、以下の長さに正確に等しい。 792インチ(inch) 66フィート(feet) 22ヤード(yard) ただし、米国の測量ではヤードが用いられることはない(en:Furlong#Conversion to SI units)。 4ロッド(rod) 4ポール(pole) 4パーチ(perche) 100リンク(link) 1/10ハロン(furlong) 1/80マイル(mile) また、1チェーン×1ハロンの面積が1エーカーであり、チェーンは「1エーカーの幅」としても知られている。
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単位の換算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 15:06 UTC 版)
単位の換算には、異なる物理量の基準(単一の物理量の、または物理量と他の物理量の組み合わせの)の比較が必要となる。単位の間の換算比率はほとんどの場合ある程度不正確であり、より正確な比較が行えれば、より正確な換算が行えることになる。
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単位の換算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 22:43 UTC 版)
1英熱量はおよそ以下の値に相当する。 252〜253 カロリー 778〜782 フィートポンド(ft·lbf)(フィート・重量ポンド) 1054〜1060 ジュール 0.293071 ワットアワー(W·h)(ワット・時) なお天然ガスの場合は、1百万BTUが0.021トンあるいは25m3に相当する。
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単位の換算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 14:58 UTC 版)
セルシウス温度から華氏温度への換算 θ / ∘ F = 9 5 t / ∘ C + 32 {\displaystyle \theta /^{\circ }{\text{F}}={\frac {9}{5}}t/^{\circ }{\text{C}}+32} 華氏温度からセルシウス温度への換算 t / ∘ C = 5 9 ( θ / ∘ F − 32 ) {\displaystyle t/^{\circ }{\text{C}}={\frac {5}{9}}(\theta /{}^{\circ }{\text{F}}-32)} −40 °Cと−40 °Fは等しく、上の式は次のようにも表せる。 t / ∘ C = 5 9 ( θ / ∘ F + 40 ) − 40 {\displaystyle t/^{\circ }{\text{C}}={\frac {5}{9}}(\theta /^{\circ }{\text{F}}+40)-40} セルシウス度から他の単位への換算公式セルシウス度からセルシウス度へファーレンハイト度[°F] = [°C] × 9⁄5 + 32 [°C] = ([°F] − 32) × 5⁄9 ケルビン[K] = [°C] + 273.15 [°C] = [K] − 273.15 ランキン度[°R] = ([°C] + 273.15) × 9⁄5 [°C] = ([°R] − 491.67) × 5⁄9 温度の間隔は以下のようになっている。1 °C = 1 K = 9⁄5 °F = 9⁄5 °R他の温度の単位への換算 温度の単位の比較ケルビンセルシウス度ファーレンハイト度ランキン度ドリール度ニュートン度レオミュール度レーマー度絶対零度 0 −273.15 −459.67 0 559.725 −90.14 −218.52 −135.90 地球表面の最低気温(※1) 183.95 −89.2 −128.56 331.11 283.8 −29.436 −71.36 −39.33 ファーレンハイトの寒剤 255.37 −17.78 0 459.67 176.67 −5.87 −14.22 −1.83 水の融点(標準状態下) 273.15 0 32 491.67 150 0 0 7.5 地球表面の平均気温 288 15 59 518.67 127.5 4.95 12 15.375 人間の平均体温 309.95 36.8 98.24 557.91 94.8 12.144 29.44 26.82 地球表面の最高気温(※2) 329.85 56.7 134.06 593.73 64.95 18.711 45.36 37.268 水の沸点(標準状態下) 373.15 100 212 671.67 0 33 80 60 チタンの融点 1941 1668 3034 3494 −2352 550 1334 883 太陽の表面温度 5800 5526 9980 10440 −8140 1823 4421 2909 ※1:南極・ボストーク基地、1983年7月21日 ※2:アメリカ合衆国・カリフォルニア州デスヴァレー、1913年7月10日
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