電圧の比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/10 02:50 UTC 版)
| 数量の比較 |
|---|
| 単位の換算 |
電圧の比較(でんあつのひかく)では、電圧、電位差を比較できるよう、昇順に表にする。
電圧には正負があるが、ここではその絶対値を扱う。また、起電力、電圧降下も扱う。
表
| 因数 | 単位 | 値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 10−9 | ナノボルト (nV) | 4 nV | 温度 300 K で 1 Ω の電気抵抗に生じる帯域幅 1 kHz 当りの熱雑音(rms値) |
| 130 nV | 温度 300 K で 1 kΩ の電気抵抗に生じる帯域幅 1 kHz 当りの熱雑音(rms値) | ||
| 10−6 | マイクロボルト (µV) | 20〜70 µV | ヒトの脳波の振幅 |
| 647 µV | R熱電対(白金13%ロジウム-白金)の0℃〜100℃の熱起電力 | ||
| 10−3 | ミリボルト (mV) | 4.10 mV | K熱電対(アルメル-クロメル)の0℃〜100℃の熱起電力 |
| -70〜-87 mV | ヒトの筋肉の静止電位 | ||
| 100〜300 mV | ゲルマニウムダイオードのおよその電圧降下 (順方向電圧) | ||
| 200〜400 mV | ショットキーバリアダイオードのおよその電圧降下 (順方向電圧) | ||
| 600〜700 mV | シリコンダイオードのおよその電圧降下 | ||
| 100 | ボルト (V) | 1 V | 1 A (アンペア) の電流が流れる導体の2点間で 1 W (ワット) の電力が消費されるときの2点間の電位差 |
| 1 Ω (オーム) の電気抵抗に 1 A の電流が流れているときの抵抗両端の電位差 | |||
| 1 F (ファラド) のコンデンサに 1 C (クーロン) の電気量を充電したときの電極間の電位差 | |||
| 1 C の電荷を運ぶのに 1 J (ジュール) の仕事を要したときの2点間の電位差 | |||
| 1.1 V | 「ボルタの電池」の起電力 | ||
| 1.5 V | 円筒形乾電池の公称電圧 | ||
| 2〜3.5 V | 可視光LEDの順方向電圧 (発光に必要な印加電圧) | ||
| 3.0 V | 二酸化マンガンリチウム電池 (コイン型リチウム電池)の公称電圧 | ||
| 3.3 V | 一般的なCMOSデジタル回路における電源電圧の一例 | ||
| 3.7 V | リチウムイオンポリマー二次電池の公称電圧 | ||
| 4.75〜5.25 V | USBの電源供給電圧 | ||
| 9 V | 006P (角型乾電池) の公称電圧 | ||
| 12 V | 一般的な自動車用バッテリー | ||
| 24〜50 V | 概ねこれ以上が人体に対する危険電圧とされる (感電も参照) | ||
| 100〜250 V | 一般家庭に配電される商用電源の電圧 国ごとの違いは商用電源も参照 |
||
| 300〜400 V | デンキナマズ | ||
| 650〜850 V | デンキウナギ | ||
| 103 | キロボルト (kV) | 静電気 | |
| 1,200〜2,000 V | AEDの電気ショックに使用される放電電圧 | ||
| 600〜3,000 V | 鉄道の直流電化の電圧(国や路線により異なる) 直流電化#採用事例も参照 |
||
| 15,000〜25,000 V | 鉄道の交流電化の電圧(国や路線により異なる) 交流電化#採用事例も参照 |
||
| 66,000〜1,000,000 V | 送電線の電圧 | ||
| 660,000 V | 原子力発電所周辺などの高圧線の電圧 | ||
| 数10万〜100万 V | スタンガンのおよその放電電圧 | ||
| 106 | メガボルト (MV) | 3200万 V | ホリフィールド放射性イオンビーム施設 |
| 1億〜10億 V | 雷 | ||
| 109 | ギガボルト (GV) | ||
| 1012 | テラボルト (TV) | ||
| 1015 | ペタボルト (PV) | 3京8000兆 V | PSR J0537-6910 |
| 1018 | エクサボルト (EV) | 1000京 V | 超大質量ブラックホール |
| ・・・ | |||
| 1027 | 1.04×1027V | プランク電圧 | |
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