電荷とは? わかりやすく解説

でん‐か【電荷】

読み方:でんか

物体帯びている静電気およびその物理量。いろいろな電気現象起こすもとになるもの。電気量荷電

「電荷」に似た言葉

電荷

英語 electric charge

物質内には自由に動きまわっている自由電子がある。この自由電子電気いろいろな現象熱伝導に関係がある。何かの原因物体自由電子過剰になる、あるいは不足する帯電するが、この電子のもつ電気量を電荷という。電気現象理論的に定義するときの基本電気量である。単位クーロン(C)で表す。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

電荷

電子はマイナスの電荷を持っている分子種が電子過剰だとマイナス、不足だとプラス荷電の状態になる。

電荷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/27 07:02 UTC 版)

電荷(でんか、: electric charge)とは、物体が帯びている静電気およびその物理量。いろいろな電気現象を起こすもとになるもの[1]電磁場から受ける作用の大きさを規定する物理量である。




「電荷」の続きの解説一覧

電荷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 03:45 UTC 版)

電気」の記事における「電荷」の解説

詳細は「電荷」を参照電子」、「陽子」、および「イオン」も参照 電荷とは、ある種素粒子が持つ性質であり、物理学において自然界4つ根源的な基本相互作用一つである電磁気力の元となる。電荷は原子内にもともとあり、よく知られる担体としては電子陽子がある。また電荷は保存量であり、孤立系内の電荷量は系内でどんな変化起きて変化しない孤立系内では電荷は物体から物体転送され、その転送直接的な接触場合もあるし、金属の導線などの伝導体伝わって行われることもある。静電気とは電荷が物体に(不均衡に存在する状態であり、通常異なった素材をこすり合わせることで電荷が一方からもう一方転送され生じる。 電荷が存在する電磁気力発生する。電荷が互いに力を及ぼしあう現象古くから知られていたが、その原理古代には分かっていなかった。ガラス棒を布でこすって帯電(電荷を帯びること)させ、それを紐でつるした軽いボール触れさせると、ボール帯電する。同様のボール同じようガラス棒帯電させると、2つボール互いに反発しあう。しかし一方ガラス棒帯電させ、もう一方琥珀棒で帯電させると、2つボール互いに引き付け合う。このような現象研究したのが18世紀後半シャルル・ド・クーロンで、彼は電荷には2種類異な形態があると結論付けた。すなわち、同じ種類の電荷で帯電したものは反発しあい、異な種類の電荷で帯電したものは引き付け合う。 この力は荷電粒子自身にも働くため、電荷は物体表面互いに距離をとるように一様に分布する傾向がある。この電磁気力強さクーロンの法則定式化されており、互いの電荷の積に比例し、距離の2乗反比例する電磁気力強い相互作用次いで強い力だが、強い相互作用とは異なりあらゆる距離に働く。ずっと弱い重力相互作用比較すると、2つ電子電磁気力反発しあう力はそれらが重力引き付け合う力の1042倍である。 電子陽子の電荷は極性が逆であり、物体全体の電荷は正の場合と負の場合ありうる一般に電子の電荷を負、陽子の電荷を正とする。この習慣ベンジャミン・フランクリン業績由来する電荷量記号 Q で表され、その単位クーロンである。電子はどれも同じ電荷量持ち、その値は約 −1.6022×1019 クーロンである。陽子は同じ大きさ極性が逆の電荷量を持つので +1.6022×1019 クーロンとなる。電荷は物質だけでなく反物質にもあり、それぞれに対応する反粒子大きさ等しく極性が逆の電荷量を持つ。 電荷量測定する手段はいくつかある。検電器最初の電荷測定機器だが、今では授業での実験などでしか使われない。今では電子式のエレクトロメータがよく使われている。

※この「電荷」の解説は、「電気」の解説の一部です。
「電荷」を含む「電気」の記事については、「電気」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「電荷」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

電荷

出典:『Wiktionary』 (2021/08/25 13:00 UTC 版)

名詞

でんか

  1. 物質帯びている電気のこと。電荷と電荷がある。

翻訳


「電荷」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「電荷」の関連用語

電荷のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



電荷のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
三栄書房三栄書房
Copyright c San-eishobo Publishing Co.,Ltd.All Rights Reserved.
BASBAS
© BAS Inc. 1995-2024
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの電荷 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの電気 (改訂履歴)、水流モデル (改訂履歴)、クルックス管 (改訂履歴)、古典電磁気学の共変定式 (改訂履歴)、電子 (改訂履歴)、陽子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの電荷 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS