荷電粒子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/15 02:30 UTC 版)
![]() |
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2020年8月)
|
荷電粒子(かでんりゅうし、英: charged particle)とは、電荷を帯びた粒子のこと。通常は、イオン化した原子のことや、電荷を持った素粒子のことである。
核崩壊によって生じるアルファ線(ヘリウムの原子核)やベータ線(電子)は、荷電粒子から成る放射線である。質量の小さな粒子が電荷を帯びると、電場によって正と負の電荷が引き合ったり、反対に正と正、負と負が反発しあったりするクーロン力を受けたり、また磁場中でこういった粒子が運動することで進行方向とは直角方向に生じる力を受けたりする。これら2つの力をまとめてローレンツ力というが、磁場によって生じる力のほうが大きい場合には、電界による力を無視して磁場の力だけをローレンツ力ということがある。これはローレンツ力の定義式にある電界の項をゼロとおき(電界の影響が小さいゆえに無視する)、磁場の影響だけを計算した結果で、近似である。詳細はローレンツ力を参照。
関連項目
荷電粒子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/10 17:24 UTC 版)
「エネルギー分散型X線分析」の記事における「荷電粒子」の解説
※この「荷電粒子」の解説は、「エネルギー分散型X線分析」の解説の一部です。
「荷電粒子」を含む「エネルギー分散型X線分析」の記事については、「エネルギー分散型X線分析」の概要を参照ください。
「荷電粒子」の例文・使い方・用例・文例
- 荷電粒子
- 非荷電粒子
- 小さな荷電粒子の質量を決定する分光学の使用
- 荷電粒子、または高エネルギー光子がぶつかるときに、一瞬蛍光を発する
- 荷電粒子の運動エネルギーを増加させる科学機器
- 加速装置から出た荷電粒子が使用されるまでその周囲を回転しながら保存されるドーナツ形の環状にセットされた磁石
- 地球の磁場に集積した、(宇宙線に起因する)荷電粒子を含む環状地帯
- 米国の物理学者で、地球の磁場が捕えた太陽風に由来する2つの荷電粒子のベルトを発見した(1914年生まれ)
- オランダの物理学者で、光が原子中の荷電粒子の動きにより放射されることを示した放射への磁気の影響の研究に栄誉を与えられた(1865年−1943年)
- 荷電粒子を囲む力の場
- 永久磁石あるいは運動する荷電粒子を囲む力線
- 電場の影響下でのコロイドでの荷電粒子の動き
- 荷電粒子に大きな速度を与えるために加える電圧
- チェレンコフ効果という,物質中の荷電粒子が光速より速く動く時の発光現象
- チェレンコフ光という,高速荷電粒子が透明媒質中を通過するときに放出される光
- 線形加速器という,荷電粒子を加速する装置
- 自由運動をする荷電粒子の集団
- シンクロトロンという,荷電粒子の加速装置
- 泡箱という,高速荷電粒子の飛跡の観測装置
荷電粒子と同じ種類の言葉
- 荷電粒子のページへのリンク