こう‐し〔クワウ‐〕【光子】
みつこ【光子】
光子
英語表記:photon
素粒子の1つ。場の量子論では光を粒子と考える場合の名称。光の振動数に相当したエネルギーと運動量を持つ粒子のように振る舞う。
量子論とは 量子(quantum)とは、古典力学(ニュートンが導入した巨視的物体の運動に関する物理法則)では物理量は連続的な値として表されてしたが、原子、分子、素粒子などの微視的物理系の理論体系では、古典力学が成立しなく、不連続な値だけを持つ物理量の最小の単位を言い、これらに関する力学の理論総称を量子論という。
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光子
光子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/24 01:26 UTC 版)
注釈
- ^ この記号はおそらくガンマ線に由来する。なお、化学や光工学では、光子は通常hνの記号で光子のエネルギーとして表される。ここで、hはプランク定数、νは周波数である。また稀に周波数をfとしてhfで表されることもある。
- ^ 波動の側面を強調する場合、現代でも光量子の用語を使うことがある。水島(1994) pp.32-33
- ^ 2人の研究成果は互いに補うものようなものであり、光の本性の研究に対する貢献の大きさとしてはどちらに帰属するかどうかは確定が難しいものである。
- ^ なお、アインシュタインの残りの人生の大半を占めた統一場理論の探求の目的は、如何にしてマクスウェルの波の理論と実験で観測される粒子としての性質を統合するかであったと言われる。Pais, A. (1982). Subtle is the Lord: The Science and the Life of Albert Einstein. Oxford University Press. ISBN 0-19-853907-X
- ^ なぜならば、基準系の重心では、衝突した反粒子は正味の運動量を持たないのに対して単一の光子は(周波数や波長がゼロにはならないため)常に運動量を持つ。そのため、運動量保存則を満たすために、正味の運動量がゼロとなる少なくとも二つの光子が生成される必要がある(ただし、陽電子が原子核中の陽子と対消滅する場合等、系が別の粒子や場と相互作用している場合は、クーロン力が並進対称性を破るため、一つの光子が生成することが可能である)。二つの光子のエネルギー(周波数)は、運動量保存則で決定される。
- ^ マクスウェル方程式は電磁波の可能なすべてのエネルギーを対象とするものであったので、ほとんどの物理学者は当初、プランクのエネルギーの量子化は、放射を吸収、放出する物質の未知の制約に由来すると考えていた。しかし、アインシュタインはこのとき初めて、エネルギーの量子化は電磁放射自体の性質として提案した。
- ^ 特に光子モデルでは光のエネルギーは周波数に依存するとし、物質と放射としての振舞いを熱平衡で説明する。また、マックス・プランクが半古典モデルで説明しようとした黒体放射の性質も説明できる。半古典モデルは量子力学の発展に貢献した。Kimble, H.J.; Dagenais, M.; Mandel, L. (1977). “Photon Anti-bunching in Resonance Fluorescence”. Physical Review Letters 39 (11): 691-695. Bibcode: 1977PhRvL..39..691K. doi:10.1103/PhysRevLett.39.691.
- ^ 光電効果は、1887年にヘルツ及び翌1888年にドイツの物理学者ヴィルヘルム・ハルヴァックス(Wilhelm Hallwachs)によって発見された 。
- ^ quanta(量子)という用語は1900年以前から、電気を含む離散量を表す用語として使われていたことから、これは次第にエネルギー量子(energy quantum)と呼ばれるようになっていた。
- ^ 他にもアインシュタインが近似式としてしか得ていなかった公式 E=mc2 を精確な結果として導出することができた。
- ^ なお、"輻射の量子がエネルギーとともに方向をもった運動量を運ぶことをきわめて説得的に示す"というコンプトンの結論に対して、当初は強い反対があったが、1924年には完全に受け入れられるようになったということである。
物理学史II(1968) pp.183-184 - ^ ただし、ルイスの光の粒子の概念は生成も破壊もされない光の原子に相当するもので、アインシュタインの光量子概念とは異なっていた。
- ^ この定式化されたばかりの量子力学が議論されたこの第5回はソルベー会議全体の中でももっとも有名な会議である。しかしながら、主題にあげられた光子(photon)の命名を前年に行ったばかりのルイス自身は会議に招待されなかった。代わりにルイス=ラングミュアの原理で知られるアメリカの物理化学者のアーヴィング・ラングミュアが、主題の量子力学への貢献は何もないのになぜか招待された。
Coffey(2008) p.188 - ^ 現代物理学において、原子に対してどのような操作を加えても変化せず安定的である根拠は、この湯川の中間子論に求められる。
出典
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- ^ C・ゼーリッヒ 著、広重 徹(訳) 編『アインシュタインの生涯』1974年。 p.152 の訳注
なお、アインシュタインはこの決定を、たまたま旅行中の船の上で聞いたと言われる。 - ^ Presentation speech by Svante Arrhenius for the 1921 Nobel Prize in Physics, December 10, 1922. Online text from [nobelprize.org], The Nobel Foundation 2008. Access date 2008-12-05.
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Coffey(2008) pp.182-183から引用。なおコンプトン兄弟(アーサー・コンプトン、カール・コンプトン)の内どちらの提案であるかは記載がない。 - ^ 中村誠太郎『湯川秀樹と朝永振一郎』読売新聞社、1992年。 p.28、 田中正『湯川秀樹とアインシュタイン』岩波書店、2008年。 p.103
- ^ この直接的証拠とされる写真とその考え方については、有馬(1994) p.2,4 参照。
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光子
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ゆるかわ動物園のゴリラ。5歳。脱走し、たまこ先生の家で朝食を食べた事がある。行儀がいい。野球の試合でかなでちゃんの代わりとして出場した事もある。
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光子
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第7話『時空探査機』で金やんの核シェルターに居候するようになった少女型ロボット。本来の名前は「フォトン77」で、開閉式の顔面から物体の時空転送を行うことができる。初登場時は口で声を出していたが、時空を越えて別のモノに変換したネコに攻撃を受け故障し、しばらくの間、頭の上にくくり付けたスピーカー(エピソードにより形状は一定しない)から声を発していた。現在は違法に時空転送してきた未来人との取引で新しい声帯を手に入れ、再び口から声を発している。
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光子(みつこ)
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「どこの家にも怖いものはいる」の記事における「光子(みつこ)」の解説
高士の妻。
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光子(みつこ)
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稲妻きららの母。正体を隠したまま、きらら達を陰からサポートする。超電磁体質の持ち主で、娘のきららと同様、電撃ナースに変身することができる。
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光子
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アンテナ複合体における色素分子の光励起は、電子移動を引き起こす。
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光子
出典:『Wiktionary』 (2021/08/06 23:56 UTC 版)
名詞
発音(?)
- こ↘ーし
翻訳
- アイスランド語: ljóseind (is) 女性, fótóna (is) 女性, (uncommon) ljósögn (is) 女性
- アストゥリアス語: fotón (ast) 男性
- アラビア語: فوتون (ar) (futūn) 男性
- アルメニア語: ֆոտոն (hy) (foton)
- イタリア語: fotone (it) 男性
- イド語: fotono (io)
- ヴォロ語: foodon (vro)
- ウクライナ語: фотон (uk) (fotón) 男性
- 英語: photon (en)
- エストニア語: footon (et)
- エスペラント: fotono (eo)
- オランダ語: foton (nl) 中性
- カタルーニャ語: fotó (ca) 男性
- ガリシア語: fotón (gl) 男性
- ギリシア語: φωτόνιο (el) (fotónio) 中性
- グジャラート語: પ્રકાશાણુ (gu) (prakāśāṇu) 男性
- クメール語: អាភាណូ (km) (aapʰie noo)
- グルジア語: ფოტონი (ka) (p'otoni)
- サンスクリット: प्रकाशाणु (sa) (prakāśāṇu) 男性
- スウェーデン語: foton (sv) 通性
- スペイン語: fotón (es) 男性
- セルビア・クロアチア語:
- タイ語: โฟตอน (th) (fohdton)
- タミル語: ஒளியன் (ta) (oḷiyaṉ)
- チェコ語: foton (cs) 男性
- ドイツ語: Photon (de) 中性
- トルコ語: foton (tr)
- ネパール語: प्रकाशाणु (ne) (prakāśāṇu)
- ノルウェー語: foton (no) 中性
- バスク語: fotoi (eu)
- ハンガリー語: foton (hu)
- ヒンディー語: प्रकाशाणु (hi) (prakāśāṇu), फ़ोटोन (hi) (fōṭōn)
- フィンランド語: fotoni (fi)
- フランス語: photon (fr) 男性
- ブルガリア語: фотон (bg) (fotón) 男性
- ヘブライ語: פוטון (he) 男性
- ベラルーシ語: фатон (be) (fatón) 男性
- ペルシア語: فوتون (fa) (foton)
- ベンガル語: ফোটন (bn) (phoţôn)
- ポーランド語: foton (pl) 男性
- ポルトガル語: fotão (pt) (ポルトガル), fóton (pt) (ブラジル)
- マラーティー語: प्रकाशाणु (mr) (prakāśāṇu) 男性
- ルーマニア語: foton (ro) 男性
- ロシア語: фотон (ru) (fotón) 男性
「光子」の例文・使い方・用例・文例
- 荷電粒子、または高エネルギー光子がぶつかるときに、一瞬蛍光を発する
- 光子、電子、およびミューオンの電磁相互作用の相対論的量子論
- 入射光子によって、原子か分子から放たれている電子
- 米国の物理学者で、光子と電子の相互作用の理論に貢献した(1918年−1988年)
- 日本人の数学の物理学者で、核戦力が電磁力を調停する際に光子に類似であっているののメソンと呼ばれる大規模な粒子によって調停されるよう提案した(1907年−1981年)
- 光子か電離粒子を吸収するとき燐光体で作り出される閃光
- 原子または分子による光子の吸収
- 原子核の近くを光子が通るときに、ガンマ線光子を電子と陽電子に変換すること
- 頻度に光子のエネルギーを関連付ける比例定数
- 光子工場という実験施設
- 物質に光をあてたとき電子が光子にエネルギーを吸収しておこる現象
- >> 「光子」を含む用語の索引
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