電場とは? わかりやすく解説

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でん‐じょう〔‐ヂヤウ〕【電場】

読み方:でんじょう

電界(でんかい)

「電場」に似た言葉

でん‐ば【電場】

読み方:でんば

電界


電場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/10 09:28 UTC 版)

電場(でんば)または電界(でんかい)(: electric field)は、電荷に力を及ぼす空間の性質の一つ。E の文字を使って表されることが多い。電荷と力の比の値であり単位は[N/C]など。理学系では「電場」、工学系では「電界」ということが多い。また、電束密度と明確に区別するために「電場の強さ」ともいう。時間によって変化しない電場を静電場(せいでんば)または静電界(せいでんかい)とよぶ。





電場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/20 01:31 UTC 版)

静電気学」の記事における「電場」の解説

ある点での電場 (Vm−1) は、その点にある単位正電荷 (C) に働く力 (N)定義される。 F → = q E → {\displaystyle {\vec {F}}=q{\vec {E}}\,} この定義とクーロンの法則より、点電荷 Q {\displaystyle Q} によりつくられる電場 E {\displaystyle E} の大きさE = Q 4 π ε 0 r 2 {\displaystyle E={\frac {Q}{4\pi \varepsilon _{0}r^{2}}}} である。

※この「電場」の解説は、「静電気学」の解説の一部です。
「電場」を含む「静電気学」の記事については、「静電気学」の概要を参照ください。


電場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 03:45 UTC 版)

電気」の記事における「電場」の解説

詳細は「電場」を参照静電気学」も参照 電場の概念は、マイケル・ファラデーによって導入された。電場は電荷によってその周囲空間形成され、その電場内に存在する他の電荷に力を及ぼす。2つ電荷の電場の振る舞いは、ちょうど2つ質量重力場のそれと似ており、広がりは無限だが互いに及ぼしあう力は距離の2乗反比例する。ただし、電場と重力場には大きな違い1つある。重力は常に引き付け合う力だが、電場は引き付け合う場合反発しあう場合がある。惑星のような巨大な物体全体としてほとんど電荷帯びていないため、遠距離の電場は通常ゼロである。そのため宇宙規模の距離では本来弱いはずの重力支配的になる。 電場は空間位置によって変化し、ある位置に正の単位電荷量を静止させて置いたとき、その電荷が受ける力の強さがその位置の電場と定義される。この概念上の電荷試験電荷呼び自身の電場が影響及ぼさないようほとんどないくらいに小さく、しかも磁場生じないために決し動かないものとする。電場は定義上から力であり、力はベクトル量である。つまり、電場自身ベクトル量であり、大きさ方向がある。明らかに電場はベクトル場である。 静止した電荷形成する電場を研究する分野静電気学である。電場は空間各点における方向沿って描いた想像上曲線視覚化できる。この概念導入したのはファラデーで、これを「電気力線」と呼び、今も時折見かける。正の点電荷をその電場内で動かそうとした場合点電荷が通る経路電気力線沿ったものになる。ただしこれは物質的存在とは無関係想像上概念であり、電気力線の間も含めて空間全体に電場は存在する静止した電荷から発する電気力線はいくつかの特性がある。まず、電気力線は正の電荷始点とし、負の電荷終点とする。次に良導体がある場合は常に直角に入っていく。さらに、電気力線同士交差することはない。 中空導体では電荷は常にその外側表面分布する。従って、その内部のどの位置でも電場はゼロとなる。これがファラデーケージ動作原理であり、金属殻で囲まれ内部外界の電場から隔離される静電気学知識高電圧装置設計において重要である。電場を満たしている媒体には必ず耐えられる電場の強度電界強度)の限界がある。電界強度その限界超える絶縁破壊がおき、帯電した部分の間に電弧によるフラッシュオーバー生じる。例え空気場合電極の間が狭いなら電界強度が30kV毎センチメートル越えると電弧生じる。電極間の距離が大き場合限界がさらに低くなり、1kV毎センチメートルでも電弧生じことがあるはこの現象自然界発生したもので、上昇気流によって地面隔てられ電荷蓄えたが電場を生じ、その強度空気限界超えたときに発生する大きな雷雲電位は100MVにもなり、その放電エネルギー最大で250kWhほどになる。 電界強度近く導体があると大きく影響され、特に尖った導体先端部分電気力線集中する。この原理応用したのが避雷針で、その尖った先端周辺発生する引き寄せ建物を守ることになる。

※この「電場」の解説は、「電気」の解説の一部です。
「電場」を含む「電気」の記事については、「電気」の概要を参照ください。


電場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/19 03:15 UTC 版)

感覚器」の記事における「電場」の解説

電場を感じ感覚器官ヒトにはない。したがってそれを表す言葉存在しないデンキウナギなどの電気魚サメなどがこれに対応する受容器を持つ。

※この「電場」の解説は、「感覚器」の解説の一部です。
「電場」を含む「感覚器」の記事については、「感覚器」の概要を参照ください。

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電場

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 11:50 UTC 版)

名詞

(でんば)

  1. (電磁気学) 電荷を持つ物質がその周囲空間形成する電荷を持つ別の物質クーロン力作用させる単位電荷作用するクーロン力ベクトル場電界

関連語

翻訳


「電場」の例文・使い方・用例・文例

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