反強誘電体
反強誘電体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 01:06 UTC 版)
強誘電体の電場に対する応答は強磁性体の磁場に対する応答によく似ている。そして、磁性体の一種として反強磁性体があるのと同様、誘電体の一種として反強誘電体 (antiferroelectrics) が存在する。電気双極子の向きがある方向に沿って交互に逆を向いているため、全体としてマクロな自発分極は0となる。代表的な物質はジルコン酸鉛 PbZrO3 やリン酸一アンモニウム (NH4)H2PO4 などである。 また、強い外部電場を印加する事によって自由エネルギーを変化させ、強制的に強誘電体に相転移させることも可能である。
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