自発分極
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 06:45 UTC 版)
強誘電体や焦電体と呼ばれる特定の誘電体の内部では、外部から電界がかけられなくても、分極した原子や分子が全てランダムな方向を向いているのではなく、プラスの電荷の部分とマイナスの電荷の部分が互いに引きつけ合うために整然と並んである程度の大きさの分極した区域を作り、それぞれの分極区域同士がランダムな方向を向いている、という構成をしている。これによってエネルギーを最小化して安定している。こういった分極区域は自発分極(spontaneous polarization)と呼ばれる。
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