強誘電体のキュリー温度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/03 10:12 UTC 版)
「キュリー温度」の記事における「強誘電体のキュリー温度」の解説
強磁性体との類推により、キュリー温度は強誘電体(圧電物質)が自発分極や圧電特性を失う温度にも用いられる。チタン酸ジルコン酸鉛 (PZT)においては、 T c {\displaystyle T_{\mathrm {c} }} 以下では正方晶であり、単位格子の中心には変位した陽イオンがあるため電気双極子をもつ。 T c {\displaystyle T_{\mathrm {c} }} 以上では立方晶となり、中心の変位陽イオンはちょうど中心に位置するようになる。よって電気双極子モーメントと自発分極がなくなる。
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