りん‐さん【×燐酸】
リン酸
リン酸
リン酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/11 13:59 UTC 版)
リン酸(リンさん、燐酸、英: phosphoric acid)は、リンのオキソ酸の一種で、化学式 H3PO4 の無機酸である。オルトリン酸(おるとりんさん、英: orthophosphoric acid)とも呼ばれる。
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リン酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 15:40 UTC 版)
酵母細胞は、無機リン酸の産生やアップレギュレーションに関与する遺伝子を活性化することで細胞外のリン酸レベルの低下に応答する。PHO経路はリン酸レベルの調節に関与する経路である。通常条件下では、サイクリン-CDK複合体のPho80-Pho85は転写因子Pho4(英語版)をリン酸化によって不活性化する。しかしリン酸レベルが低下すると、Pho81がPho80-Pho85を阻害し、Pho4は活性化される。リン酸が豊富に存在するときには、Pho80-Pho85はRim15のスレオニン1075番残基のリン酸化も促進し、Rim15の核内プールの阻害を行う。このように、通常条件下ではPho80-Pho85はSch9、TORC1と協奏的に作用し、Rim15の細胞質での保持を促進する。
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リン酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 04:33 UTC 版)
主に開花結実(実付きや花付きなど)に関係する肥料であり実肥(みごえ)と言われる。水溶性リン酸と可溶性リン酸、く溶性リン酸が植物に吸収される。このうち可溶性リン酸は、アルカリ性クエン酸アンモニウム溶液(ペーテルマン液)に溶けるリン酸であり、水溶性の値を含み、根酸に溶けて肥効をあらわす。く溶性リン酸は2%クエン酸溶液に溶けるリン酸であり、より緩やかな肥効をあらわす。なお、化学分野で「P」は、元素のリンを表すが、農業・園芸分野ではリン酸塩類を表し、リン酸と省略される。 人類が紀元前3000年の頃から始めた農業の歴史上、不足し続けているのがリン酸である。その原料のリン鉱石の枯渇がいま心配されている。リン鉱石の80%が肥料用に使用されており、イギリス硫黄誌 (British Sulphur Publishing) によると、最悪のシナリオとして、過去の消費から年3%の伸びを見込むと、消費量は2060年代には現在の約5倍になり、経済的に採掘可能なリン鉱石は枯渇してしまう。 現実的なシナリオでは、2060年代に残存鉱量は50%になるとされている。日本はリン鉱石の全量を輸入に頼っており、その多くを中華人民共和国に依存している。国際肥料工業会 (International Fertilizer Industry Association) によると、リン酸肥料が使用される主な作物とその割合は、小麦が18%、野菜・果物が16%、米、トウモロコシがそれぞれ13%、大豆が8%、サトウキビが3%、綿花4%となっている。
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リン酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 05:45 UTC 版)
リン酸は主に開花結実に影響し、花肥(はなごえ)または実肥(みごえ)と呼ばれる。このため、果実を食用とする果菜類の栽培では、特に重要視される。
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「リン酸」の例文・使い方・用例・文例
- クレアチンはアデノシン三リン酸の生成に一部関与している。
- リン酸アンモニウム.
- リン酸.
- リン酸
- フルーツシロップ・小量のリン酸で作った炭酸水
- 彼は、富栄養化における統制要因が硝酸塩ではなく、リン酸であると主張した
- 全ての植物と動物における:細胞のエネルギー源である高エネルギーのリン酸塩合成物を生産するためにアセチル合成物の酸化の新陳代謝を含むミトコンドリア中の一連の酵素の反応
- ピロリン酸の塩またはエステル
- 無機リン酸塩灰岩で、また、すべての生きている細胞の中の有機リン酸塩として一般的に起こる窒素族の多価の非金属元素
- リン酸アルミニウムリチウムから成る、白色または灰色の鉱物
- カルシウムフッ化リン酸塩またはカルシウム塩化物リン酸塩で成る共通の複雑なミネラル
- 化学結合したリン酸を含むこと
- リン酸塩バッファを含んでいる溶液
- ステアリン酸とパルミチン酸の不溶性のカルシウム塩
- 酵素群の総称で、有機リン酸塩の加水分解で触媒として働く
- リン酸塩
- クレアチンとリン酸の有機化合物
- 脂肪酸とリン酸と窒素の塩基から成る様々な合成物の総称
- 石鹸と洗剤の材料として使われるピロリン酸のナトリウム塩
- 石鹸と洗剤の原料として使われる三リン酸のナトリウム塩
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