生体を構成する主要な4元素(酸素、炭素、水素、窒素)以外のものの総称で、無機質、ともいいます。
ミネラルは体内で合成できないため食物として摂る必要があります。不足した場合は、欠乏症やさまざまな不調が発生しますが、摂りすぎた場合にも過剰症や中毒を起こすものがあります。
現在のところ、人間の身体に必要とされるミネラルは16種類とされ、これを必須ミネラルと呼びます。人体に含まれる量によって主要ミネラル7種類と微量ミネラル9種類に分けられています。主要ミネラルはカルシウム、リン、カリウム、硫黄、塩素、ナトリウム、マグネシウムで、微量ミネラルは鉄、亜鉛、銅、マンガン、クロム、ヨウ素、セレン、モリブデン、コバルトです。これら必須ミネラルのうち、塩素、硫黄、コバルト以外の13種類については、「日本人の食事摂取基準(2005年版)」で摂取量の指標が定められています。似通った性質のミネラル同士では、お互いの吸収や働きを妨げることがあるため、バランスよく摂ることが必要です。
ミネラル
ミネラル(mineral)とは、「鉱物」または「無機質」を意味する語。とりわけ栄養素としての鉱物質を指す場合が多い。栄養学における成分のうち鉱物由来の元素の総称であり、「5大栄養素」の1区分である。
食品の「5大栄養素」は、炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・無機質(ミネラル)の5要素である。
栄養素としてのミネラルには、具体的には、亜鉛・鉄・カルシウム・カリウム・マグネシウム・リン・銅・マンガンなどがある。
「ミネラル」はもともと英語の語彙であり、その語源はラテン語で「鉱石」を意味する語。英語でもミネラル(mineral)は栄養素としてのミネラルを意味するが、英語の mineral の基本的な語義は「鉱物」である。栄養素以外の文脈で、たとえば鉱泉(mineral spring)、鉱物資源(mineral resources)といった表現でも用いられる。
「ミネラルウォーター」は、本来は鉱物質の豊富な湧泉から採取した水を意味する語である。「鉱水」あるいは「鉱泉水」と和訳されることがある。食品衛生法に基づく定義としては、ミネラルウォーターは「ミネラルウォーター類」の一種であり、特定水源より採取され天然のミネラルが溶け込んだ水にさらにミネラル分の調整あるいは原水の混合といった処理を加えた製品を指す。
ミネラル【mineral】
ミネラル
別名:無機質
【英】:mineral
ミネラル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/31 12:33 UTC 版)
ミネラル(mineral)は、一般的な有機物に含まれる4元素(炭素・水素・窒素・酸素)以外の必須元素である。無機質、灰分(かいぶん)などともいう。蛋白質、脂質、炭水化物、ビタミンと並び五大栄養素の1つとして数えられる。
- ^ 健康増進法施行規則(平成15年4月30日厚生労働省令第86号)第11条
- ^ “02_各論_1-7_ミネラル_1_cs6_0116.indd”. 2021年11月21日閲覧。
- ^ “02_各論_1-7_ミネラル_2_cs6_0114.indd”. 2021年11月21日閲覧。
- ^ 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書
- ^ Protein and amino acid requirements in human nutrition : report of a joint FAO/WHO/UNU expert consultation / タンパク質・アミノ酸の必要量 WHO technical report series ; no.935, ISBN 9241209356
- ^ Dietary Reference Intakes : Elements
- ^ Dietary Reference Intakes : Electrolytes and Water
- ^ a b 内閣府食品安全委員会第719号
ミネラル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 02:49 UTC 版)
果汁にはミネラルも含まれている。ナトリウム、カリウム、マグネシウムが最も一般的である。カリウムおよびカルシウムは、酒石酸との塩を形成することがあり、ワインのpHによっては酒石酸カリウムおよび中性の酒石酸カルシウムを形成する。そのため、これらの溶解度を超えると沈殿を生じるため、果汁の酸性度が低下する。酸が不足しがちな温暖な南部の地域では、余計な酸性度低下の原因となってしまうこともある。
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ミネラル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 21:52 UTC 版)
詳細は「ミネラル」を参照 人体に微量に必要な無機化合物の鉱物である。 主要ミネラル - カルシウム、カリウム、マグネシウム、ナトリウム、リン、塩素、硫黄 微量ミネラル - 鉄分、亜鉛、銅、クロム、モリブデン、ヨウ素、マンガン、コバルト、セレン 必須想定ミネラル -リチウム(Li)・バナジウム(V)・ホウ素 (B)・ニッケル(Ni)・ゲルマニウム(Ge)・ケイ素 (Si) ・臭素(Br) 有害ミネラル -ベリリウム(Be)、ヒ素(As)、金(Au)、銀(Ag)、白金(Pt)、ウラン(U)、プルトニウム(Pu)、ポロニウム(Po)、鉛(Pb)、アルミニウム(Al)、水銀(Hg)、カドミウム(Cd)
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ミネラル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 09:55 UTC 版)
リチウム(リーマス) リチウムは最も古典的な気分安定薬であるが、優れた気分調節効果を持ち、自殺を含めた総死亡率を比較的大きく下げることから、今なお第一選択薬として使用される。単純な物質であるため安価であることも特長である。一方で、治療量と中毒量の比が小さい(約2.0倍)という欠点を抱えており、安全・確実に効果を得るためには治療薬物モニタリングが必要とされる:0.6もしくは0.8-1.2mEq/L(あるいはミリモル)。服用者は脱水や誤薬による血中濃度上昇に注意する必要がある。中毒症状は吐き気、嘔吐、下痢および運動失調等である。最も一般的な副作用は、傾眠と体重増加である。リチウム使用のまれな副作用は、視力障害、手のかすかな震え、少し体調が悪いと感じることである。一般に、これらの副作用はリチウムの治療開始から最初の数週間に生じる。これらの症状は用量の低減によって多くの場合改善できる。 過半数の患者でリチウムの血中濃度の監視がなされていないという日本での調査により、2012年9月に医薬品医療機器総合機構から注意喚起がなされている。
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「ミネラル」の例文・使い方・用例・文例
- 果物と野菜はミネラルを含んでいる
- ミネラルは体の機能に重要な役割を果たす
- ミネラルウォーターがいいですか、それともふつうの水でいいですか。
- この歯磨き粉は歯の再ミネラル強化を促進する。
- ビタミンとミネラル
- 私はいつもミネラルウォーターを持ち歩いています。
- この食べ物には、それなくしては我々の身体が正しく機能しないすべてのミネラル。
- 水のミネラル成分を除去する
- 多量のビタミンとミネラルを投与した体で生化学的バランスを回復させようとする精神障害の治療形態を指定すること、または治療形態に関連するさま
- ミネラルウォーターを瓶に入れてください
- 大地からのミネラルの供給源から抽出された
- 水には、オンザロックの沈殿したミネラルが含まれていた
- ミネラルの豊富な土地に恵まれて
- 炭酸の含まれないミネラル水
- 高温で熱することにより非金属ミネラルから生成された堅い砕けやすい物質を材料にして作られた製品
- 石鹸が泡立つのを防ぐ溶解ミネラル塩を含む水質
- 自然の力で、または、人工的にミネラル塩をしみ込ませた水またはガス
- 自然に発泡性のあるミネラルウォーター
- フランスのビシー鉱泉の、またはそれに似た発泡性ミネラルウオーター
- フランス中部(パリの南)にある町で、ミネラル温泉で知られる
ミネラルと同じ種類の言葉
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