カリウムとは? わかりやすく解説

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カリウム【(ドイツ)Kalium】

読み方:かりうむ

アルカリ金属元素の一。単体銀白色軟らかい金属で、より軽い。化学的性質ナトリウムに似るが、より活性があり、反応して水素発生し紫色の炎を上げて燃える。石油中に貯蔵天然には地殻中に長石雲母などの成分として分布し海水中や動植物細胞内液イオンとして存在する元素記号K 原子番号19原子量39.10。

「カリウム」に似た言葉

カリウム


物質名
カリウム
英語名
Potassium
元素記号
K
原子番号
19
分子量
39.0983
発見
1807年
原子半径(Å)
2.26
融点(℃)
63.5
沸点(℃)
765.5
密度(g/cm3
0.86
比熱(cal/g ℃)
0.177
イオン化エネルギー(eV)
4.341
電子親和力(eV)
0.5012


カリウム

英訳・(英)同義/類義語:potassium

周期律表のI属(アルカリ金属)に属す金属元素で、陽イオン重要な生理作用を持つ。K

カリウム(K)


カリウム

読み方かりうむ
【英】:K

人体必要なミネラル一種で、浸透圧の調整などの働きをする。ナトリウム排出する作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節する上で重要。

 人体必要なミネラル一種で、成人体内には約120gから200gが含まれています。遊離イオンリン酸塩たんぱく質との結合体としてそのほとんどが細胞内ありますが、ごく一部血液リンパなどの体液細胞外液)や骨にも含まれています。
 カリウムは、細胞内液浸透圧調節して一定に保つ働きありますまた、神経の興奮性筋肉収縮に関わっており、体液pHバランスを保つ役割果たしています。ナトリウム身体の外に出しやすくする作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節するのに役立ちます。「日本人の食事摂取基準2005年版)」では、高血圧の予防目的としたカリウム摂取目標量を成人男女とも1日当たり3,500mgとしています。不足するとこれらの働き影響することはもちろん、脱力感食欲不振筋無力症精神障害不整脈などの症状みられることがあります。なお、大量に摂取した場合でも体内調節機構が働くので、通常、カリウムが過剰になることはまれであると言われています。


カリウム(かりうむ)

元素記号はK。カビ酵母増殖重要な役割を果たすが、多すぎると製麹や醪経過温度が急昇し、管理困難になる

カリウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 04:38 UTC 版)

カリウムドイツ語: Kalium [ˈkaːliʊm]新ラテン語: kalium)は原子番号19番の元素である。ポタシウム(剥荅叟母、Potassium [poʊˈtæsiəm]) 、加里(カリ)ともいう。元素記号K原子量は39.10。アルカリ金属典型元素のひとつ。生物にとって必須元素である。




「カリウム」の続きの解説一覧

カリウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 09:14 UTC 版)

電解質異常」の記事における「カリウム」の解説

カリウムは細胞内の主要なイオンで、体内のカリウム量は1.6から1.9g /kg体重程度である。体内のカリウムの90%は細胞内にあり、細胞内では60100 mEq/L、血清では3.6~4.8 mEq/Lと、細胞内外で大きな濃度差がある。カリウムの細胞内外の移動により血清カリウム大きく変動する。 カリウムは、細胞内浸透圧の維持膜電位維持神経興奮伝達、心興奮伝導調整筋収縮酸塩基平衡調節、などに関与するカリウム値の異常は、日常、よく遭遇する電解質異常である。

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カリウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 14:32 UTC 版)

ナシ」の記事における「カリウム」の解説

血液中のナトリウムイオンの増加防ぎ高血圧などに良い可食部100gあたり140mg。

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カリウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 04:33 UTC 版)

肥料」の記事における「カリウム」の解説

農業ではカリ加里)と省略している。主に根の発育細胞内の浸透圧調整関係するため、根肥(ねごえ)といわれる水溶性のため流亡しやすいので、追肥小出し与えるのがよい。細胞内ではイオンの形で存在するため、細胞が死ぬと細胞外へ流出しやすい。また、植物体内での転流も容易。

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カリウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 05:45 UTC 版)

肥料の三要素」の記事における「カリウム」の解説

カリウムは、根の発育細胞内の浸透圧調節必須であるため根肥(ねごえ)といわれ、根菜類では他の植物以上に必要である。また、生長点においても重要である。 主に肥料として利用されるものは、硫酸カリウム硫酸カリ)と塩化カリウム塩化カリ由来のもので、カリ岩塩として採掘されたものを精製したものが利用される

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「カリウム」を含む「肥料の三要素」の記事については、「肥料の三要素」の概要を参照ください。

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カリウム

出典:『Wiktionary』 (2021/06/12 13:13 UTC 版)

名詞

カリウム

  1. 原子番号 19元素記号 K の金属元素アルカリ金属単体常温常圧では銀白色固体

翻訳


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