化学平衡
化学平衡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 23:12 UTC 版)
化学平衡(かがくへいこう、英: chemical equilibrium)とは可逆反応において、順方向の反応と逆方向との反応速度が釣り合って反応物と生成物の組成比が巨視的に変化しないことをいう。
- ^ Trudela, J.; Hosattea, S.; Ternan, M. "Solid–gas equilibrium in chemical heat pumps: the NH3–CoCl2 system" Applied Thermal Engineering 1999, 19, 495-511. DOI: 10.1016/S1359-4311(98)00066-0
化学平衡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 01:57 UTC 版)
化学反応の反応進行度 ξ が変化したときに、物質量の変化は δ N i = ν i δ ξ {\displaystyle \delta N_{i}=\nu _{i}\delta \xi } となる。等温等圧条件下での反応の場合にはギブズエネルギーが減少する方向に変化は進行し、ギブズエネルギーが極小となるときに平衡状態となる。従って、 d d ξ G ( T , p , N + ν ξ ) = ∑ i ν i μ i ( T , p , N + ν ξ ) = 0 {\displaystyle {\frac {d}{d\xi }}G(T,p,{\boldsymbol {N}}+{\boldsymbol {\nu }}\xi )=\sum _{i}\nu _{i}\,\mu _{i}(T,p,{\boldsymbol {N}}+{\boldsymbol {\nu }}\xi )=0} となるときに化学平衡となる。
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化学平衡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 00:05 UTC 版)
反応物から生成物をつくる化学反応の際には、逆に生成物から反応物をつくる化学反応も同時に起こっている(このような逆向きの化学反応がある事を強調したい場合は、化学反応式の矢印は「 ⟶ {\displaystyle {\ce {->}}} 」ではなく「 ↽ − − ⇀ {\displaystyle {\ce {<=>}}} 」と表記する。)。 したがって反応物から生成物をつくる化学反応の反応速度がその逆向きの化学反応の反応速度の大小により、反応物と生成物の比が増減し、最終的には反応物と生成物が混在した状態で釣り合う事になる。この状態を化学平衡という。(なお、化学反応の結果最終的に生成物が一切無くなってしまう現象は、生成物が0の状態で化学平衡したという事である)。
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