動脈硬化症とは? わかりやすく解説

どうみゃく‐こうかしょう〔‐カウクワシヤウ〕【動脈硬化症】

読み方:どうみゃくこうかしょう

動脈壁にコレステロールなどの沈着変性などが起こって弾力性失われ血管硬化した状態。心筋梗塞(しんきんこうそく)・脳出血などの誘因となる。

「動脈硬化症」に似た言葉

動脈硬化症

英訳・(英)同義/類義語:arteriosclerosis

血管内壁への付着物や石灰沈着などにより、動脈血管壁柔軟性失った状態の疾患
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病名疾患名治療など:  冠状動脈血栓  副腎白質ジストロフィー  劇症肝炎  動脈硬化症  動脈血栓  化学療法  化学療法剤

動脈硬化症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/28 02:27 UTC 版)

動脈硬化症(どうみゃくこうかしょう、英語: arteriosclerosis)とは、動脈硬化により引き起こされる様々な病態の総称。


注釈

  1. ^ マクロファージが血管内膜に入り込んでから泡沫細胞に変化するまでのプロセスに関しては、『マイナビニュース』2014年1月21日付掲載記事[10]、ならびに『国立循環器病情報サービス』に掲載されている「[21]動脈硬化」ページ[11]が詳しい(もっとも、例えばマクロファージが血中コレステロールを取り込むまでの過程の部分の説明に関して、『マイナビニュース』掲載記事では「血管に負担が掛かると血中のLDLコレステロールが血管内皮下に入り込んで酸化。この酸化LDLは周囲の細胞に対し毒性を有すことから、これを取り除くためにマクロファージが集まってくる」というふうに説明されているのに対し、『国立循環器病情報サービス』掲載記事では「刺激により内皮細胞が傷つくと血中の単球〈白血球〉が内皮細胞にくっついた上、内皮細胞の間から潜り込んで『マクロファージ』と呼ばれる状態に変身する。そして血中コレステロールが過多の状態になると、この『マクロファージ』が“呼び寄せ役”となって脂肪物質がどんどん取り込まれて蓄積し、内膜が厚くなってくる」というふうに説明されており、両者の間で捉え方の差異が認められる)。

出典

  1. ^ 動脈硬化とは”. 健康の森. 日本医師会 (2009年5月). 2014年7月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月17日閲覧。
  2. ^ a b 島田和幸(小山市民病院・病院長)《監修》. “2.動脈硬化のメカニズム”. 生活習慣病と動脈硬化(心筋梗塞、脳梗塞など). アステラス製薬. 2014年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月16日閲覧。
  3. ^ a b c d アテローム動脈硬化”. メルクマニュアル医学百科 家庭版. メルク・アンド・カンパニー (2008年1月). 2014年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月16日閲覧。
  4. ^ Atherosclerosis”. 国民保健サービス (2014年6月13日). 2016年2月1日閲覧。
  5. ^ 宮崎滋(新山手病院・生活習慣病センター長). “メタボリックシンドロームのメカニズム(1) 動脈硬化編”. e-ヘルスネット[情報提供]. 厚生労働省. 2014年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月16日閲覧。
  6. ^ 財団法人 循環器病研究振興財団《監修》. “メタボリックシンドロームってなに?”. メタボリックシンドロームを予防しよう. 厚生労働省. 2014年9月16日閲覧。→アーカイブ
  7. ^ 富山医薬大教授・浜崎智仁著 『コレステロールは高いほうが長生きする』 エール出版社 2003年11月15日発行
  8. ^ 動脈硬化の種類と起こり方”. 健康の森. 日本医師会 (2009年5月). 2013年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月16日閲覧。
  9. ^ 【動脈硬化】 メタボが血管の老化現象を加速する”. 生活習慣病とその予防~気になる病気辞典. 全国健康保険協会 (2014年4月1日). 2014年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月17日閲覧。
  10. ^ デイビー日高 (2014年1月21日). “筑波大など、マクロファージに関わる動脈硬化を悪化させるメカニズムを発見”. マイナビニュース“テクノロジー” (マイナビ). http://news.mynavi.jp/news/2014/01/21/295/ 2014年9月16日閲覧。 
  11. ^ [21]動脈硬化”. 循環器病あれこれ「血管・血液」~国立循環器病情報サービス. 国立循環器病研究センター (2014年3月12日). 2014年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月16日閲覧。


「動脈硬化症」の続きの解説一覧

動脈硬化症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 21:22 UTC 版)

脂質異常症」の記事における「動脈硬化症」の解説

自覚症状ない場合が多いが、血管壁徐々にコレステロール蓄積され動脈硬化症が進行することで血液流れ悪くなる。特に頭蓋内の血管がつまり、脳の一部死滅する脳梗塞や、心臓の冠動脈血管が詰まる心筋梗塞になりやすい。高血圧糖尿病肥満とともに死の四重奏」と俗称され、現在はメタボリック症候群といわれる

※この「動脈硬化症」の解説は、「脂質異常症」の解説の一部です。
「動脈硬化症」を含む「脂質異常症」の記事については、「脂質異常症」の概要を参照ください。

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