脳梗塞とは?

のう‐こうそく〔ナウカウソク〕【脳梗塞】

脳の血管詰まり、そこから先の血行阻害されるために脳の機能障害された状態。脳血栓脳塞栓とがある。


のう‐こうそく ナウカウソク 【脳梗塞】

〔名〕 脳血管狭窄閉塞、その他の原因脳血流減少ないし途絶し、脳実質壊死陥る状態。動脈の粥状(じゅくじょう)硬化による脳血栓や、心臓から塞栓飛び脳血管閉塞される脳塞栓などがある。


脳梗塞 ( cerebral infarction )

脳卒中脳血管障害)のうち、脳動脈一部血栓などによる閉塞が生じ、血液流れ止まり、そこから先にある脳の働き低下したり、ときには脳細胞組織壊死したりするコワ病態のこと。梗塞のある部位機能障害が起こるため、運動マヒ知覚マヒ失語症などが生じます。一般にこの病気徐々に進行しますが、仲間である脳塞栓のうそくせん)症の場合は、前触れなく突然発作が起こるのが特徴です。

脳梗塞【のうこうそく】

脳の動脈血栓凝固塊 (動脈硬化のかすのようなもの) などが詰まって血流止めしまうため、脳の細胞壊死する病気です。動脈硬化起こし血管壁硬くもろくなると、血液通路が狭くなり、血管詰まりやすくなります。脳卒中1 つで、脳塞栓脳血栓2 つ分類されます。

脳梗塞

作者岡部哲夫

収載図書晩秋の海
出版社りん書房
刊行年月1994.6


脳梗塞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 05:11 UTC 版)

脳梗塞(のうこうそく、: cerebral infarction/stroke)、または脳軟化症(のうなんかしょう)[注 1] とは、栄養する動脈閉塞、または狭窄のため、脳虚血を来たし、脳組織が酸素、または栄養の不足のため壊死、または壊死に近い状態になることをいう。また、それによる諸症状も脳梗塞と呼ばれることがある。なかでも、症状が激烈で(片麻痺意識障害失語など)突然に発症したものは、他の原因によるものも含め、一般に脳卒中と呼ばれる。それに対して、ゆっくりと進行して認知症(脳血管性認知症)などの形をとるものもある。


  1. ^ 「脳軟化症」の名の由来は、脳細胞は壊死すると溶けてしまうこと(「融解壊死」)から。
  2. ^ 定訳がまだないため、暫定的な訳であることを承知いただきたい。
  3. ^ 自然科学研究機構生理学研究所の鍋倉淳一教授(神経生理学)らの実験によると、脳梗塞による片麻痺は、患部である左右どちらかの脳のもう一方の神経回路の組み換えにより回復する例がある
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