脳とは?

のう〔ナウ〕【脳】

動物神経系で、神経細胞集合し、神経活動中枢をなす部分無脊椎動物では一般頭部にある神経節をさす。脊椎動物では頭蓋(とうがい)内にあって脳膜に包まれ、脊髄前方連なり前脳中脳菱脳(りょうのう)に区分され、終脳大脳)・間脳中脳小脳・橋延髄分化している。脳髄

頭脳はたらき。「脳が弱い」

脳の画像

なずき〔なづき〕【脳/髄】

脳・脳髄・脳蓋骨(のうがいこつ)などの古名

独鈷(とっこ)をもって—をつきくだき」〈平家・八〉

頭。

「見る人の—も痛む雨夜かな」〈毛吹草・六〉


のう【脳〔腦〕】

[音]ノウナウ)(呉)

学習漢字6年

頭蓋骨包まれている柔らかい組織。「脳死脳漿(のうしょう)・脳髄脳膜脳溢血(のういっけつ)/間脳小脳大脳

頭。頭の働き。「脳天脳裏頭脳洗脳

主要なもの。「首脳髄脳


なずき なづき 【脳・髄】

〔名〕

① 脳・脳髄脳蓋(のうがい)などの称。

新訳華厳経音義私記(794)「髄脳 上須年(すね)、下奈豆技(ナヅキ)」

曾我物語南北朝頃)一〇「戦場の石に、なづきをくだきてうせにき」

② 転じて、頭(あたま)。〔文明本節用集室町中)〕

浄瑠璃安口の判官(1637)四「いたづら人にかかはり、うへなきいのちうしなはんよりも、なつきをさげてかうさんせよ」

[語誌](1)新撰字鏡」に「髄〈略〉骨中脂也 保祢乃奈豆支」、「観智院本名義抄」に「髄〈略〉ナツキ ホネノナカ」とあるので、骨髄の意味ももっていたか。
(2)出雲国風土記」の「脳嶋」「脳磯」という地名借訓例から、この語は上代から存在したとみられる。やがて「ナヅキを(つき)くだく」という慣用句のなかにほぼ限定されて使用され、①の「脳髄」から②の「頭」の意味に移行したと推定される。


のう ナウ 【脳】

〔名〕

中枢神経系のうち脊髄を除いた部分神経細胞集合し、神経作用支配的統御する部分集中神経系をもつ無脊椎動物では脳神経節食道上神経節をいう。脊椎動物円口類上で前脳中脳菱脳区別され、前脳大脳半球間脳に、菱脳小脳・橋延髄分化する。爬虫類上で新皮質発達し、感覚高等精神作用支配する。脳髄

徒然草1331頃)一四九鹿茸を鼻にあてて嗅ぐべからず小さきありて、鼻より入りて脳を食むといへり」〔春秋左伝僖公二八年〕

記憶力判断力など、頭脳はたらき

浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三「脳は乱れ神経荒れ心神錯乱して」〔陸機‐与長沙顧母書〕


英訳・(英)同義/類義語:brain

動物組織で、神経細胞集中しており神経作用支配的中心となっている器官総称大脳小脳中脳間脳延髄含み脊髄と共に中枢神経系構成する。
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作者西さとる

収載図書夏色
出版社文芸社
刊行年月2000.8


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 16:58 UTC 版)

(のう、: brain: Gehirn: cerebrum: εγκέφαλος, enkephalos)は、動物頭部にある、神経系の中枢[1]。狭義には脊椎動物のものを指すが、より広義には無脊椎動物の頭部神経節をも含む。脊髄とともに中枢神経系をなし、感情思考生命維持その他神経活動の中心的、指導的な役割を担う。


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出典:『Wiktionary』 (2021/08/06 13:52 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. ノウ(解剖学) 動物神経系統御する器官脳味噌
  2. ノウあたま頭脳働き

接尾辞

  1. ノウ植物の精油から得た結晶テルペノイド化合物

翻訳

熟語


出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 10:04 UTC 版)

発音(?)

熟語



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