高血糖とは? わかりやすく解説

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こう‐けっとう〔カウケツタウ〕【高血糖】

読み方:こうけっとう

血液のぶどう糖の濃度血糖値)が正常よりも増加している状態。一般に、1デシリットル中160ミリグラム以上になると尿中ぶどう糖が出る。→糖尿病


高血糖

読み方こうけっとう

血糖値が高い状態。特定健診では、空腹時血糖100mg/dl以上を特定保健指導基準値としています。

 体の臓器組織では、細胞がたえず血糖血液中のブドウ糖)をとりこみエネルギー換え活動してます。そのとりこみにはインスリン不可欠で、インスリン作用不足すると、血糖値が高い状態、すなわち高血糖をまねきます。
 特定健診は、メタボリックシンドロームをその予備軍含めて洗い出し糖尿病血管病などの生活習慣病を防ぐことを目的としていますが、空腹時血糖が100mg/dlを超える糖尿病発症リスクが2倍以上になることなどから、空腹時血糖100mg/dl以上またはHbA1c5.2%以上を特定保健指導基準値としています。HbA1cには過去3~4ヵ月血糖値の状態が反映され5.2%が空腹時血糖100mg/dlにほぼ当てはまります
 近年空腹時血糖正常ないし境界でも、食後血糖値上昇しやすい食後高血糖糖尿病予備軍動脈硬化ハイリスクとして注目されています。食後高血糖は、75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)を行えばわかります。これは10時間以上絶食した後の早朝空腹時に75gのブドウ糖飲んで血糖値変化調べ検査です。
 また、空腹時血糖が110mg/dl以上になると食後高血糖推定されることから、メタボリックシンドローム診断基準では110mg/dl以上を高血糖としています。
 


高血糖

【仮名】こうけっとう
原文hyperglycemia

血糖値異常に高くなった状態。

高血糖症

(高血糖 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/10 08:54 UTC 版)

高血糖(こうけっとう、: hyperglycemia)とは、血糖値が高い状態[1]。主に糖尿病(Diabetes mellitus)の症状であり、 英語「hyperglycemia」「High Blood Sugar[2]」やドイツ語「Hyperglykämie」などから分かるように病名ではない。

日本語における糖尿病(Diabetes mellitus)を「高血糖症」「慢性高血糖症」「高血糖症候群」のどれかに呼び替えようという意見はある[3]。高血糖とは、通常血糖値が10mmol/L(180mg/dL)以上からとされるが、15-20mmol/L(270-360mg/dL)あるいは15.2-32.6mmol/Lまで顕著な症状を示さないこともある。しかし125mg/dL以上の状態が慢性的に続くと臓器障害を生じうる。英語の hyperglycemia の語源は、ギリシア語でhyper- 過度に、-glyc- 甘い、-emia 血液の状態、である。

高血糖状態を引き起こす原因

糖尿病

空腹時においても持続する高血糖状態を慢性高血糖状態といい、これは最も一般的には糖尿病によって引き起こされる[4]。また逆に慢性高血糖状態は糖尿病の診断基準のひとつになっている。間欠性高血糖状態は前糖尿病期にみられることがある。はっきりした原因がないのに高血糖状態の急性症状が現れた場合は、進行性糖尿病、もしくは糖尿病の素因を示している可能性がある。

糖尿病における高血糖状態は、糖尿病のタイプと進行度に応じて、通常、インスリン濃度低下、および細胞レベルでのインスリン耐性によって引き起こされる。インスリン濃度低下、およびインスリン耐性により、体内のグルコースからグリコーゲン(主に肝臓に貯蔵されるデンプン様のエネルギー源)への転換が抑制され、その結果、血液中の過剰なグルコースの除去が困難、または不可能になる。糖毒性を生じない通常のグルコース濃度では、任意の時点での血液中の全グルコース量は、20~30分間体内にエネルギーを補給するのにぎりぎり十分な量であり、体内調節機能によってグルコース濃度が精密に維持されなければならない。この機能が低下しグルコースが正常値を超えると、高血糖状態が生じる。

グルコースはそのアルデヒド基の反応性の高さからタンパク質を修飾する作用(メイラード反応参照)があり、グルコースによる修飾は主に細胞外のタンパク質に対して生じる。細胞内に入ったグルコースはすぐに解糖系により代謝されてしまう。インスリンによる血糖の制御ができず生体が高濃度のグルコースにさらされるとタンパク質修飾のために糖毒性が生じ、これが長く続くと糖尿病合併症とされる微小血管障害によって生じる糖尿病性神経障害糖尿病性網膜症糖尿病性腎症などを発症する[5]

薬剤性

高血糖状態のリスクを増大させる薬剤には、βブロッカーアドレナリンサイアザイド利尿剤)、コルチコステロイドナイアシンペンタミジン、プロテアーゼ阻害薬、L-アスパラギナーゼ[6]、一部の向精神薬[7]などがある。アンフェタミンなど覚醒剤の一時的な投与は高血糖状態を引き起こすのに対し、慢性的な使用は低血糖症を引き起こす。

急性疾患との併発

脳卒中心筋梗塞のような急性疾患を発症する患者は、糖尿病と診断されていなくても、高い比率で高血糖症状態を進行させていることがある。この場合の高血糖状態は良性ではないこと、また、急性疾患に併発する高血糖状態は、脳卒中や心筋梗塞後の死のリスクの高さと関連することが、ヒトおよび動物を使った試験で示唆されている[8]

糖尿病がなく、血漿グルコース値が120 mg/dLを超えているときは、敗血症が疑われる。

生理的反応

高血糖症状態は感染時や炎症時に自然に起きる。身体にストレスがかかると、内因性のカテコールアミンが放出され、他の要因ともあいまって、血中グルコース濃度を上昇させるように働く。上昇の程度は個人によって、また炎症反応の種類によって異なる。よって初めて高血糖状態を示した患者に先在する疾患がある場合は、糖尿病の診断には慎重でなければならない。空腹時血漿グルコース値、任意時血漿グルコース値、食後2時間血漿グルコース値の測定など詳細な検査が必要とされる。

検査値と定義

グルコース値は以下のいずれかの単位に従って測定する。

  1. 1デシリットルあたりのミリグラム数(mg/dL)。アメリカ、日本、フランス、エジプト、コロンビアなどで用いられる。
  2. 1リットルあたりのミリモル数(mmol/L)。1デシリットルあたりのミリグラム数(mg/dL)を18で割っても得られる。式は、

高血糖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 02:54 UTC 版)

悪性腫瘍」の記事における「高血糖」の解説

久山町研究 1998年福岡県久山町行われた久山町研究」 では、「糖尿病悪性腫瘍死の発生リスク有意増大させ、高血糖の程度を示すヘモグロビンA1c高値の者ほど胃がん発生率高かった」という研究結果得られた。この一町調査報告の中では糖尿病及び高血糖は悪性腫瘍重要な危険因子である可能性指摘している。糖尿病診断されたことのある人は、そうでない人に比べて、がんを患いやすくなる確率20-30%ほど上がり男性では肝がん腎臓がん膵がん結腸がん胃がん女性では胃がん肝がん卵巣がんでこの傾向が強いことがコホート研究示唆された。C-ペプチドは、インスリン生成の際、インスリン前駆体であるプロインスリンから切り放され部分を指すが、男性では、C-ペプチド値が高いと大腸癌リスク高くなる。C-ペプチド男性結腸癌関連がある。 1988年以降久山町では、九州大学はじめとする複数大学の研究者たちが、炭水化物多く脂肪少なく摂取カロリー低め食事住民食べさせ続けたところ、糖尿病だけでなく、アルツハイマー型認知症患う住民増えた前述のとおり、糖尿病は癌を患うリスクをさらに上昇させる血糖コントロール悪化から入院した糖尿病患者の6.85%に新規に悪性腫瘍指摘され、高い罹患率認めたことから、急激な血糖コントロール悪化認めた際には、悪性腫瘍鑑別が必要となる。 ストレスストレス長期わたって受け続けると、血流低下免疫力低下つながり、がんになる確率上がる。 WHOと国際がん研究機関IARC)による「生活習慣とがんの関連」についての報告がある。 生活習慣とがんの関連(WHO/IARC)関連強さリスク下げるもの(部位リスク上げるもの(部位)確実身体活動結腸) たばこ(口腔咽頭喉頭食道、胃、肺、膵臓肝臓腎臓尿路膀胱子宮頸部骨髄性白血病他人のたばこの煙(肺)過体重肥満食道<腺がん>、結腸直腸乳房<閉経後>、子宮体部腎臓飲酒口腔咽頭喉頭食道肝臓乳房)、アフラトキシン肝臓)、中国式塩蔵zh:鹹魚)(鼻咽頭可能性大野果物口腔食道、胃、結腸直腸身体活動乳房貯蔵肉(結腸直腸塩蔵品および食塩(胃) 熱い飲食物口腔咽頭食道可能性ありデータ不十分食繊維大豆ω-3脂肪酸カロテノイドビタミンB2ビタミンB6葉酸ビタミンB12ビタミンCビタミンDビタミンEカルシウム亜鉛セレン、非栄養性植物機能成分(例:アリウム化合物フラボノイドイソフラボンリグナン動物性脂肪 複素環式アミン 多環芳香族炭化水素 ニトロソ化合物

※この「高血糖」の解説は、「悪性腫瘍」の解説の一部です。
「高血糖」を含む「悪性腫瘍」の記事については、「悪性腫瘍」の概要を参照ください。

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