カロテノイドとは? わかりやすく解説

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カロテノイド【carotenoid/carotinoid】

読み方:かろてのいど

カロテン類似の一群色素動植物界に広く分布し黄・赤色ないし紫色呈する植物ではニンジンの根やトマトの実などに、動物ではエビ・カニの殻などに含まれるカロチノイド

「カロテノイド」に似た言葉

カロテノイド

同義/類義語:カロチノイド
英訳・(英)同義/類義語:carotenoid

カロテンビタミンAを含む、炭素40基本とするテトラテルペンで、イソプレノイド化合物一群

カロテノイド

【仮名】かろてのいど
原文carotenoid

黄色オレンジ色果物野菜暗緑色葉野菜含まれている物質。カロテノイドには、がんの発生リスク低下させる可能性がある。

カロテノイド [Carotenoid]


カロテノイド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/21 03:02 UTC 版)

カロテノイド(カロチノイド、: carotenoid)は黄、橙、赤色などを示す天然色素の一群である。微生物動物植物などからこれまで750種類以上[1][2]のカロテノイドが同定されている。たとえばトマトニンジンフラミンゴロブスターの示す色はカロテノイド色素による着色である。自然界におけるカロテノイドの生理作用は多岐にわたり、とくに光合成における補助集光作用、光保護作用や抗酸化作用等に重要な役割を果たす[2]。また、ヒトをはじめとする動物必須栄養素であるビタミンAの前駆体となるほか、近年ではがん心臓病の予防効果も報告されている[2][3]


  1. ^ Britton G; Liaaen-Jensen S; Pfander H (2004). Carotenoids, Handbook. Birkhäuser Basel. doi:10.1007/978-3-0348-7836-4. ISBN 978-3-7643-6180-8. http://www.springer.com/us/book/9783764361808 
  2. ^ a b c 三室 守、高市真一、富田純史 著、高市真一 編 編『カロテノイド―その多様性と生理活性―』裳華房、2006年。ISBN 978-4-7853-5840-2 
  3. ^ a b 眞岡孝至『カロテノイドの多様な生理作用』食品・臨床栄養、2、2007年。
  4. ^ Tao, L. (2005). “Novel carotenoid oxidase involved in biosynthesis of 4,4'-diapolycopene dialdehyde.”. Appl Environ Microbiol 71: 3294-3301. 
  5. ^ Sandmann, G. (2009). “Evolution of carotene desaturation: The complication of a simple pathway”. Arch Biochem Biophys 483: 169-174. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18948076. 
  6. ^ Kuti, Joseph O.; Konuru, Hima B. (2005). “Effects of genotype and cultivation environment on lycopene content in red-ripe tomatoes”. Journal of the Science of Food and Agriculture 85: 2021–2026. doi:10.1002/jsfa.2205. http://lib3.dss.go.th/fulltext/Journal/J.Sci.Food%20and%20Agri/2005v85/no.12/2005v85no12p2021-2026.pdf. 


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