アセチルカルニチンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 化学物質辞書 > アセチルカルニチンの意味・解説 

アセチルカルニチン

分子式C9H17NO4
その他の名称Acetylcarnitine、アセチルカルニチン、3-Carboxylato-2-acetyloxy-N,N,N-trimethyl-1-propanaminium
体系名:3-カルボキシラト-2-アセチルオキシ-N,N,N-トリメチル-1-プロパンアミニウム


アセチルカルニチン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 14:06 UTC 版)

「カルニチン」の記事における「アセチルカルニチン」の解説

詳細は「アセチルカルニチン」を参照 アセチルカルニチン (acetylcarnitine) とは、カルニチンの水酸基アセチル化された形体であり、通常L体存在する体内のL-カルニチンのうち約1割は、体内酵素によって水酸基アセチル化され、アセチル-L-カルニチンの状態で存在する。アセチルカルニチンは、血液脳関門通過して脳内到達し脳内アセチルコリンの量を増やす事が判明したアルツハイマー病初期であればドネペジルのような脳内作用するコリンエステラーゼ阻害薬で、脳内アセチルコリンの量を増加させれば痴呆症状改善できる。そこで、アセチル-L-カルニチンでも、アルツハイマー病初期症状改善効果がある可能性があるかもしれないとして、研究されてきた。つまり、L-カルニチンが体内にあれば、勝手に体内合成される物質ではあるものの、体外からアセチル-L-カルニチンを補えば、効果が出るかもしれないとの研究である。 しかしながらアルツハイマー病は、脳の神経細胞次々と死んでゆく進行性疾患であり、ドネペジルなどで脳内アセチルコリンの量を増加させたとしても、いずれ効果得られなくなり患者痴呆症状は次第悪化し引き続いて患者死亡する。つまり、脳内アセチルコリンの量を増加させる方法は、アルツハイマー病根本的な治療でない点に留意する必要がある

※この「アセチルカルニチン」の解説は、「カルニチン」の解説の一部です。
「アセチルカルニチン」を含む「カルニチン」の記事については、「カルニチン」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「アセチルカルニチン」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アセチルカルニチン」の関連用語

アセチルカルニチンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アセチルカルニチンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのカルニチン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS