初期症状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 17:12 UTC 版)
「新型コロナウイルス感染症 (2019年)」の記事における「初期症状」の解説
症状は特異的ではなく、症状のないもの(無症候性)から重症の肺炎、死亡まで幅広い。典型的な症状や徴候としては発熱、空咳、疲労、喀痰、息切れ、咽頭痛(のどの痛み)、頭痛、下痢などがある(表参照)。くしゃみ、鼻水、のどの痛みなどの上気道症状は少ない。WHOの進藤奈邦子シニアアドバイザーは、この病気は下気道に親和性が強く、排ウイルスのピークは発症日から3日 - 4日後くらいと報告している。 初期症状はインフルエンザや普通感冒に似ており、発症早期の段階では鑑別が困難である。感染から潜伏期間を経た後に、微熱発熱や呼吸器症状、倦怠感が約1週間続く。2020年1月25日時点での中国では、初期症状は、肺炎に特有の発熱や咳だけとは限らず、下痢や吐き気、頭痛や全身のだるさなど、消化器系や神経系の症状がある場合もあり、早期の診断を難しくしていると伝えられた。また、特に発症早期の場合は発熱が必ずしも現れるわけではないため、発熱検知装置だけでは検出できない可能性がある。
※この「初期症状」の解説は、「新型コロナウイルス感染症 (2019年)」の解説の一部です。
「初期症状」を含む「新型コロナウイルス感染症 (2019年)」の記事については、「新型コロナウイルス感染症 (2019年)」の概要を参照ください。
「初期症状」の例文・使い方・用例・文例
- 初期症状のページへのリンク