インフルエンザ【influenza】
インフルエンザ(いんふるえんざ)
主な症状は、急激な発熱、食欲不振、関節痛、筋肉痛、倦怠感などの全身症状で、比較的強い症状を引き起こする。脳炎や肺炎に進展することもあり、場合によっては死に至ることもある。
インフルエンザウイルスには、A型・B型・C型の3種類がある。このうち、集団発生や大流行が起こるのはA型ウイルスである。A型は、さらに発生地(そのウイルスが最初に発見された場所)にちなんで、「香港型」と「ソ連型」に分類されている。
インフルエンザの予防法としてワクチン接種があるが、その効果と副作用が疑問視されたこともあり、学校などで行われていた集団接種は1994年から任意接種となった。治療薬としては、「アマンタジン」と「リレンザ」が知られている。
(2000.01.27更新)
インフルエンザ
インフルエンザ
インフルエンザは急性感染症の一種で、症状として高熱や筋肉痛、全身の倦怠感などを伴うのが特徴です。毎年初冬から春先にかけて流行するものは季節性インフルエンザと呼ばれます。2009年には豚由来の新型インフルエンザ(A/H1N1)が出現し、急速に感染が拡大して、同年6月にはWHOがパンデミック宣言を出しました。2009年の流行では感染者の多くが軽症で回復していますが、多くの人が新型ウイルスに対する免疫を獲得していないこと、今後病原性が変化する可能性があることから、注意が必要です。
季節性と新型、いずれのインフルエンザにおいても、インフルエンザウイルスの主な感染経路は咳やくしゃみなどによる飛まつ感染です。感染者がマスクを着用することで周囲への感染拡大を抑えることができます。また、手に付着したウイルスが体内に入ることで感染する可能性がありますので、手洗いを頻回に行うことが感染予防に効果的です。免疫力の低下により感染や重症化のリスクが高まるため、日頃から免疫力を低下させない生活習慣をつけることが望ましいと言えます。
インフルエンザ
原因となるインフルエンザウイルスにはA・B・Cの3つの型があるが、ヒトで流行するのはA型とB型である。A型インフルエンザウイルス表面には赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)という糖蛋白があり、これらの型の様々な組み合わせにより、ウイルスの抗原性が決まる。ブタやトリなどヒト以外の宿主に分布するウイルスもあるが、ヒトに感染するA型インフルエンザウイルスは数10年ごとに突然別の亜型が出現する。これが、新型インフルエンザの登場である。人々は新型ウイルスに対する免疫がなく、大流行となり多大な健康被害につながる。1918年には新型のスペインかぜ(H1N1)が世界各地で猛威をふるい、全世界での罹患者6億、死亡者は2000〜4000 万人にのぼったといわれる。昨今は、トリの高病原性ウイルスAH5N1が、ヒトの間で新型インフルエンザとして流行するのではと危惧されている。インフルエンザの臨床症状は、急に現れる発熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛などであり、通常の感冒と比較して全身症状が強い。高齢者では呼吸器系合併症により死亡する場合がある。小児では脳症の合併が、特に日本で多いとされている。抗インフルエンザウイルス剤としては、現状ではM2イオンチャンネル阻害薬(アマンタジン)とノイラミニダーゼ阻害薬(オセルタミビル、ザナミビル)が入手可能である。(中野貴司)
参考URL:国立感染症研究所感染症情報センターホームページhttp://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/index.html
インフルエンザ
インフルエンザ
インフルエンザ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/02 16:49 UTC 版)
インフルエンザ(イタリア語: influenza、ラテン語: influentia)とは、インフルエンザウイルス急性感染症。上気道炎症状・気道感染症状、呼吸器疾患などを呈する。流行性感冒(りゅうこうせいかんぼう)、略して流感(りゅうかん)とも呼ばれる。日本語ではインフル、英語ではfluと略されることも多い。
注釈
出典
- ^ a b 村上晋, 堀本泰介「新しい―D型―インフルエンザウイルス」『ウイルス』第67巻 第2号、日本ウイルス学会、2017年、161-170頁。
- ^ a b c d e f g Influenza (Seasonal) (Report). WHO. (2014-03) .
- ^ 佐原啓二、長岡宏美、三輪好伸 ほか、夏季に起きたB型インフルエンザウイルスによる集団発生 感染症学雑誌 1999年 73巻 3号 p.253-254, doi:10.11150/kansenshogakuzasshi1970.73.253
- ^ 薩田清明、乗木秀夫、坂井富士子ほか、インフルエンザ流行の時間差に関する研究 平均気温, 平均相対湿度を中心として 感染症学雑誌 1985年 59巻 4号 p.355-365, doi:10.11150/kansenshogakuzasshi1970.59.355
- ^ “Situation updates - Influenza A(H1N1)” (英語). 世界保健機関. 2009年7月6日閲覧。
- ^ “新型インフルエンザにおける小児科診療に関する提言 1.現在の新型インフルエンザの状況”. 日本小児科学会. 2009年7月6日閲覧。
- ^ a b c BMJ and Cochrane (2014年4月10日), “Tamiflu & Relenza: how effective are they?” (プレスリリース), Cochrane Collaboration 2014年4月10日閲覧。、邦訳:BMJ誌(英国医師会雑誌)プレスリリース (PDF)
- ^ Is It a Cold or the Flu? (Report). アメリカ国立アレルギー感染症研究所. (2015-04) .
- ^ 加地正郎 2003, p. 49.
- ^ 岡部信彦 2008, p. 9.
- ^ 成人の新型インフルエンザ治療ガイドライン 2014年3月31日 (PDF) 厚労省
- ^ 加地正郎 2003, pp. 71.
- ^ a b Carrat F, Luong J, Lao H, Sallé A, Lajaunie C, Wackernagel H (2006). “A 'small-world-like' model for comparing interventions aimed at preventing and controlling influenza pandemics”. BMC Med 4: 26. doi:10.1186/1741-7015-4-26. PMC 1626479. PMID 17059593 .
- ^ Mitamura K, Sugaya N (2006). “[Diagnosis and Treatment of influenza—clinical investigation on viral shedding in children with influenza]”. Uirusu 56 (1): 109–16. doi:10.2222/jsv.56.109. PMID 17038819.
- ^ Grassly NC, Fraser C (June 2008). “Mathematical models of infectious disease transmission”. Nat. Rev. Microbiol. 6 (6): 477–87. PMID 18533288.
- ^ a b c d Weber TP, Stilianakis NI (November 2008). “Inactivation of influenza A viruses in the environment and modes of transmission: a critical review”. J. Infect. 57 (5): 361–73. doi:10.1016/j.jinf.2008.08.013. PMID 18848358.
- ^ Hall CB (August 2007). “The spread of influenza and other respiratory viruses: complexities and conjectures”. Clin. Infect. Dis. 45 (3): 353–9. doi:10.1086/519433. PMID 17599315 .
- ^ Tellier R (November 2006). “Review of aerosol transmission of influenza A virus”. Emerging Infect. Dis. 12 (11): 1657–62. PMID 17283614 .
- ^ Brankston G, Gitterman L, Hirji Z, Lemieux C, Gardam M (April 2007). “Transmission of influenza A in human beings”. Lancet Infect Dis 7 (4): 257–65. doi:10.1016/S1473-3099(07)70029-4. PMID 17376383.
- ^ Cole E, Cook C (1998). “Characterization of infectious aerosols in health care facilities: an aid to effective engineering controls and preventive strategies”. Am J Infect Control 26 (4): 453–64. doi:10.1016/S0196-6553(98)70046-X. PMID 9721404.
- ^ a b 岡部信彦 2008, p. 29.
- ^ Thomas Y, Vogel G, Wunderli W, et al. (May 2008). “Survival of influenza virus on banknotes”. Appl. Environ. Microbiol. 74 (10): 3002–7. doi:10.1128/AEM.00076-08. PMC 2394922. PMID 18359825 .
- ^ “Influenza: Viral Infections: Merck Manual Home Edition”. www.merck.com. 2008年3月15日閲覧。
- ^ a b Bean B, Moore BM, Sterner B, Peterson LR, Gerding DN, Balfour HH (7 1982). “Survival of influenza viruses on environmental surfaces”. J. Infect. Dis. 146 (1): 47–51. PMID 6282993.
- ^ a b Influenza Factsheet (PDF) Center for Food Security and Public Health, Iowa State University p. 7
- ^ Influenza: Vaccination Still the Best Protection(アメリカ食品医薬品局 消費者向けページ)
- ^ Key Facts about Influenza (Flu) Vaccine(アメリカ疾病予防管理センター)
- ^ food consumer newsite “アーカイブされたコピー”. 2013年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月27日閲覧。
- ^ Urashima, M.; Segawa, T.; Okazaki, M.; Kurihara, M.; Wada, Y.; Ida, H. (2010). “Randomized trial of vitamin D supplementation to prevent seasonal influenza A in schoolchildren”. American Journal of Clinical Nutrition 91 (5): 1255–1260. doi:10.3945/ajcn.2009.29094. ISSN 0002-9165.
- ^ 塚本康浩、ダチョウ抗体を用いたインフルエンザ防御用素材の開発 機能紙研究会誌 2009年 48巻 p.3-5, doi:10.11332/kinoushi.48.3
- ^ Tsukamoto (2011-03-01). “Antibodies against swine influenza virus neutralize the pandemic influenza virus A/H1N1”. Molecular Medicine Reports 4 (2). doi:10.3892/mmr.2011.410. ISSN 1791-2997 .
- ^ 上山洋一郎、新しい抗菌・抗ウイルス素材を用いた高機能バイオフィルタ 『膜』 2015年 34巻 6号 p. 351-354, doi:10.5360/membrane.34.351
- ^ “世界最大の鳥・ダチョウがつくり出したインフルエンザ・花粉症を撃退する“夢の抗体” 2013/12/11 | WAOサイエンスパーク”. s-park.wao.ne.jp. 2018年8月8日閲覧。
- ^ “インフル予防対策から「うがい」消える”. デーリー東北. (2013年1月29日). オリジナルの2013年2月8日時点におけるアーカイブ。 2021年12月12日閲覧。
- ^ 厚生労働省「忘れがちインフルエンザ予防対策。〜まめにマスク、まめに手洗い〜 (PDF) 」2012年11月9日
- ^ 首相官邸「冬の感染症にご注意! 〜インフルエンザ&ノロウイルス特集〜」2013年1月31日閲覧
- ^ “厚労省のインフルエンザ予防啓発に「うがい」なし 「根拠ない」”. FNNニュース. (2013年1月30日). オリジナルの2013年1月31日時点におけるアーカイブ。 2021年12月12日閲覧。
- ^ 加地正郎 2003, p. 194.
- ^ a b c d e f g 日本感染症学会提言2012 インフルエンザ病院内感染対策の考え方について(高齢者施設を含めて) (Report). 日本感染症学会. (2012) .
- ^ a b c d 日本感染症学会 2009.
- ^ Advice on the use of masks in the community setting in Influenza A (H1N1) outbreaks: Interim guidance. May 3, 2009 (PDF) WHO
- ^ 日経メディカル「あなたを守るはずの「N95マスク」 本当に大丈夫か Archived 2009年4月30日, at the Wayback Machine.」2008年3月18日
- ^ HARPER GJ (1961). “Airborne micro-organisms: survival tests with four viruses”. J Hyg (Lond) 59: 479–86. PMC 2134455. PMID 13904777 .
- ^ インフルエンザ Q&A 厚生労働省
- ^ a b Roskos SE. et al. "Vaccines for preventing influenza in healthy children. Archived 2007年9月29日, at the Wayback Machine." Am Fam Physician. 2006 Oct 1;74 (7):1123-5. Review. No abstract available. PMID 17039746
- ^ Madhi SA et al. Influenza vaccination of pregnant women and protection of their infants. N Engl J Med 2014 Sep 4; 371:918., doi:10.1056/NEJMoa1401480
- ^ Advisory Committee on Immunization Practices; Smith NM, et al. "Prevention and Control of Influenza: recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP)." MMWR Recomm Rep. 2006 Jul 28;55 (RR-10):1-42. Erratum in: MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2006 Jul 28;55 (29):800. PMID 16874296
- ^ Nasal Flu Vaccine Approved(アメリカ食品医薬品局 消費者向けページ)
- ^ EBM Reviews - ACP Journal Club An intranasal influenza vaccine for the prevention of influenza in healthy children was cost-effective ACP Journal Club. v136 (2): 75, March/April, 2002.
- ^ “令和元年度 今冬のインフルエンザ総合対策について|厚生労働省”. www.mhlw.go.jp. 2020年1月7日閲覧。
- ^ “皮膚に貼るインフルワクチン開発 注射より効果高い”. 共同通信 (2017年5月27日). 2017年5月29日閲覧。
- ^ “第10回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産・流通部会 「参考資料 4価ワクチンについて(国立感染症研究所長)」” (PDF). 厚生労働省 (2015年4月23日). 2015年11月9日閲覧。
- ^ Ohmit SE et al. "Prevention of antigenically drifted influenza by inactivated and live attenuated vaccines." NEJM. 2006 Dec 14;355 (24):2513-22. PMID 17167134
- ^ 当面のインフルエンザ予防接種の取扱いについて - 文部省体育局学校保健課長通知(昭和62年9月28日)
- ^ King JC Jr et al. "Effectiveness of school-based influenza vaccination." NEJM. 2006 Dec 14;355 (24):2523-32. PMID 17167135
- ^ http://www.cdc.gov/FLU/about/qa/gbs.htm CDCの一般向けサイト
- ^ a b Jefferson, Tom; Jones, Mark A; Doshi, Peter; Del Mar, Chris B; Hama, Rokuro; Thompson, Matthew J; Spencer, Elizabeth A; Onakpoya, Igho et al. (2014). “Neuraminidase inhibitors for preventing and treating influenza in healthy adults and children”. The Cochrane Database of Systematic Reviews: CD008965. doi:10.1002/14651858.CD008965.pub4. PMID 24718923 .
- ^ a b c 英国国立医療技術評価機構 2008.
- ^ 「リレンザ」の添付文書(2007年1月改訂・第10版)日経メディカルオンライン最新DIピックアップ、2009年1月27日閲覧
- ^ 新型インフルエンザA/H1N1 健常者へのタミフル予防内服で有害事象も日経メディカルオンライン 閲覧:2009/10/16 記事:2009/10/13 (1回75mgを1日1回、7 - 10日間内服、274人の職員を対象に投与を行いアンケート調査を実施し243人から回答)
- ^ 山崎雅彦、三田村敬子、木村和弘 ほか、イムノクロマトグラフィー法によるインフルエンザ迅速診断キットの臨床的検討 感染症学雑誌 Vol.75 (2001) No.12 P1047-1053
- ^ 小学生の女の子がHIV陽性!その解釈は... 日経メディカルオンライン 記事:2015年5月25日 閲覧:2015年6月1日
- ^ Chartrand C,Leeflang MM,Minion J,et al.Accuracy of rapid influenza diagnostic tests:a meta-analysis.Ann Intern Med.2012 Apr 3;156(7):500-11
- ^ 岩田健太郎ほか、インフルエンザ診療における意思決定モデルの開発現象と治療に立脚した診断方針の試案 日本東洋医学雑誌 2013年 64巻 5号 p.289-302, doi:10.3937/kampomed.64.289
- ^ “インフルエンザウイルスを高感度かつ選択的に検出する導電性プラスチックの開発”. EurekAlert!. EurekAlert! (2017年5月30日). 2019年1月31日閲覧。
- ^ “インフルエンザ早期診断法を開発 重症化防止、流行拡大抑止に期待 | 共同通信”. 共同通信. 共同通信 (2019年1月31日). 2019年1月31日閲覧。
- ^ a b c 英国国立医療技術評価機構 2009.
- ^ WHO必須医薬品専門委員会 (2017) (PDF). Executive Summary: The Selection and Use of Essential Medicines:2017 (Report). 世界保健機関. p. 5 2018年4月15日閲覧。.
- ^ 抗インフルエンザ薬による獲得免疫抑制をマクロライド薬併用で阻止 日経メディカルオンライン 記事:2012/11/22
- ^ a b 北村正樹, 「抗インフルエンザウイルス薬」『耳鼻咽喉科展望』 2018年 61巻 2号 p.115-117, doi:10.11453/orltokyo.61.2_115, 耳鼻咽喉科展望会
- ^ 「中国の「無思慮」が台無しにした、もうひとつのインフルエンザ治療薬「アマンタジン」」『フォーサイト』2009年7月号 新潮社
- ^ Rocha-Pereira J, Jochmans D, Dallmeier K, Leyssen P, Nascimento MS, Neyts J (2012). “Favipiravir (T-705) inhibits in vitro norovirus replication.” (abstract). Biochem Biophys Res Commun. 424 (4): 777-80. doi:10.1016/j.bbrc.2012.07.034. PMID 22809499 .
- ^ 内藤俊夫「感冒・インフルエンザと漢方」『順天堂医学』第5号、2012年、397-402頁、doi:10.14789/pjmj.58.397。
- ^ a b 山内智彦、菅野晶夫、市村恵一、小児インフルエンザ感染症に対する麻黄湯の有効性 日本東洋医学雑誌 Vol.62 (2011) No.4 P.556-558, doi:10.3937/kampomed.62.556
- ^ a b 八重樫弘信、オセルタミビルと比較した A 型インフルエンザに対する麻黄湯・小柴胡湯併用療法の有効性について 日本補完代替医療学会誌 Vol.7 (2010) No.1 P.59-62, doi:10.1625/jcam.7.59
- ^ 「医療用医薬品の添付文書情報」(医薬品医療機器総合機構)において検索が可能
- ^ ツムラ麻黄湯添付文書、2007年9月改訂第6版 (PDF) 2009年1月27日閲覧
- ^ ツムラ竹筎温胆湯添付文書、2007年5月改訂第4版 (PDF) 、2009年1月27日閲覧
- ^ ツムラ柴胡桂枝湯添付文書、2007年5月改訂第4版 (PDF) 、2009年1月27日閲覧
- ^ 宮崎忠昭、インフルエンザウイルスの増殖抑制効果を有する漢方薬成分 日本薬理学雑誌 Vol.140 (2012) No.2 p.62-65, doi:10.1254/fpj.140.62
- ^ 銀翹散エキス顆粒Aクラシエ pmda
- ^ イスクラ天津感冒片 pmda
- ^ a b c 加地正郎 2003, p. 120.
- ^ “インフルエンザによる発熱に対して使用する解熱剤について(医薬品等安全対策部会における合意事項)”. 厚生労働省 (2001年5月30日). 2015年11月3日閲覧。
- ^ 加地正郎 1985, p. 297.
- ^ 加地正郎 2003, p. 118.
- ^ 学校保健安全法施行規則19条2号
- ^ 加地正郎 2003, p. 55.
- ^ 加地正郎 2003, pp. 57–64.
- ^ 加地正郎 2003, p. 56.
- ^ 加地正郎 2003, p. 125.
- ^ 加地正郎 2003, p. 62.
- ^ 加地正郎 2003, pp. 64–68.
- ^ 加地正郎 2003, pp. 68–70.
- ^ 加地正郎 2003, pp. 69–70.
- ^ Lowen AC, Mubareka S, Steel J, Palese P (October 2007). “Influenza virus transmission is dependent on relative humidity and temperature”. PLOS Pathogens 3 (10): 1470–76. doi:10.1371/journal.ppat.0030151. PMC 2034399. PMID 17953482 .
- ^ 岡部信彦 2008, p. 13.
- ^ 順天堂大学医学部 2006, p. 33.
- ^ “Estimated Influenza Illnesses, Medical visits, Hospitalizations, and Deaths in the United States – 2018–2019 influenza season”. Centers for Disease Control and Prevention (CDC) (2020年1月9日). 2020年3月5日閲覧。
- ^ インフルエンザ超過死亡「感染研モデル」2002/03シーズン報告
- ^ Trends in Recorded Influenza Mortality: United States, 1900–2004
- ^ CDC Past Seasons Estimated Influenza Disease Burden
- ^ 新型肺炎以上の脅威、米でインフルエンザの死者1万人超にダイヤモンド・オンライン
- ^ NCID AN00189323 わが国における第二次世界大戦後のインフルエンザによる超過死亡の推定 : パンデミックおとび予防接種制度との関連
- ^ a b 2018/19シーズンにおける超過死亡の評価国立感染症研究所
- ^ 国立感染症研究所厚生労働省結核感染症課 (2018-06-15). 今冬のインフルエンザについて (2017/18 シーズン) (Report). pp. 18 .
- ^ “インフル過去最多、推計222万人 A型2種同時に流行:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞 (2019年2月1日). 2019年2月1日閲覧。
- ^ 看護学雑誌 34巻12号 インフルエンザ ー 大熊 房太郎 1970年12月
- ^ “恐怖心から差別へ…歴史が教える感染症の恐ろしさ”. 西日本新聞ニュース (2020年3月11日). 2020年12月20日閲覧。
- ^ 伊東玄朴. “医療正始 2巻”. 東京大学. p. 6. 2023年2月25日閲覧。
- ^ 国立国語研究所「病院の言葉」委員会 『病院の言葉を分かりやすく:工夫の提案』勁草書房、2009年、54頁。ISBN 4-326-70062-9。
- ^ 読売新聞 2017年12月29日 1面 「編集手帳」。
インフルエンザ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 01:08 UTC 版)
インフルエンザの専門家。5巻の「あさりちゃんウイルス」とは違い、実際のインフルエンザウイルスに近い外見。
※この「インフルエンザ」の解説は、「まんがサイエンス」の解説の一部です。
「インフルエンザ」を含む「まんがサイエンス」の記事については、「まんがサイエンス」の概要を参照ください。
インフルエンザ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 07:42 UTC 版)
詳細は「インフルエンザの流行」および「インフルエンザウイルス#前史」を参照 紀元前412年、「医学の父」と呼ばれたヒポクラテスは、すでにインフルエンザと思われる病気の大発生について記録している。 インフルエンザは、1889年に大流行したとき、ドイツの元軍医でコッホの衛生研究所にいたリヒャルト・プファイファーが患者よりグラム陰性の細菌を分離することに成功し、1892年に「インフルエンザ菌」と名づけ、これこそがインフルエンザの病原体であると発表した。こののち、インフルエンザの病原体をめぐっては論争が繰り広げられたが、1933年に決着した。 最も被害を出したインフルエンザの流行は、スペイン風邪である。1918年、アメリカ合衆国の兵士の間で流行しはじめ、人類が遭遇した最初のインフルエンザの大流行(パンデミック)となり、感染者は6億人、死者は最終的には4000万人から5000万人におよんだ。当時の世界人口は12億人程度と推定されるため、全人類の半数もの人びとがスペイン風邪に感染したことになる。この値は、感染症のみならず戦争や災害などすべてのヒトの死因の中でも、もっとも多くのヒトを短期間で死に至らしめた記録的なものである。死者数は、第一次世界大戦の死者をはるかにうわまわり、日本では当時の人口5500万人に対し39万人が死亡、アメリカでは50万人が死亡した。
※この「インフルエンザ」の解説は、「感染症の歴史」の解説の一部です。
「インフルエンザ」を含む「感染症の歴史」の記事については、「感染症の歴史」の概要を参照ください。
インフルエンザ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 01:53 UTC 版)
原因療法としてはオセルタミビルなどの抗ウイルス薬が投与される。場合によっては、体力の消耗を抑え合併症を防ぐため、解熱薬の投与や輸液などの対症療法が行われる。
※この「インフルエンザ」の解説は、「原因療法」の解説の一部です。
「インフルエンザ」を含む「原因療法」の記事については、「原因療法」の概要を参照ください。
インフルエンザ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/14 10:11 UTC 版)
インフルエンザウイルスによる感染症。RSウイルスやパラインフルエンザウイルスによってもほぼ同様の症状が出る(インフルエンザ様疾患という)ためワクチンを打ったのにインフルエンザになったというエピソードが生まれることがある。インフルエンザは冬に多く、インフルエンザ様疾患は春や夏に多いという特徴がある。インフルエンザの症状としては、急性の高熱、悪寒、関節痛、のどの痛み(ただし咽頭の発赤、腫脹はない)、咳、鼻水などがあげられる。通常は自然治癒するが高齢者は重症化し死に至ることもあるため予防が大切と言われている。空気感染(飛沫核感染)するため、感染者は5日間の就業停止が望ましいと言われている。特に高齢者との接触は避けたいところである。また抗菌薬の投与に肺炎の予防効果はないと言われている。診断は高熱、関節痛、筋肉痛といった全身症状が強く、咽頭発赤など局所症状がその割に弱いことで疑い、迅速診断キットにて診断する。迅速診断キットは発症(大抵は発熱)後12時間経過していないと偽陰性率が高いことが知られている。発症後48時間ならば抗インフルエンザ薬が効果的である。治療薬としてオセルタミビルやザナミビルが有名である。インフルエンザにはA型、B型の2種類が知られているがこれらはどちらにでも効く。健常者にオセルタミビルを使っても症状回復を1日早めるものの感染期間(伝染させる期間)は縮まないこと、肺炎など合併症は減少しないこと、死亡率が下がらないことから高齢者、ハイリスク患者を除いては積極的に投与する意義は薄いと考えられている。ザナミビルは吸入薬であり、高齢者は吸入が苦手な場合があること、まれに気管支痙縮を起こす可能性があることから、気管支喘息の患者への投与には注意が必要である。A型インフルエンザの場合はシンメトリル(アマンタジン)が有効な場合もあるが、20〜80%が耐性化しているという報告がある。なお、インフルエンザの時、解熱剤にNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)を使用するとインフルエンザ脳症を起こす可能性があるため、アセトアミノフェンが推奨される。
※この「インフルエンザ」の解説は、「咽頭痛」の解説の一部です。
「インフルエンザ」を含む「咽頭痛」の記事については、「咽頭痛」の概要を参照ください。
インフルエンザ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 00:30 UTC 版)
詳細は「インフルエンザ」を参照 1918年から1919年にかけてのインフルエンザのパンデミック (スペインかぜ) によって、4000~5000万人が1年以内に死亡した。インフルエンザ菌 Haemophilus influenzae は、よくインフルエンザ感染後に日和見感染を引き起こす細菌であり、そのためにドイツの著名な細菌学者リヒャルト・パイフェル(英語版) (1858–1945) によって、この細菌がインフルエンザの原因であると誤って結論付けられた。一方で、真の原因であるインフルエンザウイルスは1930年代まで発見されず、病気の記述とその後の研究によってこのウイルスが原因であることが証明されたのは1933年であった。1931年、アメリカの病理学者アーネスト・ウィリアム・グッドパスチャー(英語版) (1886–1960) は孵化したニワトリの卵でインフルエンザや他のウイルスを培養した。ハーストは、ウイルス粒子と関連した酵素活性を同定し、それは後にノイラミニダーゼとして特徴づけられるもので、ウイルスが酵素を含むことを示した最初の例であった。フランク・マクファーレン・バーネット (1899–1985) は、1950年代初頭にウイルスが高頻度で組換えを行うことを示し、ハーストは後に、それはウイルスが分節化されたゲノムを持つためであることを導き出した。
※この「インフルエンザ」の解説は、「ウイルス学の歴史」の解説の一部です。
「インフルエンザ」を含む「ウイルス学の歴史」の記事については、「ウイルス学の歴史」の概要を参照ください。
インフルエンザ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 21:08 UTC 版)
詳細は「インフルエンザ」を参照 インフルエンザウイルスが抗原シフトを起こし、多くの人が新たな系統への免疫を持っていないとき、またはウイルス感受性の人口が感染の連鎖を維持するのに十分なほど多いとき、パンデミックが発生する。遺伝的な変異は通常、異なる系統のウイルスが動物、特に鳥類やブタに共感染したときに起こる。脊椎動物の多くのウイルスは1種の宿主にしか感染しないが、インフルエンザウイルスはその例外である。19世紀の最後のパンデミックは1899年に発生し、ヨーロッパで25万人が死亡した。ロシアまたはアジアで発生したこのウイルスは、鉄道や蒸気船によって迅速に拡散した最初のウイルスであった。 ウイルスの新たな系統が1918年に出現し、その後に起こったパンデミック (スペインかぜ) は歴史上最悪の自然災害の1つである。死者数は甚大で、世界中で5000万人が感染によって死亡した。アメリカでは55万人の死亡が報告され、これは第一次世界大戦における自国の死者数の10倍であった。イギリスでも22万8000人が死亡した。インドでは2000万人以上が死亡し、西サモアでは人口の22%が死亡した。インフルエンザの流行は毎冬発生するものの、20世紀にパンデミックにまで至ったのはあと2度だけである。 1957年には別の新たな系統が出現し、アジアかぜのパンデミックが引き起こされた。このウイルスのビルレンスは1918年の系統ほど高くはなかったが、世界中で100万人以上が死亡した。次のパンデミック (香港かぜ) が1968年に発生し、1957年の系統から新たな系統へ置き換わった。1968年のパンデミックで影響を受けたのは主に高齢者で、重症度は最も低かったものの、アメリカで3万3800人が死亡した。インフルエンザウイルスの新しい系統はしばしば東アジアで発生する。中国の農村部はアヒル、ブタ、そしてヒトの密集度が世界で最も高く、これが1つの要因と考えられる。 最新のパンデミックは2009年に発生したが、直近の3つのパンデミックはいずれも1918年のように壊滅的なものとはならなかった。なぜ1918年に出現した系統がこれほどまでに壊滅的であったのか、その正確な理由はいまだ解明されていない。
※この「インフルエンザ」の解説は、「ウイルスの社会史」の解説の一部です。
「インフルエンザ」を含む「ウイルスの社会史」の記事については、「ウイルスの社会史」の概要を参照ください。
インフルエンザ
出典:『Wiktionary』 (2021/06/26 01:40 UTC 版)
語源
名詞
インフルエンザ
- インフルエンザウイルスによって発症する病気。流行性感冒。
翻訳
関連語
「インフルエンザ」の例文・使い方・用例・文例
- インフルエンザを防ぐため,家に帰ったらうがいをするようにしなさい
- インフルエンザにかかった期間
- インフルエンザにかかる
- 彼女はついにインフルエンザで倒れた
- 彼女はぼくにインフルエンザをうつした
- 今年の冬は多くの人がインフルエンザで倒れた
- インフルエンザが各地で猛威を振るう
- 鎖骨窩を温めるのはインフルエンザに効果的だ。
- インフルエンザの薬を何か持っていますか?
- 私はインフルエンザになってしまいました。
- 私はインフルエンザ気味だ。
- 研究者はインフルエンザウィルスを研究した。
- インフルエンザはたちまち日本中に広がった。
- 私はインフルエンザの予防接種をする。
- 私はインフルエンザなので、学校へ行けません。
- あなたはインフルエンザの予防接種を受けますか。
- インフルエンザの薬
- これは、インフルエンザの薬です
- 母は先週インフルエンザにかかりました。
- 彼女はインフルエンザにかかって床についている。
インフルエンザと同じ種類の言葉
- インフルエンザのページへのリンク