ふけんせい‐かんせん【不顕性感染】
不顕性感染
【概要】 細菌やウイルスなどに感染していても、症状なく経過する、あるいは余りに軽い症状で気づかれないものを言う。
【詳しく】 不顕性感染で一過性感染になるものとして、ウイルス感染では、日本脳炎ウイルス、ムンプスウイルス(30%)、ポリオ(90%)、アデノウイルス、コクサッキーウイルス、風疹ウイルス、エコーウイルス、パラインフルエンザウイルスがある。細菌感染では淋菌、梅毒、マイコプラズマニューモニエがある。一方、不顕性感染で持続感染となることがあるものは、単純ヘルペス、水痘・帯状疱疹ウイルス、EBウイルス、サイトメガロウイルス、トキソプラズマの大部分、そして一部の赤痢菌、赤痢アメーバ、トリコモナスがある。
不顕性感染 [Inapparent infection]
不顕性感染
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/01 14:29 UTC 版)
不顕性感染(ふけんせいかんせん、英語: inapparent infection)とは、感染が成立していながら臨床的に確認しうる症状を示さない感染様式のことを示す[1]。無症状感染と言う場合もある[2]。
- ^ a b “不顕性感染”. 医学用語解説集. 一般社団法人 日本救急医学会. 2020年8月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月20日閲覧。
- ^ 渡利, 「黴毒ノ無症状感染ニ就テ, 臨牀醫, 23年, 10號, 昭10年10月, 伊藤寛」(1935年)日本泌尿器科學會雜誌 24(10), 826, 1935年10月、社団法人日本泌尿器科学会。NCID AN00196577, NAID 110003061192
- ^ 中沢春幸, 吉田徹也、「【原著】塵埃感染の疑われたノロウイルスによる集団感染性胃腸炎事例」『感染症学雑誌』 2010年 84巻 6号 p.702-707, doi:10.11150/kansenshogakuzasshi.84.702
- ^ 臍帯からの風疹ウイルス検出の試み 国立感染症研究所
- ^ 内田真紀子、蜂須賀研二、小林昌之 ほか、ワクチン株ポリオ3型ウイルスにより発症した急性灰白髄炎の1症例 リハビリテーション医学 Vol.33 (1996) No.5 P.326-329, doi:10.2490/jjrm1963.33.326
- ^ 中屋敷均 2016, p. 27-30.
- 1 不顕性感染とは
- 2 不顕性感染の概要
不顕性感染
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 01:25 UTC 版)
抗体を持たない者に風邪ウイルスを鼻投与する、ある実験で、25 %の者がほぼ無症状で終わった例がある。これが無症候性感染/不顕性感染と呼ばれる現象であり、風邪をめぐる未解明の謎の一つである 。
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