EBウイルスとは? わかりやすく解説

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イービー‐ウイルス【EBウイルス】

読み方:いーびーういるす

Epstein-Barr virusヘルペスウイルス一種感染・発症すると発熱などを引き起こすが、日本人多く抗体をもつ。エプスタインバールウイルスEBV

[補説] 1964年、このウイルス発見した英国医学者エプスタインEpstein)とバールBarr)の名にちなむ。


エプスタイン・バールウイルス

同義/類義語:EBウイルス
英訳・(英)同義/類義語:EBV, Epstein-Barr virus

ヒトバーキットリンパ腫引き起こすことのある、ヘルペスウイルス一種
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生物の名前総称など:  ウマ  ウミグモ類  ウミユリ類  エプスタイン・バールウイルス  エミュ  エンドウ  オウム貝

EBウイルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 00:30 UTC 版)

ウイルス学の歴史」の記事における「EBウイルス」の解説

詳細は「エプスタイン・バール・ウイルス」を参照 デニス・パーソンズ・バーキット(英語版) (19111993) は、アイルランドファーマナ県エニスキレン生まれた。彼は、現在では彼の名を冠してバーキットリンパ腫呼ばれているがんについてはじめ記載した。このタイプのがんはアフリカ赤道域で流行しており、1960年代初頭には最も多い小児がんであった。がんの原因発見するために、バーキットはがんから採取した細胞イギリスウイルス学者マイケル・アンソニー・エプスタイン(英語版)へ送ったエプスタインは、イボンヌ・バール(英語版) (1932–2016) と Bert Achong (1928–1996) とともに細胞を囲む液体ヘルペスウイルス似たウイルス発見した。このウイルスは後にこれまで知られていないヘルペスウイルス判明し、現在ではエプスタイン・バール・ウイルス (EBウイルス) と呼ばれている。驚くべきことに、EBウイルスは欧州人には極めてありふれたもので、比較穏やかな感染引き起こすウイルスである。なぜアフリカ人深刻な病気引き起こされるのかは完全には解明されていないが、マラリアによってウイルスへの免疫低下していることが関係している可能性がある。EBウイルスは、ヒトにがんを引き起こすことが示され最初ウイルスであり、ウイルスの歴史上重要である。

※この「EBウイルス」の解説は、「ウイルス学の歴史」の解説の一部です。
「EBウイルス」を含む「ウイルス学の歴史」の記事については、「ウイルス学の歴史」の概要を参照ください。

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