細胞核

デジタル大辞泉

さいぼう‐かく〔サイバウ‐〕【細胞核】

読み方：さいぼうかく

真核細胞にふつう1個ある球形の構造物。核膜に包まれ、核液、染色質、1ないし数個の仁(じん)からなる。細胞分裂のさいには核膜と仁が消失し、染色質は染色糸の状態を経て染色体になる。核。

生物学用語辞典

核

同義/類義語：細胞核
英訳・(英)同義/類義語：nucleus, nuclei

細胞を構成する要素で、核膜で囲まれて球形をしており、内部に染色体と核小体を含む。

「生物学用語辞典」の他の用語

細胞名や細胞内の構造オルガネラに関連する用語：

条件的ヘテロクロマチン  染色体凝縮  栄養胞子  核  核小体  核小体形成領域  核様体

バイテク用語集

細胞核

【英】： Cell Nucleus

細胞の中心にある組織で球状の構造をしている。細胞核の中には遺伝情報であるDNAが格納されており、二重の膜（核膜）に囲まれ、核膜孔とよばれる多数の穴がある。そして、“発現、再生、老化、発ガン”などの生命現象が引き起こされる「場」になっている。

細胞の種類は、細菌やラン藻類の原核細胞と、ヒト、犬、植物などの真核細胞の２種類あるが、細胞核をもつのは真核細胞である。

・ 細胞

・ 核

・ デオキシリボ核酸

・ 遺伝

ウィキペディア

細胞核

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/07/19 04:48 UTC 版)

細胞核（さいぼうかく、英: cell nucleus）とは、真核生物の細胞を構成する細胞小器官のひとつ。細胞の遺伝情報の保存と伝達を行い、ほぼすべての細胞に存在する。通常は単に核ということが多い。

ウィキペディア小見出し辞書

細胞核

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/01/29 00:21 UTC 版)

「ユーグレナ藻」の記事における「細胞核」の解説

細胞核は普通の真核であるが、間期も染色体が凝集している点、分裂が核膜残存型（完全閉鎖型）である点が特徴的である。これらはキネトプラスト類と共通するユーグレノゾアの共有形質である。

細胞核

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/02/18 15:15 UTC 版)

「ゴーレム (グラディウス)」の記事における「細胞核」の解説

ステージ6のボス。頭骸骨状の細胞の内部にある核が弱点。地形の上下から生える管があり、最初は細胞核に向かって丸まっているが、自機が到達すると破裂して、それぞれの切断面から破壊可能な弾をランダムにバラ撒き続ける。前述の触手に比べ、弾は大きめであり発射速度も低い。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

細胞核

出典:『Wiktionary』 (2021/08/20 23:24 UTC 版)

名詞

細 胞 核 (さいぼうかく)

1. 真核細胞の細胞小器官の一つで遺伝情報の保存と伝達を行う。別名、核。核内には核小体がある。

Weblio日本語例文用例辞書

「細胞核」の例文・使い方・用例・文例

• βカテニンはこれらの細胞核へ移動させられた。
• 細胞核がないから遺伝子操作が簡単である。
• ひとつの細胞から他の細胞へ細胞核とその遺伝物質を移動させる
• （細胞核の実質について）汚れにより容易に色をつけられる
• （細胞核の実質について）容易に色素により色をつけられない
• 細胞核を構成する原形質
• 細胞核中のタンパク質の小さな丸い体
• DNAとRNAおよび様々なタンパク質からなる細胞核の易染色性な物質
• 着色剤または染料によって相対的に色が付きにくい細胞核の部分
• クロマチン顆粒が浮遊していると考えられていた、細胞核中の様々な物質ネットワークに対する廃語
• 遺伝子を線形順序で運ぶ、細胞核にある糸状の物質
• いくつかの細胞核を含み、膜で囲まれるが、細胞境界には囲まれない（筋繊維にあるような）細胞質の塊
• 細胞が死ぬ時に細胞核が崩壊し溶解すること
• 細胞核が退化すること
• 染色糸という,細胞核内における糸状物質
• 生物学で,細胞核の染色体数が半数のもの
• 細胞核という細胞の中にある球状の物質
• 嬢核という,細胞分裂によってできた2個の細胞核
• 細胞核の中のDNAを破壊するため，がん細胞に放射線を当てます。