胞子虫とは? わかりやすく解説

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ほうし‐ちゅう〔ハウシ‐〕【胞子虫】

読み方:ほうしちゅう

胞子虫綱原生動物の総称寄生性で、栄養体表通して宿主から摂取分裂による無性生殖のほか、有性生殖行って新宿主への感染型胞子形成するマラリア病原虫・グレガリナ・ピロプラズマなど。


胞子虫

同義/類義語:胞子虫類
英訳・(英)同義/類義語:sporozoa

生物の分類上で原生動物属する。
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胞子虫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/26 17:12 UTC 版)

胞子虫(ほうしちゅう、Sporozoa)は原生動物の古典的な4分類の1つで、運動器官、摂食器官を持たず、(例外はあるが)胞子をつくって増殖する原生動物の総称である。運動能が限られていることから全てが寄生虫であると考えられ、とくに宿主の細胞内に寄生するものが多い。胞子虫としてひとまとめに分類されてきた生物群は、現在は非常に多様な系統に属していることが明らかになっており、1つの分類群として取り扱うことはない。ただし現在でも胞子虫という名の若干定義の異なる分類群を使うことがある(アピコンプレックス門の項を参照)。本項では胞子虫に関する認識の変遷を解説するにとどめるので、生物の実際については末尾の対応表から各分類群の項目を参照のこと。


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  3. ^ クリフォード・ドーベル 著、天児和暢訳 訳 『レーベンフックの手紙』九州大学出版会、2004年。ISBN 4-87378-807-2 
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  5. ^ 柳生亮三 著「原生動物」、内田亨監修 編 『動物系統分類学』 第1巻、中山書店、1962年。ISBN 4-521-07021-3 
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  8. ^ Levine et al. (1980). “A newly revised classification of the protozoa”. J. Protozool. 27 (1): 37-58. PMID 6989987. 
  9. ^ 猪木正三監修 編 『原生動物図鑑』講談社、1981年。ISBN 4-06-139404-5 


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