ウサギ肝コクシジウムとは? わかりやすく解説

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ウサギ肝コクシジウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 08:17 UTC 版)

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ウサギ肝コクシジウム
分類
ドメ
イン
: 真核生物 Eukaryota
階級なし : ディアフォレティケス Diaphoretickes
階級なし : SARスーパーグループ Sar
上門 : アルベオラータ Alveolata
: アピコンプレックス門 Apicomplexa
: (訳語なし) Conoidasida
亜綱 : コクシジウム亜綱 Coccidiasina
: 真コクシジウム目 Eucoccidiorida
亜目 : アイメリア亜目 Eimeriorina
: アイメリア科 Eimeriidae
: アイメリア属 Eimeria
: ウサギ肝コクシジウム E. stiedai
学名
Eimeria stiedai
(Lindemann, 1865) Kisskalt et Hartmann, 1907
和名
ウサギ肝コクシジウム

ウサギ肝コクシジウム(ウサギかんコクシジウム、学名:Eimeria stiedai)とは、ウサギに肝コクシジウム症を引き起こすアイメリア属の1種である。

生活環

ウサギは胞子形成オーシストを経口摂取する。胞子形成オーシストは4つのスポロゾイトを含み、肝門静脈を経て肝臓へ達し、最終的に胆管上皮に侵入し、そこでシゾゴニーとして知られる無性生殖を行う。シゾントの崩壊によって上皮細胞の崩壊や死滅が起こる。メロゾイトは他の細胞へ侵入して増殖するサイクルを1~数回繰り返すことがある。最終的にメロゾイトはミクロガメートサイトとなり、上皮細胞で無性生殖を行う。崩壊したミクロガメートサイトはマクロガメートサイトと共に細胞に寄生して有性生殖によりザイゴート(チゴート)を形成する。ザイゴートは胆汁排泄により排除される前に保護殻を発達させ、オーシストとして糞便と共に排泄される。

症状と病変

胆管のシゾントは胆管の過形成、胆管閉塞による肝腫大、黄疸を引き起こす。肝不全によって腹水を伴う腹部膨満を呈する。

診断

糞便あるいは肝臓の塗抹標本におけるオーシストの証明はコクシジウム症の診断に用いられる。プレパテント・ピリオドは18日で胞子形成には3日必要である。





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