かん‐ふぜん【肝不全】
肝不全
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/13 06:36 UTC 版)
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| 肝不全 | |
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| 概要 | |
| 診療科 | 消化器学, 肝臓学 |
| 分類および外部参照情報 | |
| ICD-10 | K72.9 |
| DiseasesDB | 5728 |
| eMedicine | med/990 |
| Patient UK | 肝不全 |
| MeSH | D017093 |
肝不全(かんふぜん, 英: liver failure)とは、肝臓の各生理機能(合成機能や代謝機能など)が病的に低下し、肝臓が役目を果たさなくなった状態である。肝不全に陥ると、生体の恒常性が保てないため、肝不全は死亡原因となることがある。肝不全には、大きく分けて2つの型が報告されている[1]。
分類
- 急性肝不全(劇症肝炎)
- 最初の肝臓障害の兆候(黄疸など)から4週間以内に肝性脳症(精神錯乱、昏迷、昏睡)の進行やタンパク質合成の減少(アルブミンや血液凝固タンパク質など)が起きたものを指す。なお、甚急性肝不全は7日以内、亜急性肝不全は5-12週間のものを指す。
- 慢性肝不全
- 一般に肝硬変を背景に出現する。肝硬変自体は過度の飲酒、B型肝炎、C型肝炎、自己免疫疾患、遺伝性や代謝性(鉄や銅の過負荷や非アルコール性脂肪性肝炎(NASH))のように種々の原因で引き起こされる。
脚注
- ^ O'Grady JG, Schalm SW, Williams R (1993). “Acute liver failure: redefining the syndromes”. Lancet 342 (8866): 273?5. PMID 8101303.
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