出血とは? わかりやすく解説

しゅっ‐けつ【出血】

読み方:しゅっけつ

[名](スル)

血液血管の外に流れ出ること。外出血内出血喀血(かっけつ)・吐血下血血尿などがある。「傷口から—する」「—多量

損害こうむること。犠牲を払うこと。「—サービス


出血

【仮名】しゅっけつ
原文hemorrhage

医学的には、損傷した血管から血液失われること。体内での出血と体外での出血があり、通常短時間大量に出血することを意味する

出血

【英】:Hemorrhage, Bleeding

血液血管外に流出していることが明瞭な場合用いる。不明な場合赤色斑、赤色液、赤色固形物等の表現をする。
血管破綻及び血管壁透過性亢進によって起こる。
マウスラットウサギイヌサル  部位程度、数、サイズ

出血

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/13 00:37 UTC 版)

出血
概要
診療科 Emergency medicine
分類および外部参照情報
ICD-10 R58
MedlinePlus 000045
MeSH D006470

出血(しゅっけつ、英語全般: bleeding、米国での専門用語: hemorrhage、英国での専門用語: haemorrhage)とは、血液血管外に流出すること[1][2]血液の全成分がそのまま血管外に出ること[3]

概説

出血とは、血液が血管外に流出することであり、より厳密に言うと、血液の全成分が血管から出ることである。文献によっては「赤血球が血管外に出ること」としているものもある。これは、通常でも血管壁からは血漿白血球は出入りしているため、これらの成分のみが血管から出入りする通常の場合は出血とは呼ばない、ということを(暗に)言おうとしているのである。

成立機序による分類として、血管の破綻による破綻性出血と、血管壁からの漏出による漏出性出血がある。

また血液が体外に出るものを外出血、組織内や体腔内に出るものを内出血と呼ぶ[1][3]

出血部位による分類としては、胃や食道からの出血は吐血、肺からは喀血、鼻からは鼻出血と呼び、そのほかに血尿血便がある[3]。ほかにも動脈性出血英語版、静脈性出血、毛細血管性出血なども。

出血の種類

吐血
食道からの出血
喀血
気管気管支からの出血
下血
からの出血
血尿
腎臓膀胱からの出血
脳出血
脳内出血くも膜下出血など
血胸
胸腔からの出血
血腹
腹腔からの出血
血心嚢
心嚢からの出血

失血死

急激な多量の出血では、血圧が急激に低下し、ショック状態に陥り死亡することがある(乏血性ショック)。標準体重の成人の概算では血液総量の1/2 、およそ1.5リットル以上を出血で失えば失血死を起こすとされている[3]

脚注

  1. ^ a b 広辞苑第六版「出血」
  2. ^ デジタル大辞泉「出血」
  3. ^ a b c d ブリタニカ国際大百科事典「出血」

参考文献

  • 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104

関連項目

  • 「出血」を含む記事名の一覧
  • 鼻血
  • 月経不正出血
  • 切創(切り傷)
  • 止血
  • 流血
  • 反射出血英語版 - 動物などが、自分から出血させる反応。2種類の類型があり、(1)血液に毒性を持つ動物が吹きかける。(2)感染病で死んだようにすることで捕食の対象とならないようにするのに使用する。主に昆虫などにみられるが、爬虫類などにもみられる。

出血

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/28 08:57 UTC 版)

America's Army」の記事における「出血」の解説

主に被弾し場合体力アイコンの上に出血マーク出現しマーク消えるまでは各色の内部設定値下がっていく内部3段階を過ぎると次の色へ変化し悪化続ける。 衛生兵治療してもらうことによって止血内部設定値最大まであげることが可能、簡易医療キット50%止血使用じっとしているなどの行為で出血は止まる場合もある。 重症場合走り続けるなどすると死亡する

※この「出血」の解説は、「America's Army」の解説の一部です。
「出血」を含む「America's Army」の記事については、「America's Army」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「出血」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

出血

出典:『Wiktionary』 (2021/09/11 03:17 UTC 版)

名詞

 しゅっけつ

  1. 血管から血液の全成分、特に赤血球が出る現象
  2. 比喩複合語で)大きな犠牲不利益負った様。

類義語

対義語

下位語

翻訳

動詞

活用

翻訳


「出血」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「出血」の関連用語

出血のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



出血のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
がん情報サイトがん情報サイト
Copyright ©2004-2025 Translational Research Informatics Center. All Rights Reserved.
財団法人先端医療振興財団 臨床研究情報センター
国立医薬品食品衛生研究所国立医薬品食品衛生研究所
COPYRIGHT (C) 2025 National Institute of Health Sciences ALL RIGHTS RESERVED.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの出血 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのAmerica's Army (改訂履歴)、心臓血管外科学 (改訂履歴)、アースリングス (改訂履歴)、アラド戦記 (改訂履歴)、内視鏡的粘膜下層剥離術 (改訂履歴)、アピキサバン (改訂履歴)、メッケル憩室 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの出血 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS