腹腔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/03/07 10:14 UTC 版)
腹腔(ふくこう/ふくくう/ふっくう、Abdominal cavity)とは人間を含む哺乳類の身体の部分のうち、横隔膜より下部で腹部の内腔を指す。その下部には骨盤がある。腹腔内面や内部の内臓は腹膜に覆われている。腹腔と腹膜腔を同義で用いることがしばしばあるが、厳密には、単純に横隔膜や腹壁に囲まれた空間を腹腔と呼び、その内面の腹膜によって作られる空間を腹膜腔という。例えるならば、壁紙を貼る前の部屋が「腹腔」、「腹膜」という壁紙で囲まれた空間を「腹膜腔」と呼ぶ。
- 1 腹腔とは
- 2 腹腔の概要
腹腔(ふくこう、ふっこう、ふくくう、英: abdominal cavity、羅: cavum abdominis)
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腹腔
出典:『Wiktionary』 (2010/11/03 02:13 UTC 版)
名詞
発音(?)
- ふ↗くこう
- 本来の読み(漢音)
- IPA: /ɸɯkɯ̥koː/
- X-SAMPA: /p/MkM_0ko:/
- ふ↗っこう
- 「ふくこう」の促音便
- IPA: /ɸɯk̚koː/
- X-SAMPA: /p/Mk_}ko:/
- ふ↗くくう
- 医学分野における慣用読み
- IPA: /ɸɯkɯ̥kɯː/
- X-SAMPA: /p/MkM_0kM:/
- ふ↗っくう
- 「ふくくう」の促音便
- IPA: /ɸɯk̚kɯː/
- X-SAMPA: /p/Mk_}kM:/
語源
翻訳
- ドイツ語: Bauchhöhle
- 英語: abdominal cavity
- ラテン語: cavitas abdominisまたはcavitas abdominalis
関連語
「腹腔」の例文・使い方・用例・文例
- 彼は腹腔鏡検査を受けることになっている。
- 腹腔鏡下胆嚢摘出術は回復が早いという利点がある。
- 腹の出た男性のほとんどは脂肪を腹腔内に溜めている。
- 腹腔鏡下切除術
- 腹腔内出血
- 腹腔鏡および手術器具を挿入できるように腹部に開けた小さな穴からの胆嚢の除去
- 腹の腔を検査するために小さく切開をする腹腔鏡によって行われる開腹手術(特に、卵巣および卵管)
- 腹腔と胸腔を分ける筋肉の仕切り
- 胃の小湾と食道の腹部の部分を供給する腹腔動脈の分岐
- 腹腔動脈から発して、血液を脾臓に供給する動脈
- 腹腔の右上部にある大きくて複雑な赤茶色の腺器官
- 哺乳動物の腹腔の内側を覆い、内臓のほとんどを保護する透明な膜
- 腹腔の背面壁に結びついており、小腸を支える2層の腹膜
- 腹腔を横切り、下行結腸と上行結腸をつなぐ大腸の一部分
- 腹腔の前壁と側壁を形成する横行繊維を持つ平坦な筋肉
- 人間において胸腔、囲心腔、腹腔のもととなる胎児の中胚葉にある腔
- 腹腔への子宮外妊娠
- 腹腔における腸の下方の位置
- 腹腔にガスや液体がたまって腹がふくれる症状
- 腹腔内の圧力
腹腔と同じ種類の言葉
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