腹膜腔とは? わかりやすく解説

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腹膜腔、腹腔

【仮名】ふくまくくう
原文peritoneal cavity

腸、胃、肝臓などを収納する腹部内の空間。薄い膜で境界されている。

腹腔

(腹膜腔 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/03/07 10:14 UTC 版)

腹腔
十二指腸、すい臓、腎臓を含む腹部前面
ラテン語 cavitas abdominis
英語 Abdominal cavity
MeSH Abdominal+Cavity

腹腔(ふくこう/ふくくう/ふっくう、Abdominal cavity)とは人間を含む哺乳類の身体の部分のうち、横隔膜より下部で腹部の内腔を指す。その下部には骨盤がある。腹腔内面や内部の内臓腹膜に覆われている。腹腔と腹膜腔を同義で用いることがしばしばあるが、厳密には、単純に横隔膜や腹壁に囲まれた空間を腹腔と呼び、その内面の腹膜によって作られる空間を腹膜腔という。例えるならば、壁紙を貼る前の部屋が「腹腔」、「腹膜」という壁紙で囲まれた空間を「腹膜腔」と呼ぶ。

註:の読みはこうであるが、稀字でもあり、古くからこうくうの発音が混在していた。1943年(昭和18年)日本解剖学会の用語委員会が統一解剖学用語(Nomina Anatomica)の翻訳を行った際に、くうと発音することを決定した(同音の別字(孔など)との区別のためと推測される)。以後、医学分野においてはくうと発音するのが正則である[1]

「腹膜腔」の例文・使い方・用例・文例

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