横隔膜とは? わかりやすく解説

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おう‐かくまく〔ワウ‐〕【横隔膜】

読み方:おうかくまく

哺乳類胸腔腹腔とを仕切る横紋筋性の膜。その収縮弛緩(しかん)により呼吸作用を行う。

「横隔膜」に似た言葉

横隔膜

英訳・(英)同義/類義語:diaphragm, diaphragma

哺乳動物腹腔と胸部を分け筋肉層で、収縮することによって胸孔を動かし、肺への空気出入り行わせる

横隔膜

【仮名】おうかくまく
原文diaphragm

肺と心臓のにあって胸部腹部隔て筋肉の薄い膜。

ハラミ(横隔膜)

ハラミ 脂肪多く含んでいるため、柔らかく風味良い部位です。見た目風味ともに豚肉似ていることから内臓肉とも呼ばれ焼肉などに使われている他、挽き肉用に加工されています。

横隔膜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/24 13:22 UTC 版)

横隔膜
呼吸器の模式図
英語 Thoracic diaphragm
器官 運動器
動脈 心膜横隔動脈
筋横隔動脈
上横隔動脈
下横隔動脈
静脈 上横隔静脈
下横隔静脈
神経 横隔神経核
肋間神経
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横隔膜(おうかくまく、横膈膜英語: thoracic diaphragm)は、肺呼吸に関わる筋肉の1つである。哺乳類にのみ存在する。

解剖と生理

横隔膜の断面図

哺乳類の胸腔腹腔の境界にある板状の筋肉であり、胸郭下口の周りから起こり、血管食道が横隔膜を貫くための3孔(大動脈裂孔・食道裂孔・大静脈孔)がある。横隔膜の上には両側のおよび縦隔が乗っており、右側の下には肝臓が、左側の下にはが接している。

起始部は腰椎部・胸骨部・肋骨部の3部からなり、ドーム状(円蓋状)に胸腔に盛集する。 停止部は横隔膜中央部の腱膜(腱中心)。 横隔膜が収縮すると円蓋が下がり、胸腔が拡張し、胸腔内圧が低下し、が拡張し吸気される。そして、横隔膜が弛緩することによって肺が収縮し、息が吐き出される。すなわち、腹式呼吸が行われる。 支配神経は第4頸神経からの横隔神経である。横隔膜は骨格筋かつ随意筋であり、肺呼吸の頻度をある程度ながら意図的に制御できる。しかし、睡眠中は脳幹からの信号により自動的に運動することで、睡眠中の肺呼吸を助ける。なお、この運動は、意識不明に陥っても行われることがある[1]

また、横隔膜は腹直筋骨盤底筋などの腹部骨格筋と共に腹圧の形成に寄与し、哺乳類で発達した排便や出産で重要な役割を演じている。

疾患

横隔膜の一部が破綻し、腹部臓器が胸腔内に迷入してヘルニアを形成することがある。特に食道裂孔から胃が滑脱する病態は頻度が高く、食道裂孔ヘルニアと呼ばれる。

子宮内膜症が横隔膜に起きた場合、月経期になると横隔膜が穿通して腹腔と胸腔が交通してしまい、気胸をきたすことがある。

横隔膜の痙攣で起こる現象が吃逆(しゃっくり)だと考えられている。

食肉

Skirt steak / Hanger steak
Beef Cuts
種類 Plate cut of beef
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ウシの横隔膜 (Beef plate)は食材として用いられ、腹側の肋骨に接する部分をハラミ(アウトサイドスカート Skirt steak)、背側の腰椎に接する部分をサガリ(ハンギングテンダー Hanging tender steak)と言う[2]

脚注


横隔膜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 04:37 UTC 版)

哺乳類」の記事における「横隔膜」の解説

肋骨共同して肺呼吸可能にする横隔膜をもち、これが胸腔腹腔とを分けている(他の動物群にない特徴)。

※この「横隔膜」の解説は、「哺乳類」の解説の一部です。
「横隔膜」を含む「哺乳類」の記事については、「哺乳類」の概要を参照ください。

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横隔膜

出典:『Wiktionary』 (2021/08/18 13:55 UTC 版)

名詞

  おうかくまく

  1. (解剖学) 哺乳類にのみ存在する胸腔腹腔境界にある筋板であり呼吸運動に関する筋肉1つ

関連語

翻訳


「横隔膜」の例文・使い方・用例・文例

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