び‐くう【鼻×腔】
読み方:びくう
⇒びこう(鼻腔)
び‐こう〔‐カウ〕【鼻×腔】
骨鼻腔
別名:鼻腔
【英】:Cavitas nasalis ossea,Bony nasal cavity
骨鼻腔は顔面頭蓋の中央に位置し、西洋梨状の梨状口で前方に開いている。梨状口は鼻骨と上顎骨とで囲まれる。正中矢状面にある鼻骨中隔によって左右に分けられている。骨部腔には上・下・内側・外側の4壁と、前方・後方の2個の交通路がある。上壁は大部分が篩骨篩板、一部分が鼻骨前頭骨、蝶形骨よりなる。下壁は上顎骨口蓋突起と口蓋骨水平板よりなる。内側壁は鼻中隔で篩骨垂直板と鋤骨よりなる。口側壁はその構造が複雑で上顎骨体、上顎骨前頭突起、口蓋骨垂直板、蝶形骨翼状突起内側板、下鼻甲介、篩骨、涙骨よりなる。前方の交通路は梨状口をもって顔面に開口する。後方の交通路は上鼻道、中鼻道、下鼻道の3個の鼻道が合して鼻咽道につづき後鼻孔をもって外頭蓋底に開口する。鼻骨腔の後上部で蝶形骨体の前面で上鼻甲介と篩骨垂直板との間にある部分を蝶篩陥凹といい篩骨垂直板との間にある部分を蝶篩陥凹といい蝶形骨洞がここに開口する。下鼻道には涙骨管が開口しているが、鼻液管は上顎骨の涙嚢溝を涙骨の涙骨鈎と下鼻甲介の涙骨突起が内側からおおって形成されている。また外側壁の後部は口蓋骨垂直板よりなるが、その眼窩突起と蝶形骨突起との間の深い切れ込みを蝶口蓋切痕といい、これが蝶形骨体底部と合して蝶口蓋孔を形成し、この孔をもって骨鼻腔は翼口蓋窩と交通している。
鼻腔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 15:33 UTC 版)
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鼻腔(びこう、医学用語:びくう)とは、鼻の穴(鼻孔)の内で、外鼻孔から内鼻孔までの空隙を指す。鼻中隔によって左右の2室に分けられ、呼気の通り道となる。
ヒトの鼻腔は一般的に思われているより、縦長の空間である。中には、上甲介、中甲介、下甲介という整流板が存在する。機能としては、発声時の共鳴作用、吸気の加湿、加温等があげられる。
鼻腔の入り口には鼻毛が密生しており、外気の粉塵をからめ取るフィルターの役割を果たしている。
鼻腔の疾患
関連項目
鼻腔(びこう、びくう、英: nasal cavity、羅: cavum nasi、独: Nasenhöhle)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 06:02 UTC 版)
「魚類用語」の記事における「鼻腔(びこう、びくう、英: nasal cavity、羅: cavum nasi、独: Nasenhöhle)」の解説
多くの魚類では表皮下に形成された袋状のくぼみにすぎず口や喉に通じない。
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鼻腔
「鼻腔」の例文・使い方・用例・文例
- 鼻炎,副鼻腔炎
- 鼻腔用潅注器の先端
- その犬は鼻腔内ワクチンを投与された。
- 急性副鼻腔炎は喘息の発作を引き起こすことがある。
- 鼻腔.
- 鼻腔(びこう).
- 鼻腔の検査(前鼻孔を通すか、鼻鏡を使って鼻咽頭を通すかのいずれか)
- 食べることができないあるいは、食べる意思がないだれかに栄養溶液を送り込むこと(鼻腔チューブを通じて)から成る摂取
- カモノハシリュウは、頭部にヘルメット状の突起を持ち、突起内部は中空で、鼻腔がその内部にまで拡張している
- 鼻腔に隣接した
- 副鼻腔
- 鼻腔で渦巻き形の鼻甲骨の、または、鼻腔で渦巻き形の鼻甲骨に関する
- 鼻腔
- 鼻腔(花粉症)を含むアレルギー反応を治療して、また乗り物酔いを治療するのに使用される抗ヒスタミン剤(商標名ベナドリル)
- 鼻腔の充血を和らげるために吸入用に化学蒸気を作る
- のど、口、および鼻腔の反響室の機能で有声な語音に伝達された品質
- 鼻腔の間の骨と軟骨の仕切り
- 鼻腔内の鼻甲介の1つ
- 鼻甲介の突起により形作られる鼻腔内の通路
鼻腔と同じ種類の言葉
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