肺サーファクタントとは - わかりやすく解説 Weblio辞書

肺サーファクタント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/02/17 05:27 UTC 版)

肺サーファクタント（はいサーファクタント、英語: Pulmonary surfactant、肺表面活性物質）とは、肺胞の空気が入る側へと分泌されている界面活性剤である。なお、肺サーファクタントは単一の成分ではなく、リン脂質を主成分とした混合物である。日本語では、肺胞サーファクタント（はいほうサーファクタント）や、肺表面活性物質（はいひょうめんかっせいぶっしつ）などと呼ばれることもある。

脚注

注釈

^ 参考までにI型肺胞上皮細胞は主に肺胞におけるガス交換、すなわち、肺呼吸が行われる現場である。
^ 肺サーファクタントタンパク質A～Dは、それぞれ、SP-A、SP-B、SP-C、SP-Dと略される。
^ レシチンの定義には歴史的に変遷があるため、書籍の発行年代や分野によってレシチンに含まれる物質には幅があるため、敢えて「レシチンの1種に分類されることもあるリン脂質」という書き方をしている。詳しくはレシチンの記事を参照のこと。

出典

^ 『アンブロキソール塩酸塩製剤インタビューフォーム（改訂第6版）』 p.11 日本ベーリンガーインゲルハイム 2009年6月
^ 『アンブロキソール塩酸塩製剤インタビューフォーム（改訂第6版）』 p.9 日本ベーリンガーインゲルハイム 2009年6月
^ 『ブロムヘキシン塩酸塩製剤インタビューフォーム（改訂第6版）』 p.10 日本ベーリンガーインゲルハイム 2014年9月
^ Vlnay Kumar、Abul K. Abbas、Jon C. Aster著、豊國伸哉、高橋雅英監訳『ロビンス基礎病理学（原書9版）』 p.299 丸善 2014年8月30日発行 ISBN 978-4-621-08698-8
^ ^a ^b Vlnay Kumar、Abul K. Abbas、Jon C. Aster著、豊國伸哉、高橋雅英監訳『ロビンス基礎病理学（原書9版）』 p.300 丸善 2014年8月30日発行 ISBN 978-4-621-08698-8
^ Vlnay Kumar、Abul K. Abbas、Jon C. Aster著、豊國伸哉、高橋雅英監訳『ロビンス基礎病理学（原書9版）』 p.301 丸善 2014年8月30日発行 ISBN 978-4-621-08698-8