ヘモグロビン【hemoglobin】
ヘモグロビン
英訳・(英)同義/類義語:hemoglobin, Hb
主に赤血球内に存在し、4本のペプチド鎖からなるタンパク質に鉄の配位したヘムが結合した構造をしている色素タンパク質で、酸素を運搬する主役でガス交換に機能する。
酵素タンパク質モチーフなど: | プロトンカリウムATPアーゼ ヘパリン結合性上皮増殖因子様増殖因子 ヘパリン結合性増殖因子 ヘモグロビン ベータアドレナリン受容体 ベータアドレナリン受容体キナーゼ ペプシノゲン |
ヘモグロビン
ヘモグロビンは、ミオグロビンに似た構造のタンパク質が4分子集まった複合体である。複合体を形成することによって酸素結合能がアロステリック効果を受ける。

CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported
ヘモグロビン(Hb) ( hemoglobin )
ヘモグロビン(血色素)
ヘモグロビン
【概要】 別名血色素。赤血球の中に含まれる鉄と結合した蛋白質。骨髄の中で赤血球の元になる若い細胞が自分で作るが、赤血球になってからでは運んでいるだけで作れない。肺で酸素に結合し、組織に届くとpHの関係で酸素を放す能力がある。血液1dLあたり12~18グラムで、これより少ない場合を貧血と定義している。
【詳しく】 HIV感染症では材料不足、産生能の低下、消費・破壊の亢進など色々な理由で貧血が起こる。特にエイズの末期ではほとんど全員が貧血になる。対処法は原因を除くことであるが、造血ホルモンである組み換え型エリスロポエチン(日本では認可されていない)や輸血が行われる。

血色素量(ヘモグロビン、Hb)【けっしきそりょう】
ヘモグロビン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/16 14:21 UTC 版)
ヘモグロビン(hemoglobin、Hb、血色素)とは、ヒトを含む全ての脊椎動物や一部のその他の動物の血液中に見られる赤血球の中に存在するタンパク質である。酸素分子と結合する性質を持ち、肺から全身へと酸素を運搬する役割を担っている。赤色素であるヘムを持っているため赤色を帯びている。
|
- ^ ヘモグロビンF
- ^ a b 加藤真由佳, 田中雅彦, 松井みどり, 橋本由徳, 神谷葉子, 神谷剛, 渡邉賢司「ヘモグロビンA1c異常低値を契機に診断された異常ヘモグロビン症の2家系,4例」『医学検査』第63巻第4号、日本臨床衛生検査技師会、2014年7月、 434-439頁、 doi:10.14932/jamt.13-109、 ISSN 0915-8669。
- ^ 木下真紀「意外に多いヘモグロビン異常症:-ヘモグロビンA1c 値に与える影響-」『天理医学紀要』第23巻第2号、天理よろづ相談所 医学研究所、2020年、 88-95頁、 doi:10.12936/tenrikiyo.23-019、 ISSN 1344-1817、 NAID 130007961322。
- ^ 石井宏明, 樋端恵美子, 村山秀喜, 小林則善, 小林龍彦, 床尾万寿雄「HbA1c偽高値から見つかった非糖尿病異常ヘモグロビンHbCの日本人高齢者の1例」『糖尿病』第64巻第3号、日本糖尿病学会、2021年、 185-190頁、 doi:10.11213/tonyobyo.64.185、 ISSN 0021-437X、 NAID 130008007323。
- ^ 宮地隆興, 大庭雄三「異常ヘモグロビンと赤血球増多症」『臨床血液』第15巻第3号、日本血液学会、1974年、 257-261頁、 doi:10.11406/rinketsu.15.257、 ISSN 0485-1439、 NAID 130004917478。
- ^ 牧野理沙, 松林正, 大箸拓, 澁谷温「異常ヘモグロビン症の日本人症例5例の臨床学的および細胞学的検討」『日本小児血液・がん学会雑誌』第56巻第2号、日本小児血液・がん学会、2019年、 229-233頁、 doi:10.11412/jspho.56.229、 ISSN 2187-011X、 NAID 130007705325。
ヘモグロビンと同じ種類の言葉
- ヘモグロビンのページへのリンク