骨格とは? わかりやすく解説

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こっ‐かく【骨格/骨×骼】

読み方:こっかく

動物の体をささえ、内臓保護している固い構造物甲殻類などの外骨格脊椎動物内骨格とがある。ヒトは、200余りの骨から成り立ち関節結合縫合軟骨結合などによって構成される。「たくましい—」

物事かたちづくる中心のところ。骨組み。「建物の—」「都市計画の—ができあがる


骨格

同義/類義語:骨格系, 骨格構造
英訳・(英)同義/類義語:skeleton, Skeletal system

動物個体構成する硬骨組織全体像
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個体の器官や組織など:  頭骨    骨幹  骨格  骨格筋  骨盤  骨端

骨格

読み方こつかく
別名:Skeleton; Sceleton
【英】:Skeleton

動物体にある一連の堅固な構造物で、体を支持し、筋が付着して受動的な運動あずかり、また軟部囲んでこれを保護する無脊椎動物の骨格は脊椎動物とは構造性質が全く異なる。これに体の内部にある内骨格と体表にある外骨格があって、後者がしばしば発達する現生脊椎動物主な骨格は体の内部にあるが、カメアルマジロみられる発達したとその下の骨板は外骨格といえる原始的な化石魚類(カッチュウウオなど)では、歯の硬組織によく似た構造の皮甲が外骨格として発達していた。現生魚類各種はその遺残考えられ楯鱗とその歯は基本構造が同じでエナメル質もあり、ふつうの魚類の鱗真皮中の骨板を表皮被うのである)、爬虫類上でも角角化した表皮)の下にしばしば骨板がある。これらの骨板はすべて真皮中に生じ結合組織性形成される性骨であって皮骨呼ばれる。これに対して脊椎動物でもともと体内部にある骨格ははじめ軟骨として生じ、のちに骨化する軟骨性骨であるが、現生円口類軟骨魚類一部硬骨魚類では成体でも軟骨ままとどまる。この軟骨性骨を内骨格皮骨外骨格と呼ぶこともある。ヒトにもみられる頭蓋冠顎骨鎖骨などの膜性骨皮骨深部入って内骨格加わったのである

骨格

【仮名】こっかく
原文skeleton

脊椎動物軟部組織支え多く内臓保護する枠組み脊椎動物の骨格は骨や軟骨からできている。

骨格

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/15 09:44 UTC 版)

骨格(こっかく、骨骼とも書く)とは、関節で結合した複数のおよび軟骨によって構成される構造のことを指す[1]。転じて、基本的な構造一般をいう表現に使われる場合もある。


  1. ^ a b Bogart & Ort (2011)、p.5、1.イントロダクション 体壁の構造 骨格
  2. ^ a b ニュートンムック「骨」、p.128-129、アンモナイトの持つ骨格「殻」
  3. ^ a b ニュートンムック「骨」、p.6-7、骨は何のためにあるのだろう?
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  10. ^ 解剖学第2版、p.169、第10章 運動器系/II. 全身の骨格 全身の骨格
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  14. ^ a b c 解剖学第2版、p.177-179、第10章 運動器系/II. 全身の骨格 2.胸郭
  15. ^ 長尾 大志(監修)『ぜんぶわかる呼吸の事典』 p.18、p.19、p.65 成美堂出版 2020年1月1日発行 ISBN 978-4-415-32787-7
  16. ^ a b c d e f 解剖学第2版、p.179-187、第10章 運動器系/II. 全身の骨格 3.上肢の骨格
  17. ^ a b c d e f g 解剖学第2版、p.187-197、第10章 運動器系/II. 全身の骨格 4.下肢の骨格
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  19. ^ a b 疋田(2002)、p.49-50、第2章 爬虫類の起源 4.単弓類の興亡と哺乳類
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  21. ^ ニュートンムック「骨」、p.12-17、全身骨格 食肉類
  22. ^ a b c 東野ら、p.162-163、哺乳類、鯨目
  23. ^ a b 大隈、p.67-72、第1章 七つの大海を支配する王・クジラ クジラのあしはどこにある?
  24. ^ a b ニュートン (2007-11)、大空の覇者「翼竜」
  25. ^ a b c d e f g h i j k 東野ら、p.140-143、爬虫類
  26. ^ a b ニュートンムック「骨」、p.58-59、透明標本 爬虫類・両生類
  27. ^ a b 疋田(2002)、p.27-30、第1章 爬虫類とはどのような動物か 3.爬虫類の形態 (2)骨格
  28. ^ a b c 東野ら、p.139-140、両生類
  29. ^ 東野ら、p.138、軟骨魚類
  30. ^ 東野ら、p.138、硬骨魚類
  31. ^ R.Flindt 著、浜本哲郎 訳『数値で見る生物学』ジュプリンガー・ジャパン、2007年、24頁。ISBN 978-4-431-10014-0  House and Doflein 1935, Nachtigall 1979, Slijper 1967
  32. ^ 佐々木(2010)、pp.113、第2章 貝殻の形態、2.1 軟体動物の貝殻、(3)貝殻の成分
  33. ^ 生化学辞典第2版、p.324 【キチン】
  34. ^ 生化学辞典第2版、p.534 【細胞骨格】
  35. ^ 生化学辞典第2版、p.496 【骨格タンパク質】
  36. ^ 佐々木(2010)、pp.113、第3章 軟体部の解剖、3.3 筋肉系、(1)軟体動物の筋肉系


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骨格

出典:『Wiktionary』 (2021/06/12 10:27 UTC 版)

異表記・別形

名詞

こっかく 「骨骼」の「同音の漢字による書きかえ」)

  1. 動物の体を支える、連結した骨の全体像
  2. 物事の形を成す基本部分骨組み

発音(?)

こ↗っかく

類義語

翻訳


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