筒
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 15:21 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動筒(つつ)とは、細長い棒状の物体で、中心がくり抜かれているもの。類義語にパイプ、チューブ、管などがあるが、それぞれ指す対象が僅かに異なり、筒といった場合には通常、比較的剛性が高く、自由な変形はしないものをさす。
特徴
中空であり、その中を流体を通して運搬できる事から、各種の配管、樋などに共通して見られる形状である。
力学的特性として、おなじ質量であれば中身の詰まった棒よりも、曲げや圧縮に強くなるため、各種の構造部材として用いられる。飛行のために軽いほうが有利となる鳥の骨格なども筒状の骨で構成されている。
火器の「筒」
銃や大砲等の火器の銃砲身(バレル)をさして、筒という。また転じて銃や大砲そのものを筒と称する事もある(例:大砲の異名である大筒など)。
食器・茶器の筒
「筒状」の例文・使い方・用例・文例
- 筒状花冠
- 円筒状の軸を持っている
- 長い筒状の口先と骨ばった板で覆われたスリムな体をもった魚
- 筒状の管の中の場所
- 非常に多くの草食性無毒の節足動物類の総称で、円筒状の体に、20から100またはそれ以上の体節があり、ほとんどは2対の肢がある
- 複雑なガラス状の格子造りで筒状の骨格がある深層水海綿
- 短い強力な腕と大型の菱形の末尾鰭を持つ非常に活発な円筒状のイカ
- 衣装(特に帽子)の軽いものを入れておく軽い筒状の箱
- 液体を入れる筒状の容器
- 筒状の装置の先の広がった口
- 筒状の柄の細いブラシで瓶を洗浄するのに用いられる
- 上面が開いたおおよそ筒状の容器
- 筒状の器具の球状部(通例端の部分)
- アーマープレートの筒状の部分で腕を保護するためのもの
- 爆薬と弾丸を含む筒状の入れ物で成る弾薬
- 旋盤の筒状の部分を入れるために用いられるコーン形のつかみ
- 縦に真っ直ぐに立った高い筒状のもの
- 鋳物用の垂直な筒状の溶銑炉
- 周りに髪を巻いてカールさせる筒状の管からなる機械装置
- 周りに巻いた一房の髪を熱する筒状の金属器具
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