けつ‐ごう〔‐ガフ〕【結合】
結合
線維軟骨結合
結合
結合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 00:04 UTC 版)
「関係代数 (関係モデル)」の記事における「結合」の解説
結合 (join) は、2つの関係から1つの関係を返す演算であり、直積演算と制限演算を組み合わせた演算に相当する。一般に、結合を直積演算と制限演算の組み合わせと考えると、この制限演算の制限条件は、A θ B の普通の属性比較が真となるという条件である(θは行おうとする結合演算に応じた比較演算子)。θ比較の比較演算子は、<、≤、=、>、≥、<> である。この一般化された結合演算の概念は、θ結合(シータ結合)とも呼ばれる。一般化された結合演算であるθ結合を具象化した演算として、この節で述べる等結合、自然結合、準結合(半結合)などがある。この他に外結合(外部結合)も考案されているが、外結合の妥当性については議論の対象となっており、後の節で説明する。
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結合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/11 06:29 UTC 版)
ホスフィンオキシドのリンと酸素の「二重結合」の性質には、長い間論争があった。5価のリンはオクテット則を満たさないが、五フッ化リンやリン酸のように、リンがいずれにしろこれを満たさないことは知られている。現在アミンオキシドを表すのに使われているように、以前は P=O 結合は配位結合として表されてきた。この結合へのリンのd軌道の関与は計算化学によって否定されている。他の理論はイオン結合による解釈 X3P+-O- を支持し、これは P=O 結合の結合長の短さを説明する。分子軌道法では、短い結合長は酸素の孤立電子対が X-P 反結合性軌道 σ* に供与されていることに起因するとした。この非経験的 (ab initio) 計算で支持されている提案は、化学界で意見の一致を得ている。
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結合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/19 07:14 UTC 版)
結合の種類は軌道混成によって説明することができる。エチレンでは、それぞれの炭素原子は3つのsp2軌道と1つのp軌道を有している。3つのsp2軌道は平面上にそれぞれ120°の角度で位置している。p軌道はこの平面に対して垂直に位置している。炭素結合がそれぞれ接近した時、2つのsp2軌道が重なり合いσ結合を形成する。同時に、2つのp軌道が(これも同一平面上で)接近しπ結合を形成する。重なりが最大となるためには、π軌道は平行状態をとらなければならないため、中央の結合を軸に分子は回転することは不可能である。この性質によりシス-トランス異性体が生まれる。二重結合は、π結合の重なり合いが最大化されるため、単結合よりも短い。 2つのsp2軌道が接近しsp2-sp2 σ結合を形成する。 2つのp軌道が重なり合い、σ平面と平行な平面上にπ結合を形成する。 二重結合のC-C結合距離 (133 pm) は、エタンのC-C結合距離 (154 pm) よりも短い。また結合も単結合 (386 kJ/mol) よりも強い (636 kJ/mol)。結合エネルギーが2倍よりも小さいのはp軌道の重なりが効果的でなくπ結合がσ結合よりも弱いためである。 ほかに取り得る描き方では、二重結合は2つの重なり合うsp3軌道により曲がった結合に起因する。
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結合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 16:53 UTC 版)
ハロゲン結合と水素結合の比較: 水素結合: D − H ⋯ A {\displaystyle \mathrm {D{-}H\cdots A} } ハロゲン結合: D − X ⋯ A {\displaystyle \mathrm {D{-}X\cdots A} } どちらの場合においても、D(ドナー、供与体)は、電子不足の化学種(HあるいはX)を提供する原子あるいは原子団、分子である。Hは水素結合に関与する水素原子であり、Xはハロゲン結合に関与するハロゲンである。A(アクセプター、受容体)は電子豊富な化学種を意味する。 ハロゲン結合と水素結合の類似関係は容易に見て取ることができる。どちらの結合でも、電子供与体(英語版)/電子受容体(英語版)の関係が存在する。この2種の結合の違いは、何の化学種が電子供与体/電子受容体として働くかである。水素結合では、水素原子が電子受容体として働き、電子豊富な部位(電子供与体)から電子密度を受け取り、非共有結合性相互作用を形成する。ハロゲン結合では、ハロゲン原子が電子受容体である。電子密度移動の結果として、ファンデルワールス半径より小さい距離まで原子間距離が近づく。 ハロゲン結合に関与するハロゲン原子は、ヨウ素 (I)、臭素 (Br)、塩素 (Cl)、そしてたまにフッ素 (F) である。この4種のハロゲンは全てハロゲン結合供与体として作用できることが理論的、実験的に証明されており、結合の強さは一般的に F < Cl < Br < I の順で、通常ヨウ素が最も強い相互作用を形成する。 ジハロゲン分子(I2、Br2他)は強いハロゲン結合を形成する傾向がある。塩素およびフッ素のハロゲン結合形成における強さと有効性は、ハロゲン結合供与体の性質に依存する。ハロゲン原子が電気陰性度の高い(電子求引性)部位と結合している場合は、強いハロゲン結合が形成されやすい。 例えば、ヨウ化パーフルオロアルカン類はハロゲン結合結晶工学のためにうまくデザインされている。さらに、フッ素原子と結合したアルキルグループが電気陰性でないのが、F2が強いハロゲン結合供与体として働くのに対して、フッ化炭素が弱いハロゲン結合供与体である理由である。さらに、ルイス塩基(ハロゲン結合受容体)は、同様に電気的に陰性であり、アニオン(陰イオン)は中性分子よりもよいハロゲン結合受容体である。 ハロゲン結合は、強力かつ特異的、指向性を有する相互作用であり、よく明確に定義された構造を生じさせる。ハロゲン結合の強さは 5-180 kJ/molの範囲である。ハロゲン結合の強度は水素結合よりも少しだけ弱いが、競合できる。ハロゲン結合は180°の角度で形成されやすいことが、オッド・ハッセルによる1954年の臭素と1,4-ジオキサンに関する研究で示されている。ハロゲン結合の強さに寄与するもう一つの因子は、ハロゲン(ルイス酸、ハロゲン結合供与体)とルイス塩基(ハロゲン結合受容体)との短い距離からくる。ハロゲン結合の引力的性質によって、供与体と受容体の距離がファンデルワールス半径の和よりも短くなる。ハロゲン結合相互作用はハロゲンとルイス塩基の距離が短くなるとより強くなる。
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結合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 23:06 UTC 版)
2つのπ電子を持つシクロプロペニウムカチオンとその誘導体は、4n+2電子に対するヒュッケルの芳香族性の規則に従う(n=0)。この予測と一致するように、C3H3コアは平面であり、C-C結合は等価である。[C3(SiMe3)3]+SbCl−6のカチオンの場合、環のC-C距離は137.4(2)から139.2(2)pmであった。
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結合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 20:28 UTC 版)
NFATの調節ドメインには多数のリン酸化部位が存在し、リン酸化と脱リン酸化によって核局在化シグナルが覆われたり露出したりすることで、NFATの機能の制御に重要な役割を果たしている。 NFATタンパク質の核内輸送は、細胞質の維持キナーゼと核内の核外輸送キナーゼによって制御されている。NFATを核内に保持するためには、PKAやGSK-3βなどの核外輸送キナーゼを不活性化しなければならない。 NFATタンパク質のDNA結合能力は弱いため、DNAに効率的に結合するためには他の核内転写因子(一般的にNFATnと称される)と協働する必要がある。このNFAT転写因子の重要な特徴は、Ras-MAPKやPKCなどの他のシグナル伝達経路とカルシウムシグナルとの統合や一致検出を可能にしている。このシグナル統合は、発生時の組織特異的な遺伝子発現にも関係している。 NFATの結合部位として最もよく知られているものにはAP-1や他のbZIPタンパク質との複合体が結合するNFAT:AP-1結合部位があり、免疫細胞での遺伝子転写に関係している。また、典型的なRelファミリータンパク質の結合部位にも結合する。 NFAT依存的なプロモーターとエンハンサーは3つから5つのNFAT結合部位を持っている傾向がある。このことは、協調的な高次のタンパク質間相互作用が効率的な転写に必要であることを示唆している。 ESTシーケンシングプロジェクトで同定されたncRNAのスクリーニングからは、NRON(英語版)と呼ばれるNFATのncRNA抑制因子が発見されている。
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結合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/01 23:48 UTC 版)
DNAと結合するαヘリックス中のアミノ酸残基は-1、3、6の位置にあり、αヘリックスが部分的に緩むことによりDNAと結合できるようになる。そのほかの位置のアミノ酸は、タンパク質が特定の塩基の位置に配置できるように支援したり、反対の鎖と4番目の結合を作ったりして結合特異性の維持に役立っている。
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結合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 06:33 UTC 版)
アクチノイド-シクロオクタテトラエニル間の結合は、理論化学的に関心がもたれている。計算化学により、大きな共有結合性を持つ結合は、主にアクチノイドの6d軌道と配位子のπ軌道が混成し、アクチノイドの5f軌道と配位子のπ軌道の相互作用が小さいためであることが示唆された。共有結合性により、アクチノイドに電子密度が供与される。 アナログのサンドイッチ化合物(M(C8H8)2)は、Mがランタノイドの場合にも存在するが、この場合、結合は共有結合性ではなく、主にイオン性である(詳細は、ランタノセンを参照)。
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結合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 13:48 UTC 版)
カンプトテシンはトポI・DNA複合体(共有結合複合体)と結合し三者複合体(三位複合体)となり、それによって安定化する。これがDNAの再結合反応を妨げ、その結果DNAの損傷がアポトーシスを引き起こす。カンプトテシンはトポIとDNAに水素結合によって結合する。構造の中で最も重要な部分はE環で、この部分は酵素の3つの部分と相互作用する。20位のヒドロキシ基が酵素の533番目のアスパラギン酸(Asp533)の側鎖と水素結合を形成する。キラル炭素の立体配置が (S) 体であることが重要である。なぜなら (R) 体は不活性であるからである。ラクトンは364番目のアルギニン(Arg364)のアミノ基と2つの水素結合を形成する。D環は非切断鎖上の+1シトシンと相互作用し、水素結合を形成してトポI・DNA共有結合複合体を安定化させる。この水素結合は、D環の17位にあるカルボニル基と+1シトシンのピリミジン環のアミノ基との間に形成されるものである。
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結合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 14:48 UTC 版)
結合の種類は軌道混成によって説明することができる。アセチレンでは、それぞれの炭素原子は2つのsp軌道と2つのp軌道を有している。2つのsp軌道は直線上に180°の角度で位置し、x軸を占めている(直交座標系)。この時、p軌道はy軸およびz軸に対して垂直に位置している。炭素結合がそれぞれ接近した時、2つのsp軌道が重なり合いsp-sp σ結合を形成する。同時に、pz軌道が接近しpz-pz π結合を形成する。同様に、py軌道もpy-py π結合を形成する。この結果、1つのσ結合と2つのπ結合が最終的に形成される。 曲がった結合理論では、三重結合はπ結合を考えることなく3つのsp3ローブの重なり合いによって形成されると説明される。
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結合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/11/20 01:47 UTC 版)
「UPDATE (SQL)」の記事における「結合」の解説
他のテーブルと結合した結果により更新を行う場合、サブクエリ(副次問い合わせ)を用いる方法と、SELECT ステートメントと類似の結合式を用いる方法がある。以下の例はどちらも、テーブル "t1" に対し、列 "a2" の値が、テーブル "t2" の列 "b1" の値が 0 であるすべてのレコードにおける列 "b2" の値のどれとも一致しない場合に限り、列 "a1" に 2 をセットする。 サブクエリ UPDATE t1 SET a1 = 2 WHERE a2 IN (SELECT b2 FROM t2 WHERE b1 = 0); 結合 UPDATE t1 SET a1 = 2 FROM t2 WHERE t1.a2 = t2.b2 AND t2.b1 = 0; 表・話・編・歴 データベース管理システム データモデル - 関係モデル - データベース設計 - 正規化 - 参照整合性 - 関係代数 - 関係論理 - データベース管理システム - 関係データベース管理システム - オブジェクト関係データベース - 分散データベース - トランザクション処理 概念 データベース - ACID - CRUD - NULL - 候補キー - 外部キー - 主キー - スーパーキー - 代理キー オブジェクト 関係 (表) - ビュー - トランザクション - ログ - トリガ - 索引 - ストアドプロシージャ - カーソル - 分割 SQL SELECT - INSERT - UPDATE - MERGE - DELETE - JOIN - CREATE - DROP - COMMIT - ROLLBACK - TRUNCATE - ALTER - WHERE - SAVEPOINT 構成要素 並行性制御 - データ辞書 - JDBC - ODBC - データベース言語 - 問い合わせ言語 - クエリ最適化 - クエリ実行計画 データベース製品: 関係データベース管理システムの比較 - データベース接続クライアント
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結合(Cohesion)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:30 UTC 版)
「ボイド (人工生命)」の記事における「結合(Cohesion)」の解説
鳥オブジェクトが他の鳥オブジェクトが集まっている群れの中心方向へ向かうように方向を変える。
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結合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/21 01:28 UTC 版)
上記のクラスターはオクテット則を満たさない原子を含む、電子不足な化合物である。つまり一般的な有機化合物に見られる2中心2電子結合を形成するのに十分な電子を持っていない。六量体には30個の電子(価電子)があるが、そのうち18個はC−H結合に使われ、のこり12個がクラスター形成に使われる。リチウム−リチウム結合に6個の電子が割り当てられ、6個のメチル基はおのおの1個ずつの電子によってη3型の結合をリチウム原子と形成する。 IR測定からC−Li結合のエネルギーは57 kcal/molと見積もられている。
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結合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/30 19:23 UTC 版)
ベンザインのアルキンとしての描写は最もよく目にするものであるが、クムレンおよびジラジカル構造が重要な共鳴寄与体である。 ortho-ベンザイン中の三重結合の幾何学的制約によって面内のp軌道の重なり合いが減少し、三重結合は弱くなる。ベンザイン中の三重結合の振動周波数はRasziszhewskiによって1846 cm−1にアサインされた。これは、ベンザイン中の三重結合が約2150 cm−1の振動周波数を持つひずみのないアルキン中の三重結合よりもかなり弱いことを示している。にもかかわらず、張りつめたアルキンはビラジカルよりもo-ベンザインの三重結合の性質をよく描写している(より大きな一重項-三重項ギャップとアルキン様の反応性)。幾何的制約は、アライン類のLUMOのエネルギーの顕著な低下ももたらすが(2-ブチンで6.41 eV、ベンザインで1.33 eV)、計算によればHOMOのエネルギーは本質的に変化しない。 アライン類のLUMO軌道のエネルギーはひずみのないアルキンのLUMOよりもかなり低く、これによって求核剤のHOMOとよりエネルギーが一致する。したがって、ベンザインは求電子的性質を有し、求核剤と反応する。ベンザインの詳細なMO解析は1968年に提示された。
※この「結合」の解説は、「ベンザイン」の解説の一部です。
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結合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/08 02:20 UTC 版)
簡易的に紐の継ぎ足しをする際の結びを結合という。また、ものを縛る際にも使われる。 テグス結び(フィッシャーマンズ・ノット fisherman's knot) 蝶結び(ボウ・ノット bow knot) 本結び(リーフ・ノット reef knot) 中間者結び(バタフライ・ループ Butterfly loop)
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結合(JOIN句)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 04:10 UTC 版)
「SELECT (SQL)」の記事における「結合(JOIN句)」の解説
複数の表から行を参照する場合に用い、JOINを利用することが多い。種類としては以下のものがある。 クロス結合 デカルト積を生成する。結合条件は指定できない。一部、対応していないDBMSもある。 等価結合 結合条件として、等価演算子(=)を用いる結合。一般的によく用いる結合方法。結合する共通列にnull値が存在しない場合に用いる。 等価結合の一般的な書式は以下の通りである。 SELECT 任意の表名.共通列 FROM 表名A [INNER] JOIN 表名B ON 表名A.共通列 = 表名B.共通列; ここで表名は記述の簡便化を図るため別名表示させることが多い。その場合、共通列には必ず表別名で記述しないとエラーになる。また、SELECT句において共通列は必ずどの表のものかを記述しないといけない(これを表修飾という)。その他の共通でない列は、必ずしも表修飾させなくても良いがパフォーマンスが低下するため、表修飾を習慣づけるのが望ましいとされている。 ※二つ以上の共通列があり、片方のみを使用したい場合Oracle、MySQLなどに限りUSING句を用いると、結合に用いる共通列を限定することができる。例文は表A、Bに二つ共通列があるが、そのうちAだけを使用する場合の記述。 SELECT 共通列A,任意の表名.共通列B,その他の列名 FROM 表名A [INNER] JOIN 表名B USING(共通列A); この場合、共通列Aに対し、表修飾を行うとエラーになる。また、共通列Bにはどちらの表を使用するか表修飾を行わないと、同様にエラーになる。 非等価結合 結合条件として、等価演算子を用いない場合の結合。例としては>,<,<>(不一致),BETWEENなどがある。 SELECT 任意の表名.共通列 FROM 表名A [INNER] JOIN 表名B ON 表名A.共通列 <> 表名B.共通列; 例文では、共通列から同じ値を持たない行が返されるため、データの漏れなどを確認するときなどに重宝する。 自然結合 異なる二つ以上の表に用いると、同じ名前の共通列がある場合はそれに基づき結合を行う結合(ない場合でも自動でデカルト積を生成し、その場合はクロス結合と同じになる)。JOIN句ではNATURAL JOINと記述し、共通列を表別名で修飾する必要はない。逆に共通列を表名や表別名で修飾するとエラーになる。 自然結合は、ある表において、行の一部が外部キーとなっていた場合、その主キーが参照する値を表示したい場合などに用いると、SQLの記述が簡易になる。たとえば、企業(企業コード、企業名、業種コード)、業種(業種コード、業種名)という二つの表があり、企業表の業種コードは外部キーになっている。ここから企業名と業種名を抽出したい場合に自然結合を用いると SELECT 企業名,業種名 FROM 企業 NATURAL JOIN 業種; このように、SQL文は非常に簡潔となる。しかし、等価結合と比較して無駄な動作が発生するために、パフォーマンスを考慮すると等価結合が望ましい場合が多い。 自己結合 同じ表にそれぞれ別名を用いて結合することで、広義の等価結合に属する。使用例としては、一つの表から相関的な値が使用されている時などに用いる。たとえば、表名A(棋士番号、棋士名、師匠番号)という表があり、師匠番号には棋士番号に対し外部キーが与えられている。ここで、各棋士と師匠の関係を一覧表示したい場合、棋士番号と師匠番号を関連づけて自己結合を行うと列の抽出を行える。 SELECT K.棋士名, S.棋士名 AS 師匠名 FROM 表名A K [INNER] JOIN 表名A S ON 表名K.師匠番号 = 表名S.棋士番号; ※ここでは、表名Aから Kという棋士一覧表と、Sという師匠一覧表を作りだし、表Kにおける師匠番号と表Sにおける棋士番号を結びつけ、最終的に表Kの棋士名と、表Sの棋士名を師匠名と別名表記して一覧表示している。なお、データベース構築においては、新たに師匠表を作り、その主キーと棋士表の師匠番号を外部キーとして結びつける方法もある(もし、師匠番号に棋士番号と異なる値が入力された場合は新たに表を作った方が無難である)。 外部結合 一方、あるいは双方の値にNULL値を含む場合に使用される。左側外部結合、右側外部結合、完全外部結合の3種類がある。書式は以下の通りである。 方向には(LEFT,RIGHT,あるいはFULLのいずれかを入れる。なお、DBMSによってはFULLに対応していないものもある) SELECT 任意の表名.共通列 FROM 表名A (方向) [OUTER] JOIN 表名B ON 表名A.共通列 = 表名B.共通列; ここでは、全ての行を抽出したい側にその方向を記述(たとえば、左の表が完全《null値が存在しない》ならば、LEFT、その逆ならばRIGHT、双方にnull値が存在する場合は、FULL)する。
※この「結合(JOIN句)」の解説は、「SELECT (SQL)」の解説の一部です。
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結合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/21 06:26 UTC 版)
相対的に電気陰性度が高い原子と共有結合を形成している水素原子は、水素結合供与体 (donor、ドナー) である。この場合の陰性原子はフッ素、酸素、窒素などである。フッ素、酸素、窒素などの陰性原子は、水素原子と共有結合しているかいないかにかかわらず、水素結合受容体 (acceptor、アクセプター) となる。水素結合供与体の一つの例は、酸素原子と共有結合した水素原子を有するエタノールである。共有結合した水素原子を持たない水素結合受容体の一つの例は、ジエチルエーテルの酸素原子である。 炭素原子に結合した水素原子も、クロロホルム (CHCl3) のように、炭素原子が陰性原子と結合している場合は、水素結合に関与することができる。陰性原子によって、水素原子核の周りの電子雲が分散・引き付けられ、水素原子は部分正電荷を帯びる。水素原子は他の原子や分子と比較して小さいため、生じた電荷や、部分電荷だけでも大きな電荷密度を示す。この強い正電荷密度が、水素結合受容体となるヘテロ原子中の非共有電子対と引き付け、水素結合が形成される。 水素結合はしばしば、静電的な双極子-双極子相互作用として説明される。しかしながら、水素結合は指向性を持ち強力であり、ファン・デル・ワールス半径より短い原子間距離を示し、原子価の一種と解釈される限られた数の相互作用しか大抵形成しないなど、共有結合的な性質も持っている。これらの共有結合様の性質は受容体がより電気陰性なドナー中の水素原子と結合する時により顕著である。 水素結合の部分的な共有結合性は以下のような疑問を提起する: どちらの分子あるいは原子に水素原子核は属しているのだろうか? どちらが供与体でどちらが受容体なのだろうか? 通常は、これらは、単純に X—H...Y 系の原子間距離に基づいて決定される。X—Hの距離は、通常 〜110 pmであるが、H...Yの距離は 〜160から200 pmである。水素結合を示す液体は会合液体 (associated liquids) と呼ばれる。 水素結合の強さは、とても弱いもの (1-2 kJ mol−1) から、HF2−のように非常に強いもの (>155 kJ mol−1) まで、様々である。気相における典型的なエンタルピーは、 F—H...:F (155 kJ/mol あるいは 40 kcal/mol) O—H...:N (29 kJ/mol あるいは 6.9 kcal/mol) O—H...:O (21 kJ/mol あるいは 5.0 kcal/mol) N—H...:N (13 kJ/mol あるいは 3.1 kcal/mol) N—H...:O (8 kJ/mol あるいは 1.9 kcal/mol) HO—H...:OH3+ (18 kJ/mol あるいは 4.3 kcal/mol) である。 水素結合の長さは、結合の強さ、温度、圧力に依存している。結合の強さ自身は、温度、圧力、結合角度、局所的な誘電率などの環境に依存している。典型的な水における水素結合の長さは197 pmである。理想的な結合角度は水素結合供与体の性質に依存している。以下のフッ化水素酸供与体と様々な受容体との水素結合角度は実験的に決定されたものである。 受容体···供与体 原子価殻電子対反発則 (VSEPR) 角度 (°) HCN···HF 直線形 180 H2CO ··· HF 平面三角形 110 H2O ··· HF 四角錐形 46 H2S ··· HF 四角錐形 89 SO2 ··· HF 三角錐形 145
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結合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/11 06:40 UTC 版)
一酸化ケイ素は、ヘリウムで冷却することでアルゴンマトリックスにトラップされる。アルゴンマトリックス中で計測したSi-O結合の長さは148.9pmである。この結合長は、直線分子の二酸化ケイ素の結合長と近く、一酸化炭素のような三重結合性は見られない。 一酸化ケイ素の二量体、三量体、四量体は全て、(Si-O)nの環状構造を持ち、Si-Si結合を持つ。 一酸化ケイ素をフッ素分子、塩素分子とともに濃縮し、光を照射すると、平面状分子OSiF2(Si-O 148 pm)、OSiCl2(Si-O 149 pm)と直線状分子OSiS (Si-O 149 pm , Si-S 190 pm)が生成する。 一酸化ケイ素を酸素原子とともに濃縮し、マイクロ波放電すると、直線状の構造を持つ二酸化ケイ素が生成する。 ナトリウム、アルミニウム、パラジウム、銀、金等を共沈殿させると、AlSiOやPdSiO等の直線状、AgSiOやAuSiO等の非直線状、NaSiO等の環状の三原子分子が生成する。
※この「結合」の解説は、「一酸化ケイ素」の解説の一部です。
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結合
出典:『Wiktionary』 (2021/11/29 23:54 UTC 版)
この単語の漢字 | |
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結 | 合 |
けつ 第四学年 | ごう 第二学年 |
音読み |
発音
名詞
類義語
対義語
翻訳
- アイルランド語: comhcheangal (ga) 男性
- アストゥリアス語: combinación (ast)
- イタリア語: combinazione (it)
- 英語: combination (en)
- エストニア語: sobitama (et), kombineerima (et)
- オランダ語: combinatie (nl) 女性, verbinding (nl)
- カタルーニャ語: combinació (ca) 女性
- ガリシア語: combinación (gl) 女性
- ギリシア語: συνδυασμός (el) 男性
- スウェーデン語: kombination (sv) 通性 (状態), kombinering (sv) 通性 (行為)
- スペイン語: combinación (es) 女性
- タガログ語: kalakipan (tl)
- ドイツ語: Kombination (de) 女性
- トルコ語: birleştirme (tr)
- ノルウェー語:
- フィンランド語: yhdistäminen (fi), yhdistely (fi)
- フランス語: combinaison (fr) 女性
- ブルガリア語: съединение (bg) 中性, обединение (bg) 中性
- ポルトガル語: combinação (pt) 女性
- ラテン語: combinatio (la) 女性
- ルーマニア語: combinare (ro) 女性
- ロシア語: соедине́ние (ru) 中性, объедине́ние (ru) 中性
動詞
活用
翻訳
- アラビア語: اِتَّحَدَ (ar)
- アルーマニア語: unescu (rup), mpriunedz (rup)
- アルメニア語: միավորել (hy), միանալ (hy), միացնել (hy)
- イタリア語: unire (it), combinare (it)
- イディッシュ語: פֿאַרבינדן (yi), פֿאַראייניקן (yi)
- イド語: unionar (io)
- ヴォラピュク: balön (vo)
- 英語: unite (en), combine (en)
- エスペラント: kombini (eo), unuigi (eo)
- オランダ語: verenigen (nl), combineren (nl)
- カタルーニャ語: unir (ca)
- ギリシア語: ενώνω (el), συνδυάζω (el)
- クルド語: یهک گرتن (ku) (yek girtin), یهک خستن (ku) (yek xistin)
- ケチュア語: ch'antay (qu)
- スウェーデン語: förena (sv)
- スペイン語: unir (es), juntar (es), combinar (es)
- セルビア・クロアチア語: ујединити (sh)
- チェコ語: sjednotit (cs), spojit (cs), kombinovat (cs)
- 朝鮮語: 결합하다 (ko) (kyeolhap-hada)
- テルグ語: కలుపు (te)
- デンマーク語: kombinere (da)
- ドイツ語: kombinieren (de), verbinden (de)
- トルコ語: birleştirmek (tr)
- フィンランド語: yhtyä (fi), yhdistyä (fi), liittyä yhteen (fi); yhdistää (fi), liittää (fi) yhteen, sekoittaa (fi)
- フランス語: unir (fr), combiner (fr)
- フリウリ語: unî (fur)
- ブルガリア語: обединявам (bg), комбинирам (bg)
- ベトナム語: đoàn kết (vi)(團結)
- ヘブライ語: ערבב (he) (irbév) (things); שילב (he) (shilév) (activities)
- ポーランド語: jednoczyć (pl)
- ポルトガル語: unir (pt), combinar (pt)
- マケドニア語: обединува (mk) (obedinuva) (未完了相), обедини (mk) (obedini) (完了相), соединува (mk) (soedinuva) (未完了相), соедини (mk) (soedini) (完了相)
- ラテン語: nectere (la)
- ラトヴィア語: vienot (lv), apvienot (lv), savienot (lv)
- ラトガリア語: vīnumeiguot (ltg), saškiert (ltg), salaist (ltg)
- ルーマニア語: uni (ro), îmbina (ro), combina (ro)
- ロシア語: объединя́ть (ru) (未完了相), объедини́ть (ru) (完了相)
- ンガズィジャ・コモロ語: utsanganya (zdj)
「結合」の例文・使い方・用例・文例
- 結合する
- ペンキを塗っていない硬材の厚い積層細片をひとつに結合することによって作られる厚い木の平板のまな板
- ハドロンは、強い力で結合されたクォークからなる複合粒子です。
- 高エネルギー化学結合物
- 制御コードはポートをすぐに再結合できるように修正されている。
- 磁気再結合は太陽フレア活動の間に起こる。
- ホールデン・コールフィールドは自伝とフィクションを結合した作品の登場人物の一例だ。
- すべての人は相互に結合しているという考え
- 分子レベルではポリマー鎖は弱い非共有結合で結ばれている。
- 放射性再結合
- 現在、我が社はA社との企業結合計画を進めています。
- 企業結合会計とは、合併や株式交換などの企業結合に関係する会計のことをいう。
- 作詞家と作曲家によって作られた歌謡曲は、結合著作物です。
- それは再結合する
- 私は二つの文章を結合しました。
- 霊長類の毛づくろいは集団の結合を強める。
- 僕は、黄色い粉末を白い粉末と混ぜて茶色の粉末にしたり、結晶を粉末と混ぜてほこりにしたり、液体を固体と結合させて、泥を作ったりなどあれこれやってみたのだ。
- 水素と酸素が結合して水になる。
- もっとも重要なことは、脳にはこれらの解剖学的組織を結合する全体的な再入経路が必要である。
- これらの諸州は結合して1つの国になった。
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