指しとは?

さし【差(し)/指(し)】

【一】[名]

(「尺」とも書く)ものさし。「—を当てる

二人で向かい合ってすること。さしむかい。「—で飲む」「—で話す」

二人で荷物を担ぐこと。さしにない

差し合い1」に同じ。

五郎兵衛さん、お百さんは—で居なさりやせん」〈洒・辰巳之園

(ふつう「サシと書く)謡曲で、拍子合わせず、少し節をつけてうたう部分さしごえ

(ふつう「サシと書く)舞楽・能などの舞の型で、手をさし出すように前方平にあげること。

【二】[接頭]動詞に付いて、語調整えたり意味を強めたりする。「—出す」「—戻す」「—替える

【三】接尾助数詞

舞の曲数を数えるのに用いる。「一—舞う」

相撲などの番数数えるのに用いる。

勝負これによるべきにあらず。ひと—つかうまつるべし」〈著聞集・一〇〉


ざし【差し/指し】

語素動詞「さ(差)す」の連用形から》名詞の下に付いて、その物の姿・状態・ようすをいう。「面(おも)—」「まな—」


さし【差・指・尺・刺・挿・緡】

1 〔名〕 (動詞「さす(差)」の連用形名詞化

① (差・尺) 長短をはかる道具ものさし

雑俳川柳万句合明和二(1765)義七「もも引や笑てさしをあてて見る」

② さし通すもの。

(イ) 俵の中の穀物抜き取って調べるため、俵にさし込む道具竹筒をななめにそぎ、また金属でその形に作ったもの。米ざし。

俳諧信徳十百韻(1675)「古法眼したふなかれの末の秋 さしのさきより現米何俵」

(ロ) (緡) 穴あき銭刺し通してまとめておく細い紐。円形方孔の銭貨保存、または運搬などのために使われるもので、わら、または麻縄製のもので一〇〇文を一本にさすのが通例である。ぜにざし。転じて、百文異称

緡&bc一;&wc2;&wcロ;〈山王霊験記〉の画像

勝山記享祿二年(1529)「大原にては三升十文さしに売買申候」

小学読本(1873)〈榊原芳野〉一「金銀貨幣の目に准じ百銭を以て一円とす、これを貫くを緡といふ」

(ハ) (緡) 一〇〇本の紙捩(こより)、または細縄束ねて根もとをくくったもの。お百度参り川垢離(かわごり)の際などのときに唱える名号(みょうごう)の数取り用いた。百度ざし。

雑俳川柳万句合明和元(1764)義五「鬼母神壱人うんではさしをなげ」

歌舞伎韓人漢文手管始唐人殺し)(1789)一「向ふより伝七、着流し本差し、浪人の心にて、百度参りのさしを持出る」

二人ですること。

(イ) 二人で向かいあいになること。遊興情事語り合いなどを二人だけで行なうこと。さしむかい。〔評判記色道大鏡(1678)〕

葉花星宿(1972)〈松本清張〉五「真実叱責あったら、人を遠ざけ一対一(サシ)で云えばよい」

(ロ) 二人で荷などをかつぐこと。さしにない

雑俳川柳万句合安永五(1776)二「つりがねをさしでかつぐとがふり」

(ハ) カルタ賭博花札二人ですることをいう。〔模範新語通語大辞典1919)〕

④ (「さしあい差合)」の略) 支障があり具合悪いことさしさわり

雑俳雲鼓万句合元文二(1737)「さしの有る其夜はちゃんと裏から来」

(5) 能、舞楽用いる語。

(イ) 拍子合わせない謡で、詞に少し節をつけてうたう部分文意は、叙事叙景抒情通例とする。さし声、さしごとなどの別がある。

五音(1434頃)下「吉野山 元雅曲 指 いにしへのかしこき人のあそびけん」

(ロ) 舞楽能楽などの舞の型の一つ。手をさし出すように前へ平にあげる。

(6) 密告者

歌舞伎夢物語盧生容画(1886)六幕「手前が指人(サシ)だといふことは、委しく聞いて置いたのだ」

(7) 下級女官。おさし。

(8) 相撲のさし手。

(9) 「さしみ(刺身)」の略。

(10) の名。種子が物につく、ヌスビトハギの類。〔日葡辞書(1603‐04)〕

(11) 詐欺賭博をいう、盗人仲間などの隠語

風俗画報‐二六〇号(1902)人事門「詐偽賭博 一名サシ呼び浅草千束町辺に親分ありて」

2 〔接頭〕 (動詞「さす(差)」の連用形から転じたもの) 動詞の上に付いて、その意味を強め、あるいは語調整える。「さす」の原義残し用いるものもある。「さし出す」「さし置く」「さし据う」「さし曇る」など。

3接尾〕 舞の曲数を数えるのに用いる。

謡曲自然居士(1423頃)「ひとさし舞うておん見せあれと申され候」

4語素

① 物を差し入れること。また、その器具。「状差」「針差」など。

液体注ぎ入れること。また、その物。「水さし」「油さし」など。

③ 「さす」行為職業として行なう人。さす人。「沓(靴)さし」「畳さし」「鳥さし」「将棋さし」など。


ざし【差・指】

語素〕 (動詞「さす(差)」の連用形から) 名詞に付いて、その物の姿、状態、様子をいう。「面(おも)ざし」「まなざし」など。

(10C終)四〇「ざしなどは、いと手ふれにくげに荒くましけれど」


指し

読み方:さし

サ行五段活用動詞「指す」の連用形、あるいは連用形名詞化したもの

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